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きれぎれの風彩(ふうさい)

庭木や植物、自然やエコを中心に…関心のあること、気になったことを綴っています。

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丸山公園の端っことお寺で 10月19日

荒川で台風19号の爪痕を確認したあと、ついでに丸山公園(上尾市)の西側の端っこと、そこからほど近いお寺の境内を少しだけ散歩しました。〈散歩日:10月19日〉

アレチヌスビトハギ(荒地盗人萩):マメ科ヌスビトハギ属の多年草
北米産の帰化植物。特徴のある果実は4~6個の小節果で、節のくびれは浅い(ヌスビトハギは2個でくびれ深い)。その果実がすっかり熟して枯れ色になっていました。
きれぎれの風彩 「丸山公園、その他 1019」191022-01


ユウゲショウ(夕化粧):アカバナ科マツヨイグサ属の多年草
花期としてはもう終わりだと思いますが、緑の草地にほんのりとアカバナです。
雄しべは8本あり、白い葯の部分は割と大きいです。茎は赤みを帯びています。葉は互生し、縁は波打ち浅い鋸歯があります。
きれぎれの風彩 「丸山公園、その他 1019」191022-02


◆咲き遅れ遅れのヒマワリ
台風に負けずに咲いていました。
きれぎれの風彩 「丸山公園、その他 1019」191022-03


◆不明の小さく水色の花
どこかで見たことがあると思うのですが、調べても分かりません。
きれぎれの風彩 「丸山公園、その他 1019」191022-04


公園に隣接した民地だと思いますが、目にとまる花がありました。
カタバミの仲間・オキザリス:カタバミ科カタバミ属の一年草(多年草もある)
畑の近くなので、園芸種かもしれません。赤紫色の花が目立っていました。
ヤマトシジミが吸蜜中でした。カタバミは幼虫の食草です。
きれぎれの風彩 「丸山公園、その他 1019」191022-05

ちょっとした群生です。青白い花弁(?)に見えるのもチョウのよう。調べてみると、ヤマトシジミの雄の翅表でした。
きれぎれの風彩 「丸山公園、その他 1019」191022-06


キダチチョウセンアサガオ(木立朝鮮朝顔)・エンジェルストランペット
調べると「ナス科の低木」とのこと(木本?なのでしょうか)。
高さは2メートルほどありそうでした。大きなラッパ状の花がぶら下がりながら咲いていました。いかにも熱帯植物という感じですが、寒さには比較的強いようです。
きれぎれの風彩 「丸山公園、その他 1019」191022-07

花色はピンクや白色もある。花冠の長さ約15センチ、径7~8センチで、花弁の先端が5つに分かれ反り返る特徴のある花です。全草有毒なので要注意です。
きれぎれの風彩 「丸山公園、その他 1019」191022-08



その後、お寺で目にとまった植物です。
白いシュウメイギク。菊と付きますがキク科ではなくキンポウゲ科です。
きれぎれの風彩 「丸山公園、その他 1019」191022-09

こちらの八重の方は、お疲れ気味でした。
きれぎれの風彩 「丸山公園、その他 1019」191022-10

オオモミジの葉が、紅くなる準備をはじめたようです。
きれぎれの風彩 「丸山公園、その他 1019」191022-11

こちらのカエデは日陰のためか、まだまだ緑です。
きれぎれの風彩 「丸山公園、その他 1019」191022-12

ツバキには蕾。
きれぎれの風彩 「丸山公園、その他 1019」191022-13

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| 樹木・草花アレコレ | 20:41 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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北本自然観察公園 9月22日その他

しばらく間が空いてしまいましたが、前回までと同日の続きです。前回は、湿地の花をとりあげましたが、今回はそれ以外の気になった植物です。〈散歩日:9月22日〉

クサギ(臭木):シソ科クサギ属の落葉小高木
赤紫色の萼片と濃い藍色で丸く光沢のある果実の取り合わせがよく目立っていました。野鳥を誘う2色の色合いを持つことを「2色効果」というそうですが、残念ながら野鳥が食べている姿をまだ見たことがないです。
きれぎれの風彩 「北本自然観察公園 0922」191014-01


トキホコリ(時繁):イラクサ科ウワバミソウ属の一年草
左右非対称のゆがんだ形の葉や、葉腋につく雄花と雌花が混じる球状の花序に特徴があります。3年前に同所で初めて確認しました。年々生息範囲を(少しずつ)拡げているような気がします。絶滅危惧II(2)類なので嬉しいことです。
きれぎれの風彩 「北本自然観察公園 0922」191014-02


ヤマジノホトトギス(山路の杜鵑草):ユリ科ホトトギス属の多年草
ここでは林縁の日陰地で毎年見られます(なので、いつも画がイマイチです)。
水平に開く白地の6花被片に、花ごとに異なる紅紫色の斑紋、花の中心から花柱が直立する様子など特徴があり面白いです。
きれぎれの風彩 「北本自然観察公園 0922」191014-03


