きれぎれの風彩(ふうさい)

庭木や植物、自然やエコを中心に…関心のあること、気になったことを綴っています。

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イモカタバミ ~ピンクの5弁花、根は芋状

「見沼自然公園」の見沼代用水に近い草むらの中で、一株のかわいらしいピンクの花を見つけました。帰ってから調べてみると「ムラサキカタバミ」のようです。
再度訪れた時にもう一度見に行くと、同じピンクの花が、あちらこちらに増えていました。これからますます増えるのでしょう。〈散歩日:4月29日、5月12日〉

さて、ここで取り上げようと調べていましたら、ムラサキカタバミではないことが分かりました。似ていますが、これは「イモカタバミ」ですね。

イモカタバミ(芋片喰)は、カタバミ科カタバミ属の植物で、原産地の南米から江戸時代の末期に観賞用としてやってきた帰化植物です。別名をフシネハナカタバミ(節根花片喰)といいます。

ムラサキカタバミに比べると、花の色・花弁の中央部の色が共に濃く、葯の色は白ではなく黄色です。また、イモカタバミの根は芋状の塊茎があります(和名の由来です)。

1.花弁の基部が花先より濃く、葯の黄色で“イモ”と確認できました。
  (花弁が少し痛んでいますね。肉眼では気がつきませんでした。)
きれぎれの風彩 「イモカタバミ」1-1


2.樹の下で木洩れ日をあびながら咲いていました。
3.花茎から3つの花柄がでて花をつけています。最初はこうなのかな?
4.蕾が控えています。この後も次々と花をつけるのでしょう。(ここまで5月12日)
5.この日(4月29日)は、薄曇りだったせいか花が咲ききっていないです
「2」「3」「4」「5」
「イモカタバミ ~ピンクの5弁花、根は芋状」


6.クローバーに似た葉は三出複葉で、小葉は所謂ハート形です。
きれぎれの風彩 「イモカタバミ」1-6


ところで、イモカタバミはムラサキカタバミよりも「ベニカタバミ」に似ているそうです。同じように葯の色が黄色で、花の中央部が濃いです。
違いは、葉が、イモカタバミは花に対し大きく光沢が無いのに対し、ベニカタバミの葉は小さく光沢があるそうです。

元来は観賞用に栽培されたものですが、今では広く見られるとのこと(野生化?)。
でも独特の色合いはキレイですね。あるサイトに「イモカタバミは広がりすぎないので管理が楽。日当たりのよい岩組周りや舗装の隙間に入れてもよい。日当たりの良い場所ではたくさんの花が咲いて美しい。」とありました。

| 草本(草花・野草) | 23:58 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

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キュウリグサ ~とても小さく可憐な淡青花

さいたま市「見沼自然公園」の奥の方で、薄曇の中、草地の一角がそこだけ淡い青を放っているように見えました。近づくと、とても小さな花でした。それから2週間後に再度見に行きました。晴天でしたがなかなか見つかりません。よく見ると足元にあり、(一角ではなく)広い範囲に拡大していました。〈散歩日:4月29日、5月12日〉

キュウリグサ(胡瓜草)は、ムラサキ科キュウリグサ属の所謂雑草です。葉をもむとキュウリのような匂いがすることが名前の由来のようです。(匂いは未確認です。)

1.淡い青がキレイです。中心は薄い黄色です。花の大きさは2ミリほどでしょうか。
きれぎれの風彩 「キュウリグサ」1-1


2~4.群生していました。葉は途中までで上の方は花序の部分です。
5~6.清楚で可憐な花だと思います。花序の先端が巻いていますが、開花が進むにつれてほどけていくことから「サソリ型花序」と呼ばれるそうです。
「2」「3」「4」「5」「6」
「キュウリグサ ~とても小さく可憐な淡青花(1)」


7.2週間後です。キュウリグサの群生が拡大していました。茎も伸びています。
8~9.この日は晴天だったせいか青味が見えにくい状況でした。
10.(男性としては細めの)人差指くんと比べてみました。小ささが分かります。
「7」「8」「9」「10」
「キュウリグサ ~とても小さく可憐な淡青花(2)」

