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きれぎれの風彩(ふうさい)

庭木や植物、自然やエコを中心に…関心のあること、気になったことを綴っています。

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トウカエデ ~黄葉、翼果(丸山公園)

丸山公園(上尾市)にはトウカエデもありました。高木で遊歩道から少し離れており他の高木の陰になるので、見る環境としては今一つだと思いました・・・。
それはさておき、果実が多数つき、紅葉はこれから?と思い、その後が気になりましたので、本日(3週間後)も訪れました。〈散歩日:11月25日、12月15日〉

トウカエデ(唐楓)は、ムクロジ科カエデ属の落葉高木で、名前のとおり中国を原産とするカエデですが、別名の「サンカクカエデ」は、浅く3つに裂けた葉の形状によるようです。(別名はWebで知りました。どこでそう呼ばれているのかは?)
花期は4月~5月。葉は秋に紅葉もしくは黄葉します。果実は10月頃熟します。

●11月25日
葉までの距離が離れていますので、以下、ズームを多用しています。
1-2. 木漏れ日がさす辺りの様子です。葉は黄色くなっていました。この後に紅くなるのかと思いましたが、下段の通りで、この樹は黄葉タイプのようです。
3. 長く伸びた枝先には果実が多数ついていました。この辺りの葉はまだ緑が多い。
きれぎれの風彩 「トウカエデ」2-1

きれぎれの風彩 「トウカエデ」2-2

きれぎれの風彩 「トウカエデ」2-3


●12月15日
長く伸びた枝先の葉は全て落ち、果実はかろうじて少しついている感じでいた。
4. そこで、枝の真下の草むらから落ち翼果を探しました。左右の翼はあまり開かずU字~V字形です。翼にも脈(?)があります。
5. 短い枝には、まだ葉がついていました。変わらず黄葉です。
6. 樹皮は灰褐色で、縦に剥がれます。
きれぎれの風彩 「トウカエデ」2-4

きれぎれの風彩 「トウカエデ」2-5

きれぎれの風彩 「トウカエデ」2-6


幅広い環境に適応し、病害虫に強く、樹形も整えやすいということもあって、街路樹にも多用されているそうです。(当地では見ないです)

国土交通省 国総研資料 第780 号「国土技術政策総合研究所資料」によると、全国の街路樹(高木)の上位は、イチョウ、サクラ類、ケヤキが長年ベスト3を占めており、H24年では4位がハナミズキ、5位にトウカエデです。
(以降、クスノキ、ナナカマド、日本産カエデ属、モミジバフウ、プラタナス)
ちなみに、中部ではトウカエデが2位で、1位のイチョウと拮抗しています。
http://www.nilim.go.jp/lab/bcg/siryou/tnn/tnn0780pdf/ks0780.pdf

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| 落葉高木 | 23:30 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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イロハモミジ ~紅葉(丸山公園)

埼玉の平地としては少し早いと思いましたが、上尾市の丸山公園に紅葉の様子を見に行きました。〈散歩日:11月25日〉

イロハモミジ(いろは紅葉。別名:イロハカエデ)は、ムクロジ科カエデ属の落葉高木で、低い山地に生育し、庭園や公園でもよく植えられています。日本では最もよく見られるカエデ属の種で、紅葉(こうよう)の代表種でしょう。

丸山公園では主に、木製遊具がある斜面や丘の上のあずまや周辺、修景池の周辺の3か所でまとまったイロハモミジが見られます。木製遊具がある斜面は北側斜面で他の高木の陰にもなるせいか、この時はまだ紅くなっていなかったです。

■あずまや周辺
1. 逆光になり見にくいですが、あずまやの北東側斜面が紅葉です。
2. 斜面の下、遊歩道(階段)の下から見上げます。
3. あずまや南側の様子です。
4. 見上げると・・・、水面で反射した日差しで葉裏が揺らめいていました。
5. こちらも葉裏です。カエデの葉は薄いので、よく陽を通します。
「1」「2」「3」「4」「5」
「イロハモミジの紅葉(丸山公園)-1」