ヒナタイノコズチ(日向猪子槌、牛膝):ヒユ科イノコズチ属の多年草
草地で群生しているのを見つけたのですが、名前を思い出せないまま一応記録しました。検索では上手くいかなかったのですが、この日記の草本のメニューを見ていて分かりました。花をキチンと撮っておけば良かったです。
きれぎれの風彩 「北本自然観察公園 0922」191014-04


ヌスビトハギ(盗人萩):マメ科ヌスビトハギ属の多年草
埼玉県自然学習センターの植え込みで、ヌスビトハギが多数の花をつけていました。花序に疎らに小さな花を咲かせますが、集まれば目立ちます。
淡紅色の蝶形花は長さ3~4ミリ。健気で可愛い感じがします。
きれぎれの風彩 「北本自然観察公園 0922」191014-05

きれぎれの風彩 「北本自然観察公園 0922」191014-06


タコノアシ(蛸の足):タコノアシ科タコノアシ属の多年草
果実が色づいてきました。晩秋になると茎や葉など全草が紅葉します。
きれぎれの風彩 「北本自然観察公園 0922」191014-07



※本日、北本自然観察公園のWebサイトを見たところ、一昨日(10月12日)の台風19号の影響で園路の半分近くが「冠水や倒木により通行止め」になっているようです。また「浸水箇所について、荒川の水位が高い間は排水ができないため、しばらく利用できない状況が続く見込みです」とのこと。
今度の日曜日は晴れそうなので行ってみようと思います。

| 樹木・草花アレコレ | 12:58 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑

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北本自然観察公園の湿地の花 9月22日

ワタラセツリフネソウ(渡良瀬釣船草):ツリフネソウ科ツリフネソウ属の一年草
2005年に新種として発表されました。基準産地は名前の由来にもなっている渡良瀬遊水地(栃木県)で、栃木県の他、群馬、埼玉、茨城、千葉県で確認されています。北本自然観察公園でも湿地のあちらこちらで見かけます。
きれぎれの風彩 「北本自然観察公園 0922」191006-01

ツリフネソウの小花弁は先が長く伸びますが、ワタラセツリフネソウの小花弁の先は、あまり伸びず先端は萎縮しているそうです。またワタラセツリフネソウは花の内部の模様が4型あることも、ツリフネソウには無い特徴のようです。
きれぎれの風彩 「北本自然観察公園 0922」191006-02

毎年とりあげていますが、花が開く前でも距がクリンとしている姿が愛らしいです。
きれぎれの風彩 「北本自然観察公園 0922」191006-03


キツリフネ(黄釣船):ツリフネソウ科ツリフネソウ属の一年草
北海道~九州まで分布し、やや湿った薄暗い場所に自生するそうです。当公園では3か所(?)で見られますが、やはり林内や林縁の日陰地です。
きれぎれの風彩 「北本自然観察公園 0922」191006-04

キツリフネの花は、葉の下で咲き、距の先が巻かずに垂れる特徴があります。
長い花柄がついている所にある2つの小さな萼片が可愛いと思っています。
きれぎれの風彩 「北本自然観察公園 0922」191006-05


ミゾソバ(溝蕎麦):タデ科イヌタデ属(またはタデ属)の一年草
以前は木道沿いの湿地で広く群生していましたが、年々減少しています。
きれぎれの風彩 「北本自然観察公園 0922」191006-06

花は花弁が無く萼ですが、白色~紅紫色のグラデーションをなし、多数が集まって半球状になる様はキレイなものだと思います。
きれぎれの風彩 「北本自然観察公園 0922」191006-07


イボクサ(疣草):ツユクサ科イボクサ属の一年草
水田では害草になるほど繁殖するそうですが、当公園ではそれほど見られません、
きれぎれの風彩 「北本自然観察公園 0922」191006-08

ツユクサと同じで、花弁は3枚ですが、同じ大きさでグラデーションがキレイです。
きれぎれの風彩 「北本自然観察公園 0922」191006-09


ヒメジソ(姫紫蘇):シソ科イヌコウジュ属の一年草
ヒメジソも畦や湿地、湿った道端などに生育します。葉の縁が粗い鋸歯で4~6対あり、似ているイヌコウジュは浅い鋸歯が10個前後と異なります。
きれぎれの風彩 「北本自然観察公園 0922」191006-10

花はシソ科に共通する唇形花で、長さ4~5ミリで疎らに咲いていました。
きれぎれの風彩 「北本自然観察公園 0922」191006-11

| 樹木・草花アレコレ | 13:15 | comments:8 | trackbacks:0 | TOP↑

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ミズワラビ(ヒメミズワラビ) ~元気な胞子葉

北本自然観察公園の園路に「ミズワラビ」の説明板がありました。見ると、栄養葉が出ていました。それから約1ヶ月して再訪すると、胞子葉が育っていましたし、別の場所でも見ることができました。初見は3年前です。〈散歩日:8月25日、9月22日〉