検索したサイトによると、この後さらに背が伸び30センチ前後になることもあるそうです。葉ももう少し大きくなります。

小さな小さな小さな花なので、カメラを近づけて撮るのですが、少しの風でも揺れてしまいますし、ピントはなかなか合いませんし・・・私のコンデジでは、これが精一杯ですね。(5月12日は風が強かったので、大変でした。)

それにしても、何故見た目ではなく、葉を揉まないと分からないような名前になったのでしょうか。もう少し・・・と思います。

| 草本(草花・野草) | 23:58 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑

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カルミア ~5角形の花、蕾はアポロチョコ

会社の近くの銀行へ通帳繰越に行き、その帰り銀行(のビル)のツツジの植え込みに目をむけると、1本の花木がツツジの上に飛び出ていました。変わった形の蕾に驚き、翌日デジカメを持参し昼休みに見にいきました。<散歩日:5月10日>

ツツジ科カルミア属は、北米から中米にかけて約7種あり、その中で一般的なラティフォリア種のことを園芸では「カルミア」と呼んでいます。常緑低木です。

1.広めの歩道ですので、道路側を歩いていたら気がつかなかったかもしれません。ツツジの植え込みなのですが、何か違う花木がある!?と足を止めました。
きれぎれの風彩 「カルミア」1


2~5.驚いたのは蕾の形です。「何これ!?アポロチョコレート?」と。もしくは金平糖でしょうか。蕾は最初は淡桃色で徐々に白くなるようです。植物の名前を調べるのは難しい時もありますが、カルミアはWebで「春 蕾 アポロチョコ」と検索したらヒットしました。笑いました。
6.開いたばかりの花です。花姿は小鉢?ん~変わっています。
「2」「3」「4」「5」「6」
「カルミア ~蕾はアポロチョコ」


7.浅いお椀のような花が咲きはじめていました。別名「アメリカシャクナゲ」といいますが、花がまとまっていること以外、シャクナゲとはまったく似ていません。
きれぎれの風彩 「カルミア」7


8.花は正面から見ると5角形に開きます。シベは・・・見たとおり、変わっています。
9~11.蕾が全て咲いたら、かなりのボリュームになりそうですね。
12.葉は厚みのある披針形で長さは10センチほど。茎に螺旋状につきます。
「8」「9」「10」「11」「12」
「カルミア ~5角形の花」


カルミアの花の大きさは2センチほどでした。花色は他に赤やピンク、紫色の花を咲かせる園芸品種や、中には模様が入るものもあるそうです。

カルミアは、明治の終わりに、当時の東京市長がワシントン市にサクラを寄贈したお礼として、大正4年にハナミズキなどとともに贈られてきたのが最初のようです。
(「ヤサシイエンゲイ」及びその他のサイトを参照しました。)

なお、今回は蕾と花姿に驚き、写真を選ぶのも難しく、どうせならと、いつもよりたくさん載せました。同じような画で恐縮です。


後ろを通る通行人の目を気にしないことにして、しばらくの間カルミアの前にいたのですが、ふと気付くと左斜め後ろに女性が立っていることに気付きました。私はもう充分かな(昼休みも終わるし)と右に移動したら、「よろしいですか?」と声をかけられ「どうぞどうぞ」と。
きれぎれの風彩 「カルミア」13