■修景池周辺
6-7. 池のほとりにあるイロハモミジは、その背後に高木があり紅葉はもう少し。
8. 池の南側、橋の上から枝を見下ろします(葉表です)。
9. 斜上する枝々。(らしくない枝ぶりですが、撮影向きでたまたまかもしれません)
10. このイロハモミジは、木製遊具斜面の西側でポツンと紅葉でした。
「6」「7」「8」「9」「10」
「イロハモミジの紅葉(丸山公園)-2」


この公園は、山の紅葉スポットとは比較になりませんが、土地の高低差や水辺を活かした紅葉が見られ、気軽に紅葉を楽しめる場所だと思います。

(イロハモミジとして紹介していますが、中には異なる種があるかもしれません)

| 落葉高木 | 23:50 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑

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コアカミゴケ ~秋の帰省で再び

先月の帰省時に、薄日がさしたので名残の紅葉を見ようと少しだけ散歩しました。その際、道の駅の近くにある吊り橋の上で、GW帰省時散歩で初めて見た「コアカミゴケ」を再び見ることができました。〈散歩日:11月17日〉

コアカミゴケは、ハナゴケ科ハナゴケ属で地衣類の一種です。地衣体の上にできる小さな皿状の器官は、子器とよばれる生殖器官で、中に菌類の胞子がつくられます。
日本では低地から山地にかけて広く分布し、地上・朽木・針葉樹の樹幹上に生育するというので、よく見ることのできる地衣類なのでしょう。

1-2. その吊り橋の様子です。二人が並んで歩ける幅はあります。
   木製の歩道面及び左右の木製の部材に生育しています。
きれぎれの風彩 「コアカミゴケ」2-1

きれぎれの風彩 「コアカミゴケ」2-2


3-4. アップにするのは、ちょっと辛い姿勢になりディスプレイも見られず・・・適当に。赤い部分が子器(しき)で、小さい割には目にとまりやすいです。
きれぎれの風彩 「コアカミゴケ」2-3

きれぎれの風彩 「コアカミゴケ」2-4


5. 左右の部材の外側にもついていますが、環境的に向かないのか厳しそう。
きれぎれの風彩 「コアカミゴケ」2-5

調べていると、和名の漢字表記は「小赤実苔」という記載もありました。先端の子器を
「小さい赤い実」が付いているように見えることによるようです。
小さい生き物(地衣類、蘚苔類)も面白いので、時には注意して見ようと思います。


〔オマケ〕吊り橋と名残の紅葉
きれぎれの風彩 「コアカミゴケ」2-6


| 未分類 | 12:16 | comments:8 | trackbacks:0 | TOP↑

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ツルウメモドキ ~果実裂開・橙赤色の種子

毎年正月に帰省すると、実家の玄関にはツルウメモドキが飾ってありますが、今まで果実が育っている状態を見たことがありませんでした。ところが、例年なら帰省することない9月と11月に帰省することになり、その際にツルウメモドキの果実の経過を見ることができました。〈散歩日:9月16日、11月17日〉

ツルウメモドキ(蔓梅擬)は、ニシキギ科ツルウメモドキ属の落葉つる性木本で、北海道から沖縄までの全域に分布します。雌雄異株で、花期は5~6月。

・葉は互生し、長さ5~10センチの楕円形で先が尖る。浅い鋸歯あり
・葉腋に短い集散花序を出し、黄緑色の花を数個つける。花弁は5枚、径6~8ミリ
果実はさく果で、径7~8ミリの球形。秋に黄色に熟し、果皮が3つに裂けると橙赤色の仮種皮に包まれた種子が現れる