ミズワラビ(水蕨)は、ホウライシダ科ミズワラビ属の一年草で、シダとしては珍しく水中~湿地に生育する水草・湿性植物です。除草剤の使用や圃場整備によって減少し、各地で絶滅危惧種に指定されています(埼玉県では準絶滅危惧種です)

過去、ミズワラビ属は1種とされていましたが、現在ではミズワラビヒメミズワラビに分けられるようです。ただ、私には違いが分かりませんし、公園でもミズワラビとしていますので、それに倣うことにしました。

草丈は環境により異なり、大きなものでは50センチほどになります。
葉には栄養葉(裸葉)と胞子葉(実葉)の2型があります。

8月25日:ヨシが刈られた一画に、ミズワラビの栄養葉が展開していました。ヨシがそのままなら存在は分かりませんし、陽も当たらず生育にも影響していたでしょう。
きれぎれの風彩 「ミズワラビ」2-01


「栄養葉」は、数回の羽状複葉で、葉全体が黄緑色で柔らかく、主軸は多肉質で一般的なシダの葉とは印象が異なります。水中ではさらに葉が薄くなります。

9月22日:同じ場所です。胞子葉が育ち立ち上がって伸びています。
きれぎれの風彩 「ミズワラビ」2-02

「胞子葉」は、栄養葉よりも長く伸び、羽状複葉ですが、小葉は深裂し、裂片は細長く厚みのある線形(細い棒状)になります。

同日、他の場所のミズワラビの様子です。
きれぎれの風彩 「ミズワラビ」2-03

胞子葉だけでなく立ち上がっている栄養葉もありました。茎は太いです。
きれぎれの風彩 「ミズワラビ」2-04

展開中の胞子葉の葉先は、小さく裂けて独特な形です。
きれぎれの風彩 「ミズワラビ」2-05


秋になると胞子葉の外縁は裏側に反転し、その内側に葉脈に沿って並列して胞子嚢をつけるそうです。(それは、もう少し先のこと)
この日の胞子葉は、まだまだ大きくなりそうな勢いを感じました。

| 草本(草花・野草) | 22:44 | comments:8 | trackbacks:0 | TOP↑

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北本自然観察公園:アサザ、ミクリ、コウホネ

北本自然観察公園の「高尾の池」の八つ橋からは、様々な水生植物が見られます。その内の3種類についてとりあげます。〈散歩日:8月25日、9月22日〉

アサザ:ミツガシワ科アサザ属で多年性の浮葉性植物
今年の6月と7月の様子は以前とりあげました。それから1ヶ月経った8月25日では、さらにアサザの面積が広がり、葉が混み合うところは幾重にも重なりあっています。
きれぎれの風彩「アサザ、ミクリ、コウホネ」190923-01

9月22日になると、池の中央近くまで広がっていました。
きれぎれの風彩「アサザ、ミクリ、コウホネ」190923-02

重なった葉は浮力があるようで、アカミミガメはその上で甲羅干しをしたいようです。↓の画では、最低6匹のアカミミガメがいます。
きれぎれの風彩「アサザ、ミクリ、コウホネ」190923-03


ミクリ:ミクリ科ミクリ属で多年生の抽水植物
6年前に同所で初めて知りました。面白い花序をつけます。
8月25日には、八つ橋の近くで花を咲かせていました。花期には茎の上部が花序になります。花序は分岐しますが、上方に雄性頭花を、下方に雌性頭花をつけます。
きれぎれの風彩「アサザ、ミクリ、コウホネ」190923-04

雄性頭花は多数つけ、蕾もあれば開花しているのもあります。
きれぎれの風彩「アサザ、ミクリ、コウホネ」190923-05

雌性頭花は雄性よりも大きく、頭花から白い柱頭が付き出ます。
きれぎれの風彩「アサザ、ミクリ、コウホネ」190923-06

9月22日、雄性頭花は脱落し、雌性頭花は果実形成期で果実が膨らんでいました。
きれぎれの風彩「アサザ、ミクリ、コウホネ」190923-07


コウホネ:スイレン科コウホネ属で多年生の抽水植物
8月25日、黄色い花が幾つか咲いていました。
きれぎれの風彩「アサザ、ミクリ、コウホネ」190923-08

9月22日、日で輝く花ですが、あいにくの天気で花の様子が見れました。外側の5枚の花弁状のものは萼(開花後、徐々に緑色になる)、中心部に雌しべ、その周囲が雄しべで、花弁は雄しべと萼の間にあり、あまり見えません。
きれぎれの風彩「アサザ、ミクリ、コウホネ」190923-09

こうやって画を見ると、けっこう花茎は太いです。

| 草本(草花・野草) | 22:47 | comments:8 | trackbacks:0 | TOP↑

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