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きれぎれの風彩(ふうさい)

庭木や植物、自然やエコを中心に…関心のあること、気になったことを綴っています。

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トネアザミ,アメリカイヌホウズキ,その他

これまで数回にわたって9月23日の北本自然観察公園散歩から紹介していますが、今回はトネアザミなどその他の目にとまった植物をとりあげます。〈散歩日:9月23日〉

1-3. トネアザミ:キク科アザミ属の多年草。2メートルほどにもなる大型のアザミです。筒状花のみの花ですが、花の中央からツンツン伸びています。これが蕊で、まずストロー状の雄しべが伸び、(虫が触れたりすると)その先に花粉が押し出されます。雄しべが花粉を出し終わると、ストロー状の雄しべの中から雌しべが伸びてきます。これにより自家受粉を避けているようです。それにしても、蕊が長いです。
「1」「2」「3」「4」「5」
「北本自然観察公園(1)」

4-5. アメリカイヌホウズキ:ナス科ナス属の一年草で、北アメリカ原産の外来種。果実の光沢や萼の形からアメリカイヌホウズキとしています。果実の付き方が面白くカワイイ感じでもあります。未見のイヌホウズキと比べてみたいものです。


6. シラヤマギク:疎らな花弁のイメージですが、今回はそれなりに・・・と思いました。
7. ヘラオモダカ:葉が下の方で目立たず、分枝する細い枝々の先に花がつきます。
8. ヤマジノホトトギス:当地で咲くホトトギスはこの種のみです。
9-10. クサギ:園内には他にもありますが、このクサギは枝が横に大きく伸びています。日当たりはそれほど良くないせいか、他よりも少し花が遅れます。
「6」「7」「8」「9」「10」
「北本自然観察公園(2)」


11. ツユクサ、ワタラセツリフネソウ、ヒメジソ:この時期の野草花畑(?)
きれぎれの風彩「北本自然観察公園」181017-11

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| 樹木・草花アレコレ | 23:38 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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イボクサ、ヒメジソ、アオミズ

北本自然観察公園の北側の木道沿いは湿地や草地になっており、日記でとりあげている北本の野草の多くは、この木道から見ているものです。この日は、木道に降りて最初に迎えてくれた花がイボクサでした。〈散歩日:9月23日〉

イボクサ(疣草):ツユクサ科イボクサ属の一年草で、水田や畦、用水路、湿地に生育します。花以外は同じ科のツユクサに似たイメージで、ツユクサより小型です。
葉は互生し、狭披針形で長さ5センチ前後。基部は葉鞘となって茎を巻きます。
花は葉腋にふつう1個つく。花の径は約1センチ花弁の長さは6~7ミリほど。
きれぎれの風彩「北本自然観察公園」181008-1

きれぎれの風彩「北本自然観察公園」181008-2


珍しくアップの画が良かったので、さらにトリミングで拡大しました。グラデーションがキレイな花です。雄しべは6個ありますが、花糸が細く短い淡紫色の3個は仮雄しべ(本来の生殖機能をもたない雄しべ)です。花糸の下部には白長毛が生えます。
きれぎれの風彩「北本自然観察公園」181008-3



ヒメジソ(姫紫蘇):シソ科イヌコウジュ属の一年草で、畦や湿地、湿った草地などに生育します。ここの木道沿いでは、例年よりもヒメジソが多いように感じました(群生ということではなく、あちらこちらで見ました)。草丈は30~60センチと様々ですが、それぞれ花を咲かせています。
きれぎれの風彩「北本自然観察公園」181008-4

きれぎれの風彩「北本自然観察公園」181008-5


花はシソ科に共通する唇形花で、長さ5ミリ前後、上唇は3裂し下唇は鈍鋸歯状に切れ込みます。下唇にオレンジ色の斑点がありますが、これは他の花でも見たことがあります。昆虫を呼び寄せるための蜜標なのでしょう。
きれぎれの風彩「北本自然観察公園」181008-6



