きれぎれの風彩(ふうさい)

庭木や植物、自然やエコを中心に…関心のあること、気になったことを綴っています。

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コマユミ ~裂開した果実・種子

同日、城山公園ではニシキギの赤い種子を見て、その後の北本自然観察公園では兄弟種(?)のコマユミの赤い種子を見ることができました。〈散歩日:11月3日〉

コマユミ(小真弓)は、ニシキギ科ニシキギ属の落葉低木で北海道~九州の山野で広く見られます。同属のニシキギは、枝にコルク質の翼がありますが、翼のないものをコマユミといいます。(何故「小錦木」と呼ばないのか?分かりません)
コマユミを初めて知ったのは4年前で、小さく目立たない花を見ました。

前回のアオハダと同じで、場所が日陰地で暗いのが少し残念でした。
低木なので、↓このような下向きで葉表を見ることができますが、日当たりが足りないせいか(?)果実の数は少ないです。
きれぎれの風彩 「コマユミ」2-1


果実は蒴果で、1~4個の楕円形の分果が熟すと、果皮が割れて中から赤橙色の仮種皮に覆われた小さい種子が現れます。
きれぎれの風彩 「コマユミ」2-2


果皮は種子の上で丸まっています。(傘の付いた可愛い電球のよう?です)
きれぎれの風彩 「コマユミ」2-3


枝には翼がありません。コマユミの若い枝は緑色を帯びます。
きれぎれの風彩 「コマユミ」2-4


この日記で検索すると、4年前にコマユミの果実を載せていました。同公園の別の場所で、今回のコマユミよりも果実の数が多く環境によりかなり違うようです。
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| 落葉低木 | 23:03 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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アオハダ ~束生する赤い果実

北本自然観察公園では、子供向けに「秋の自然観察オリエンテーリング」を催しており、遊歩道沿いにはチェックポイントとなる植物の説明板がたてられていました。その一つが初めて見るアオハダの果実でした。〈散歩日:11月3日〉

アオハダ(青膚、青肌)は、モチノキ科モチノキ属の落葉高木で北海道から九州の明るい山地に自生します。樹高は10メートル以上になり、雌雄異株。
・葉は卵形~広卵形で、浅い鋸歯あり。長枝に互生し、短枝の先には束生する
・花期は5~6月。短枝の先に小さな緑白色の花を咲かす
・果実はほぼ球形で、秋に赤く熟す

場所は北側に開けた林縁で日陰になり植物観察には(撮影にも)向かない所です。
説明板に「ちょっと上を見てごらん♪」とあり、見上げてみると・・・。
枝に沿って、赤い果実が数個集まってついていました。
きれぎれの風彩 「アオハダ」2-1


短枝に葉が束生してつきますが、そこからさらに花が束生し、実になります。
きれぎれの風彩 「アオハダ」2-2


果実は核果で、直径約7ミリの球形。中には核(種子)が4~5個入るようです。
きれぎれの風彩 「アオハダ」2-3


葉は薄く、近くで見ると葉脈が目立ちます。この後キレイな黄葉になる・・・はずです
きれぎれの風彩 「アオハダ」2-4


アオハダを初めて見たのは、国営武蔵丘陵森林公園で3年前の12月でした。かなり高さ(10m超)のある株立ちで、見上げるとキレイな黄葉が覆っていました。
思い出し、また見に行きたくなりました.
 

| 落葉高木 | 18:22 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑

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メナモミ ~花から種子へ

11月3日は、城山公園の後に北本自然観察公園にも行ってきました。約1カ月振りですが、秋の花は終わり光景が変わってきました。メナモミも花から枯れ色の状態になり、初めて種子を見ました。〈散歩日:10月1日,11月3日〉

メナモミ(雌なもみ)は、キク科メナモミ属の一年草で、北海道~九州の林縁、荒地、空き地などに生育します。2年前、同所で初めて花を見ました

・黄色の頭花は周囲に3裂した舌状花がつき、中央に5裂した筒状花が多数つく。
・総苞片は5個で、花床には鱗片がある。総苞片と外側の鱗片には腺毛が密生し、強い粘り気がある。これで動物などに付着して運ばれ種子を散布する

◎10月1日の時は、大きく*育った茎の上部に、多数の花が咲いていました。
(*ここのメナモミは草丈約150センチほどありました)
きれぎれの風彩 「メナモミ」2-1