少し離れた所から振り返りその方を見ながら思ったのですが、その姿を“スーツを着てコンデジを持ったオッちゃん”に置き換えると・・・苦笑いです。

| 常緑低木 | 23:56 | comments:10 | trackbacks:1 | TOP↑

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カタクリ ~六日町の群生地2012

新潟県の(南魚沼市)六日町にはカタクリの群生地が5か所あります。その一つ「坂戸山かたくり群生地」に、GW帰省先から帰る時に立ち寄りました。<散歩日:5月5日>

戦国時代、山全体が山城であった坂戸山(坂戸城)は、一度も落城したことがない越後の要塞であり、上杉景勝、直江兼続の居城でもありました。

山頂に本丸(実城)を設け、麓には御館(平時の居館)や家臣屋敷がありました。その後、上杉家から掘家に代わってからは、御館を「館城」形式に改め本拠にしました。

カタクリ(片栗)は、ユリ科カタクリ属の多年草、スプリング・エフェメラルです。「堅香子(かたかご)」は万葉集にも詠まれた古名です。

1.カタクリは満開でした。前日まで雨だったので葉には水滴が残っていました。
きれぎれの風彩 「カタクリ」2-1


2~3.御館前の群生地です。館城の石垣が残っています。
  ここには、坂戸城跡の石碑や上杉景勝と重臣直江兼続の生誕の碑もあります。
4.御館の下、現在のトイレの上段にあたります。
5.家臣団屋敷付近の大群生地(の一部)です。
6.坂を上っていくと、このような光景がそこかしこで見ることができます。
「2」「3」「4」「5」「6」
「カタクリ ~六日町の群生地2012」

7.日中に日が当たると花被片が開き反り返り、日差しがない日は終日閉じたままに。
きれぎれの風彩 「カタクリ」2-7


8.カタクリは、他の野草とも仲良し。ここではキクザキイチゲやエンゴサク・・・。
きれぎれの風彩 「カタクリ」2-8


9.新潟では雪融けから咲きはじめる代表的な春の花・・・と雪国生まれは思います。
きれぎれの風彩 「カタクリ」2-9


「坂戸山かたくり群生地」は麓から山頂までカタクリがあります。今回は時間に余裕がなかったので麓の方しか見ることができませんでした。(ただ、時間に余裕があっても山頂までは行かないと思います。)

〔オマケ〕御館からもう少し登って見上げた風景です。中腹からはキツイです。
きれぎれの風彩 「カタクリ」2-10

ちなみに、昨年は中腹辺りまで昇りました。昨年のカタクリ及び中腹からの様子は2011.05.07をご参照ください。

| 草本(草花・野草) | 21:46 | comments:11 | trackbacks:1 | TOP↑

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フゲンゾウ ~遅咲きの大輪八重花

ソメイヨシノの花が終わって久しい4月29日、「花と緑の振興センター」に満開(?)のサクラがありました。名前を見ると『フゲンゾウ』でした。

フゲンゾウ(普賢象)はバラ科サクラ属の落葉高木で、サトザクラ群の園芸品種のようです。
説明板には、「花は八重、淡紅色で満開になると白色。室町時代から知られており、めしべの先端が曲がった様子を普賢菩薩の乗っているゾウの鼻にたとえた。」とありました。古くからある品種のようです。

1.センターには大きな数株(3本?)のフゲンゾウが並んでいました。
きれぎれの風彩 「フゲンゾウ」1-1


2.枝が高い位置にあるので見上げますし、花は日影になるので…暗くなりますね。
きれぎれの風彩 「フゲンゾウ」1-2


3.明るく見えるところをズームで撮りました。花は多く下向きです。
きれぎれの風彩 「フゲンゾウ」1-3


4.花は大輪で4~5センチはありました。(でも、近くにはキレイな花がなくて…)
  右下の花にかろうじて2本の葉化雌蕊(雌しべが葉状に変化したもの)が…。
きれぎれの風彩 「フゲンゾウ」1-4


5.花柄が長いですね。花が下を向くわけです。
きれぎれの風彩 「フゲンゾウ」1-5


葉化雌蕊のことを事前に知っていれば、確認するためにもう少し分かる花を探すこともできましたが・・・来年再チャレンジです。

フゲンゾウの葉は、開花と同時に紫褐色の若葉が伸び、徐々に緑色になります。葉の大きさは10センチ以上になるそうです。花も葉も大きいサクラです。

ソメイヨシノが葉桜になると“今年のサクラは終わり”という感じになってしまうせいか、このように4月下旬に開花するサクラには、センターに来られたほとんどの方は注目していないようです。(私のように見上げている方は、他に二人でした。)

歴史のある品種なのに一般的でないのは、開花時期の遅さと花と葉が同時に出ること、日本人の好きなソメイヨシノの花姿に似ていないことなどによるのかなと思いました。(少し可哀そうですね。)

| 落葉高木 | 23:55 | comments:6 | trackbacks:1 | TOP↑

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