アオミズ(青水):イラクサ科ミズ属の一年草で、林縁や林内の湿った場所に生育します。2年前にワタラセツリフネソウを見ていた時に、たまたま近くにあったので、その流れで目にとまりましたが、それがなければスルーしていたと思います。
よく見ると、クッキリした葉脈のあるツヤツヤした葉は特徴的です。
きれぎれの風彩「北本自然観察公園」181008-7

きれぎれの風彩「北本自然観察公園」181008-8


その葉の葉腋には、小さな粒々がまとまっていますが、これが集散花序で粒々に見える雄花と雌花が混在します。粒々をサイズで例えると・・・とびこ(とびっこ)でしょうか。
きれぎれの風彩「北本自然観察公園」181008-9

| 樹木・草花アレコレ | 18:11 | comments:17 | trackbacks:0 | TOP↑

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チョウジタデ、キツネノマゴ

9月は2回北本自然観察公園に行きました。間は2週間ですが、変わるものもあれば変わらないものもありました。〈散歩日:9月9日、23日〉

チョウジタデ(丁子蓼):アカバナ科チョウジタデ属の一年草
名前に「タデ」とつきますがアカバナ科で、和名は、花後の実がスパイスに使われるグローブ(チョウジ)の実に似て、葉の形などがタデに似ることが由来とされています。

葉腋に柄のない径7ミリ前後の黄色い花をつけます。花弁・萼片は4~5個。萼片は先が尖る三角状です。雄しべも花弁と同数で柱頭は球形。
きれぎれの風彩「北本自然観察公園」180930-1

きれぎれの風彩「北本自然観察公園」180930-2

茎は4稜あり(断面が4角)、赤みを帯びることが多いようです。
萼の下の果実は棒状の蒴果です。独特の姿です。
きれぎれの風彩「北本自然観察公園」180930-3

秋に紅葉しますが、9月23日に行った時には、一部紅くなりはじめていました。
きれぎれの風彩「北本自然観察公園」180930-4


キツネノマゴ(狐の孫):キツネノマゴ科キツネノマゴ属の一年草
この公園内では、所々で群生していました。
花は茎の先端から穂状花序を出します。長さ約8ミリの花を咲かせますが、同時に咲く花は少なく1~2個。淡い赤紫の唇花型です。
きれぎれの風彩「北本自然観察公園」180930-5

他の方のブログで、一つの花序に花が4個咲いているのを拝見していたので、しばらく探してみましたが、惜しい(落ち掛け含む4個)のがあっただけで、3個もなかった。
きれぎれの風彩「北本自然観察公園」180930-6

群落は、それぞれの花序が葉の上に出てニョキニョキしています。2週間経っても大きな変化はありません(そういう期間なのでしょう)。
きれぎれの風彩「北本自然観察公園」180930-7

変わった和名の由来はハッキリ分からないようです。ただ、「キツネ」が名前につく植物は多々あります(この日記では本種と「キツネノカミソリ」「ケキツネノボタン」)ので、何故キツネ?とは思いませんが、マゴの理由を知りたいものです。
(沖縄には本種の変種で「キツネノヒマゴ」というのがあるようです。)

| 樹木・草花アレコレ | 22:43 | comments:9 | trackbacks:0 | TOP↑

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ミゾソバ、アキノウナギツカミ

前回に続いて、北本自然観察公園の湿地・草地で咲き始めた草本です。今回はタデ科の2種でミゾソバとアキノウナギツカミです。〈散歩日:9月23日〉

ミゾソバ(溝蕎麦):タデ科イヌタデ属(またはタデ属)の一年草
数年前に比べると数が減ってきました。カナムグラとヨシに浸食されているように思います。茎頂に多くの小さな花を半球形の房状につけます。あと閉鎖花もあり。

花弁に見えるのは萼で、花被片は5枚。花被片は基部から先に向かって白色~紅紫色のグラデーションをなし、径5ミリほどの小さな花ですがキレイなものです。
きれぎれの風彩「北本自然観察公園」180928-1