特徴のある(ヒトデのような)総苞片と同じ腺毛のある鱗片です。見た目はともかく、独特で面白い形状です。左の頭花では舌状花も見られます。
きれぎれの風彩 「メナモミ」2-2


◎11月3日では様相が一変し、ほとんど枯れ色になっていました。
きれぎれの風彩 「メナモミ」2-3

果実は熟し、種子が見えているのもありました。
きれぎれの風彩 「メナモミ」2-4

総苞片が残っているのは、貧弱な感じに(こんなヒトデもありそうです)。
きれぎれの風彩 「メナモミ」2-5

種子を取り出して杭の上に。長さ3ミリほどです。
きれぎれの風彩 「メナモミ」2-6


動物散布のメナモミですが、ここのメナモミは高さがあるので散布できてないのではないかと思います。

| 草本(草花・野草) | 23:49 | comments:11 | trackbacks:0 | TOP↑

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城山公園(桶川)散歩から

前回までのカツラ、ユズリハ、ニシキギ以外の城山公園で見かけた植物をまとめて取り上げます。〈散歩日:10月28日,11月3日〉

◆10月28日
・タイワンホトトギスのようです。久し振りですし、この公園では初めて見ました
・ジュウガツザクラが小雨の中、一生懸命咲いているように見えました。翌週は天気でいたが花数は少なくなっていました
・トチノキの紅葉は外側から進むようです。サイズが大きいので模様のようでした
・ツツジが一輪。狂い咲きでしょうか
「1」「2」「3」「4」「5」
「城山公園(桶川)散歩から(1)」

◆11月3日
・広場のケヤキがキレイな紅葉になっていました。何故かここのケヤキだけですけど
・小春日和のこの日は、菊の仲間が一斉に咲いていました。前の週には見られなかったモンシロチョウや他の虫も、花にたくさん集まっていました
・タンポポも狂い咲き?(でも、年間を通じてたまに見ることがあります)
「6」「7」「8」「9」「10」
「城山公園(桶川)散歩から(2)」


他には、ラクウショウの実がいつもより多く付いていたことや、クマシデの葉が虫に喰われて少なくなっていたこと、幼いラクウショウにミノムシを2つ見つけたこと、カワセミがいたけどピントが背景に合っていて残念だったことなどなど。

| 樹木・草花アレコレ | 22:47 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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ニシキギ ~紅葉と種子

同じ種類の樹でも、花数が多かったり少なかったりしますし、同じ樹でも毎年同じように花が咲くとは限らないようです。城山公園で見たニシキギは赤橙色の種子が多数ついていました。タイミングが良かったです。〈散歩日:10月28日,11月3日〉

ニシキギ(錦木)は、ニシキギ科ニシキギ属の落葉低木で、世界三大紅葉樹に数えられるそうです。枝の翼が特徴的なので、判りやすい樹です。

10月28日、ぽつりぽつりと雨が降る中、進行方向の先の方に赤色が見えました。他が緑色(の葉)なので目にとまります。それが、ニシキギの紅葉と種子でした。
きれぎれの風彩 「ニシキギ」4-01

きれぎれの風彩 「ニシキギ」4-02

ニシキギの果実は蒴果で、複数の楕円形の果実が熟すと、果皮が割れて中から赤橙色の仮種皮に覆われた小さい種子が現れます。

翌週11月3日、再訪するとさらに落葉し見やすくなった多数の赤橙色の種子が、青空をバックに映えていました。
きれぎれの風彩 「ニシキギ」4-03

きれぎれの風彩 「ニシキギ」4-04

当地にはニシキギがいくつかまとまっていましたが、真っ赤に紅葉しているのもあれば、まだ緑の葉もありました。種子が多数ついている枝は落葉も早いです。

※参考:以前(2011年の夏)取り上げた若い果実です。この果実からの大変身です。
きれぎれの風彩 「ニシキギ」4-03


ちなみに、4番目の画の左上にいるカメムシは、調べてみると「キバラヘリカメムシ」でした。腹部側面に黄白色と黒色の縞模様があるカメムシで、ニシキギやマユミなどの実に集まります。

| 落葉低木 | 17:49 | comments:8 | trackbacks:0 | TOP↑

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