きれぎれの風彩(ふうさい)

庭木や植物、自然やエコを中心に…関心のあること、気になったことを綴っています。

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ツキヌキニンドウ ~花茎が葉を突き抜ける

今年の3月以来、久し振りに『埼玉県 花と緑の振興センター』に立ち寄りました。それほど時間は無かったのですが、初めて知る花がありました。〈散歩日、7月15日〉

ツキヌキニンドウ(突抜・突貫忍冬)は、スイカズラ科スイカズラ属の常緑ツル性木本です。北アメリカ原産で、日本には明治初期に渡来し観賞用に植えられています。

〔Webで確認した特徴〕
・花期は春から秋(6月~9月)。枝先にラッパ状の花をつける
・花色は一般的に赤系で、外側は濃紅色・朱橙色、内側は橙色から徐々に濃くなる
卵形の葉が対生するが、花序のすぐ下の葉だけは2枚の葉が合着し一枚になる

1.ラッパ状とか漏斗状と言われる筒状の花がまとまって付きます
きれぎれの風彩 「ツキヌキニンドウ」1-1


2.咲き始めの花は、内側が明るいオレンジでした。花の色が咲いてから変化するのは、スイカズラも同じです
3~5.花の終わり、花が落ちた後、若い果実が実ったものなど、段階的に見られました。また、もれなく合着した葉がついています。不思議です
6.その他多くの対生する葉です。若い葉は色が薄いです
「2」「3」「4」「5」「6」
「ツキヌキニンドウ ~花茎が葉を突き抜ける」

見た時に、名札がありましたので名前を知ることはできましたが、カタカナ表記なので単に変わった名前だと思いました。
調べてみると、和名は合着し一枚になった葉の真ん中から茎が突き抜けて出るように見えることからツキヌキ(突抜)と、スイカズラの別名であるニンドウ(忍冬)を合わせたようです。・・・・・いつもながら命名者は大変だと思いました。
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| 他の木元 | 22:52 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

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アジサイの花探し/装飾花と通常花

休日に妻とランチに行った後、腹ごなしに帰路途中の公園に立ち寄り散歩をしている時のこと。妻が、何かのテレビ番組で「アジサイを見たら花を探してみましょう」とやっていたと言うので、それならと花を探すことにしました。対象は普通のアジサイ(ホンアジサイ、セイヨウアジサイ)です。〈散歩日、6月24日、7月2日〉

アジサイの装飾花をかき分けると、シベの拡がった通常花(真の花、両性花)がありました。小さくて画でも分かり難いので調べてみると、通常花は萼片5個、花弁も通常5個、雄しべは10個、中心に雌しべ1個(花柱3)です。
きれぎれの風彩 「アジサイ」6-1


別のアジサイでも探していたら、こちらは装飾花の花が開いていました。全体的に通常花よりも小さく、花弁・雄しべとも数が少ないです。
きれぎれの風彩 「アジサイ」6-2


改めて、アジサイの装飾花について調べてみました。装飾花は
(1)萼片が弁化して花弁のようにみえる 
(2)萼片、花弁、雄しべ、花柱の数が少ない (見た限りでは萼片は通常4枚)
(3)通常は雌しべが退化している=結実しない
(4)花弁、雄しべで未発達のものもある

アジサイ(ホンアジサイ、セイヨウアジサイ)は、野生種であるガクアジサイから、装飾花がより多く萼片がより大きくなるように作り出された園芸品種ということはよく知られていると思いますが、私の認識もここまでで、装飾花の萼片の数が少ないとか、花の構成のことは知りませんでした(気にしていませんでした)。

翌週、丸山公園(上尾市)にアジサイを見に行きました。花は終わりかけでしたが、
3.キレイに咲いているのも残っていました
4~5.その装飾花をかき分けての通常花です。5はトリミングでのアップ
6.ガクアジサイはまだまだこれからのようです
7.ハス(蕾)越しのアジサイ並木
「3」「4」「5」「6」「7」
「アジサイの花探し/装飾花と通常花」

| 落葉低木 | 22:23 | comments:13 | trackbacks:0 | TOP↑

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ベニバナ ~ベニバナ畑・花・総苞

初めてベニバナを見たのは2年前です。桶川市のベニバナ畑(べに花つみとり園)で黄色やオレンジなどの多数の花が咲いている光景には目を見張りました。
先月、北本自然観察公園に行くときに桶川市の「べに花まつり」の幟を見かけたので、その帰りにベニバナ畑に立ち寄りました。〈散歩日:6月18日〉

ベニバナ(紅花)は、キク科ベニバナ属の一年草または越年草で、古くから紅色染料の原料として(近年は食用油用にも)栽培されています。特に山形県最上地方や埼玉県桶川市周辺では盛んに栽培されています。

草丈は1メートルほどになるようですが、当日見たのは60~70センチほど。
ベニバナ畑(べに花つみとり園)の光景です。(季節柄、2年前も曇天でした)
きれぎれの風彩 「ベニバナ」2-1

きれぎれの風彩 「ベニバナ」2-2


ベニバナの花色は、最初鮮やかな黄色で、次第にオレンジ色~紅色に変わります
枝先に筒状花・管状花がたくさん集まった頭状花序(径3~4センチ)をつけます。
きれぎれの風彩 「ベニバナ」2-3