きれぎれの風彩「北本自然観察公園」180928-2


葉の形は鉾形です(先は尖り、基部は耳状にはり出ます)。葉が牛の顔に似ていることから、ウシノヒタイ(牛の額)の別名もあるようです。
きれぎれの風彩「北本自然観察公園」180928-3

きれぎれの風彩「北本自然観察公園」180928-4



アキノウナギツカミ(秋の鰻掴み):タデ科イヌタデ属の一年草
この公園では少ないです。同じ仲間のミゾソバやママコノシリヌグイと似た感じの花をつけます。(今回、ママコ・・・は見ていませんが、当所には自生しています)

葉は披針形で、基部は二つに裂けて、茎を抱くような(挟むような)形です。ママコノシリヌグイは三角形で、ミゾソバは上記の通りなので、葉は異なります。
きれぎれの風彩「北本自然観察公園」180928-5


この時は、まだ蕾でしたが、グラデーションの感じがでています。ミゾソバのような半透明感はありません。また草丈はミゾソバよりも高さがあり、特に花がつく茎の部分(葉が少ない部分)がシュッと長いです。(4年前はそれほど・・・
きれぎれの風彩「北本自然観察公園」180928-6

きれぎれの風彩「北本自然観察公園」180928-7


この辺りでは、アキノウナギツカミとワラセツリフネソウが混じり、画の下の方にはイヌタデやヒメジソも見えます。
きれぎれの風彩「北本自然観察公園」180928-8



| 樹木・草花アレコレ | 23:01 | comments:10 | trackbacks:0 | TOP↑

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ワタラセツリフネソウ、キツリフネ

北本自然観察公園の湿地・草地に、この時季恒例のたくさんの花が咲き始め、少し前までは寂しかった木道沿いが賑やかになってきました。〈散歩日:9月23日〉

独特の形をしたツリフネソウ属の花は、上側に反り返っている花弁が1枚、下側には大花弁と小花弁の2枚づつが合着したものが左右に2枚あり、一見3枚に見えますが5枚からなります。
花柄と花の形が帆掛け舟を吊り下げたように見えるとか、花器の「釣舟」に似ていることが和名の由来とされています。

ワタラセツリフネソウ(渡良瀬釣船草):ツリフネソウ科ツリフネソウ属の一年草
2005年9月にツリフネソウとは異なる種として発表されました。栃木、群馬、埼玉・千葉・茨城などでも確認されています。
北本自然観察公園では、この時季になると湿地のあちらこちらで見かけます。
きれぎれの風彩「北本自然観察公園」180926-1

きれぎれの風彩「北本自然観察公園」180926-2

ワタラセツネフリソウやツリフネソウの花は、葉の上に展開し、花の後ろに伸びる距がクルリと巻きます。また、葉は細かい鋸歯があり、先端が尖ります。
きれぎれの風彩「北本自然観察公園」180926-3


キツリフネ(黄釣船):ツリフネソウ科ツリフネソウ属の一年草
この公園では、幾つかの場所で見られますが、年々少しずつ広がっているように思います。(中には減少している所もありますけど)
きれぎれの風彩「北本自然観察公園」180926-5

キツリフネの花は、葉の下に展開し、花の後ろに伸びる距は巻かずに垂れます。また、葉には円い(鈍い)鋸歯があり、葉の先は尖りません。
同じツリフネソウの仲間でも違うものです。
きれぎれの風彩「北本自然観察公園」180926-6

8月19日に ハンゲショウのように葉の一部が白くなっていた辺りは、そういう葉がほとんどなくなって緑になっていました。ただ、何故か花は少ないです。
きれぎれの風彩「北本自然観察公園」180926-7



小川の近くで、ワタラセツネフリソウとキツリフネのコラボが見られました。当園内では2種は別々の所で自生しており、混在は珍しいことです。
きれぎれの風彩「北本自然観察公園」180926-4

| 樹木・草花アレコレ | 23:48 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑

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