■9月16日
1. 淡い緑色の果実が多数できていました。
きれぎれの風彩 「ツルウメモドキ」1-1

2. 果実にはうっすらと3つに裂ける筋が出ています。先端に花柱が残ります。
きれぎれの風彩 「ツルウメモドキ」1-2

3. 全体の姿を記録しようと思ったのですが、縦に長く上手くいきません。
 でも、ツル性ですのであまり意味のないことだったと後で思いました。
きれぎれの風彩 「ツルウメモドキ」1-3


■11月17日
4. 葉が落ちた後に、満開の花のように見えるほど、多数の果実が開いています。
きれぎれの風彩 「ツルウメモドキ」1-4

5. 果皮の黄色と種子の橙赤色のコントラストが特徴です。
きれぎれの風彩 「ツルウメモドキ」1-5

6. 果皮が3つに裂けて、橙赤色の仮種皮が現われてくる様子です。
きれぎれの風彩 「ツルウメモドキ」1-6


2ヶ月でまったく異なる様相になっていたことと、やはり多数の果実には驚かされますし、落葉後にこのような彩りはとても目立ちます。

「橙赤色の仮種皮はニシキギ科の特徴」との記載がありましたので、この日記でもとりあげたことのあるニシキギ科の「ニシキギ」「コマユミ」「マユミ」の果実を改めて見てみました。確かに似たような感じです。
ただ、配色についてはツルウメモドキの果実が一番だと思います。

| 他の木元 | 23:36 | comments:12 | trackbacks:0 | TOP↑

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ズミ ~小さく赤い果実

赤城山の小沼の湖畔や覚満淵の遊歩道脇で、小さく紅い果実が実っている樹がありました。初めて見る果実で調べても分かりませんでした。そこで、前回の日記でご教示を願ったところ、リンゴの仲間で「ズミ」と教えて頂きました。ありがとうございます。
ズミを基に再度調べたところ、群馬県のWebに「赤城山のズミの木は、覚満淵周辺と小沼周辺にたくさんあります」という記載がありました。〈散歩日:11月10日〉

ズミ(酸実、桷)は、バラ科リンゴ属の落葉小高木で、北海道~九州に分布し山地では日当たりの良い湿地を好みます。別名:コリンゴ、コナシ、ミツバカイドウ
・樹高は2~10メートル。花期は5~6月
・花は径3センチほどで白色(初めは紅色をおびる)。短枝に散状につく(束生する)
果実は球形で、径6~9ミリ。秋に赤く(または黄色に)熟す

小沼(この)の湖畔でダケカンバを撮ろうとしていた時に、ふと傍らの別の樹が目に入って・・・二度見しました。
1-2. 葉の落ちた枝に、数多くの赤い果実がついていて驚きました。
3-4. よく見ると短い枝の先から、長い柄をつけた果実が数個つき、一見(食用ではない)サクランボのようなつき方で、でも果実自体は小さなリンゴのような感じです。
5. 樹皮は灰褐色で、割れ目が入り小片になって剥がれるようです。
「1」「2」「3」「4」「5」
「ズミ ~小さく赤い果実」


小沼の後、覚満淵(かくまんぶち)に移動しました。
6. ここでも遊歩道沿いにズミが見られました。印象的な姿です。
きれぎれの風彩 「ズミ」1-6

7. こちらのズミは、主幹が伸びて高さがありました。枝ぶりは・・・絡まる感じ。
きれぎれの風彩 「ズミ」1-7


ズミはリンゴの原種に近く、リンゴの台木として利用されていたようです。
和名の由来は、「染み(そみ)」で樹皮が黄色い染料として用いられたこと、あるいは果実が酸っぱいことなどの説があります。

◆別ブログの赤城山日帰り見学を記録です。
 ・赤城山:(大洞)赤城神社、大沼
 ・赤城山:鳥居峠,小沼,覚満淵,白川
 ・赤城山:ぐんまフラワーパーク

| 落葉高木 | 16:26 | comments:12 | trackbacks:0 | TOP↑

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