きれぎれの風彩 「ベニバナ」2-4


総苞(花のすぐ下の、萼みたいなものが重なっている丸い部分)が玉ねぎのような形で独特です。総苞片の縁には鋭いトゲが疎らにつきます
トゲはとても鋭く硬いため、花摘みは(花弁を収穫するのは)朝露でまだトゲが柔らかい早朝のうちに行われているそうです。

↓この画は2年前のものですが、筒状花と総苞片のトゲの様子が分かるので。
きれぎれの風彩 「ベニバナ」2-5


ベニバナ畑(べに花つみとり園)にある案内板です。大切にされているようです。
きれぎれの風彩 「ベニバナ」2-6

『べに花の郷 桶川市へ』
~江戸時代、桶川市域を中心に栽培されていた紅花は「桶川臙脂(おけがわえんじ)」の名で、全国的に知られていました。その紅花をシンボルに、個性あるまちづくりをするため、桶川市は「べに花の郷 桶川市」の夢を託し、市民の皆さまと共に大切に育てていきたいと思います。~
桶川市べに花の郷づくり推進協議会、桶川市

(明日から2泊3日で出張です。また間が空きそうです)

| 未分類 | 23:58 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑

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菖蒲城趾のネムノキ(咲き始め)

久喜市菖蒲町の『菖蒲城趾あやめ園』にハナショウブを見に行った時のことです。園内には2本のネムンキがあり、花が咲き始めていました。〈散歩日:6月17日〉

ネムノキ(合歓木)はマメ科の落葉高木で、斜面下部のような土壌のたまる場所、河原など水のある場所によく自生します。
小さな花の花弁は目立たず、淡紅色の糸のような雄しべが長く伸びます。その小さな花が10~20個集まって一つの花のように見えます。

1.木道沿いのネムノキです。株元から枝が出て自然な感じで拡がっているように見えます。ネムノキも気持ち良さそうです
きれぎれの風彩 「ネムノキ」4-1


2.花が咲き始めていました。五分咲き?画は花の多いところです
3.花(雄しべ)に触ると・・・柔らかい
4.多数の雄しべ(花糸)が集まる基部に5枚の花弁があります
5~6.葉(2回偶数羽状複葉)が横に拡がり涼やかです。ふんわり雲と青空◎
「2」「3」「4」「5」「6」
「ネムノキ ~咲き始め(菖蒲城址)」


7.ハナショウブに囲まれたネムノキです。ネムノキの花を眺める方も多いです。ベンチに木陰を作り、来園者の一休みに役立っていました
きれぎれの風彩 「ネムノキ」4-7


この場所は、他に樹木がありませんし、ハナショウブのおかげで乾燥することもないでしょうから、ネムノキにとって生育適地なのかもしれません。

※参照:ネムノキの果実の様子

| 落葉高木 | 15:37 | comments:12 | trackbacks:0 | TOP↑

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ガマとヒメガマの葉の付き方

北本自然観察公園では、遊歩道からガマが、池にかかる橋からはヒメガマが見られます。これまでは目につく花穂について見ていましたが、今回茎を見ていたら葉の付き方に違いがあるように見えました。〈散歩日:6月4日、18日〉

ガマが生長し草丈は私の身長を超えていました。この高さでも「よく支えられるものだな~」と茎を見たのがきっかけでした。 

▼以下の1~4は6月4日です。
*『葉鞘(ようしょう)』は葉の基部が鞘状になり茎を包む部分のことです。

1.ガマの茎・葉:葉は下の方が密で、上になるほど間隔が空きます。葉鞘が巻かれて切れる部分が四角で段々になっているのが面白いです。(ということは)葉は茎を挟んで両サイドにつきます(上から見たら放射状や十字ではなく一直線になる)。
きれぎれの風彩 ガマとヒメガマの葉-1

2.1のトリミング
きれぎれの風彩 ガマとヒメガマの葉-2


3.ヒメガマの茎・葉:全ての葉が茎の下部に密に付いています。葉鞘は四角ではなく円くなっています(ガマが「いかり肩」だとすると「なで肩」です)。葉はガマよりも幅が細く扇のように開きます(こちらも上から見たら一直線)。
きれぎれの風彩 ガマとヒメガマの葉-3

4.3のトリミング
きれぎれの風彩 ガマとヒメガマの葉-4


▼2週間後の6月18日です。草丈はさらに伸びていました。
5~6.遊歩道から見るガマの様子です。花穂の上側の雄花穂は終わりかけで、下側の雌花穂が大きくなっていました。
きれぎれの風彩 ガマとヒメガマの葉-5

きれぎれの風彩 ガマとヒメガマの葉-6


7~8.八ツ橋から見るヒメガマの様子です。こちらも良く育っています。花穂はまだです(花期はガマの方が早いです)。ヒメガマは雌花穂と雄花穂が離れています(ガマは間に隙間はありません)ので、花期以降はすぐ判ります。
きれぎれの風彩 ガマとヒメガマの葉-7

きれぎれの風彩 ガマとヒメガマの葉-8


※葉鞘の記述などは、目の前のガマとヒメガマを見た感想ですので、他所に生育するガマ・ヒメガマの全てが同じなのかどうかは分かりません。

※参考 
 ガマ ~花穂の経過、綿毛
 ヒメガマ(ガマ)~上下に雌花穂と雄花穂

| 草本(草花・野草) | 23:55 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑

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