きれぎれの風彩(ふうさい)

庭木や植物、自然やエコを中心に…関心のあること、気になったことを綴っています。

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GW新潟帰省時の山野草

前回までGW新潟帰省時に見かけたトキワイカリソウ、ショウジョウバカマ、アズマシロカネソウ、ヒロハテンナンショウを取り上げました。今回はその他の山野草を記録しておきます。〈散歩日:5月4日〉

1~2.ミズバショウは白い仏炎苞が落ち始め、葉が多数出ていました
3~4.林床のオオイワカガミ。例年とは違う場所で見つけました
5.このスミレの仲間は?葉は(種の)スミレに似ていると思うのですが・・・
「1」「2」「3」「4」「5」
「6」「7」「8」「9」「10」
「2017GW新潟帰省時の山野草」

6~7.オオバキスミレは日本海側多雪地域に多く分布します。根茎で増えるので、ここでも群生が見られました。有茎種で5のスミレとは様相が異なります
8~9.人家近くのニリンソウ。この場所以外では見かけてないです
10.その近くにはキクザキイチゲ。花期の終わり頃のようです

復習すると(前の日記をみると)ニリンソウもキクザキイチゲもキンポウゲ科イチリンソウ属で、花弁に見えるのは萼片です。

11.杉林のチゴユリは、まだ花をつけておらず・・・残念
12.花の終えたカタクリは、若い果実がついているのもありました
13.痩せた土にはツクシ。娘曰く「気持ち悪いくらいたくさんある~」
14.実家近くの畑に植えた山ウド。新鮮な根元はサラダでもOKだそうです
15.散歩中に見かけたゼンマイの天日干し。何度か揉むことで柔らかくなります
「11」「12」「13」「14」「15」
「2017GW新潟帰省時の山野草」

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| 樹木・草花アレコレ | 22:45 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

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ヒロハテンナンショウ ~今年は別の場所で

昨年のGW新潟帰省時は春が早かったせいか、初めてヒロハテンナンショウを見ることができました。今年も見られるのかと同所に行くと・・・。〈散歩日:5月4日〉

いつもの山散歩コースの林内(昨年見つけた場所)では、小さい株を一つだけ見つけました。草丈は20センチ足らずで葉もまだ小さいのですが、淡い緑色の仏炎苞がしっかりついていました。(ここではまだまだのようです)
きれぎれの風彩 「ヒロハテンナンショウ」2-1

ヒロハテンナンショウ(広葉天南星)は、サトイモ科テンナンショウ属の多年草、
・日本海側に分布する。林内・林縁に自生
・葉は1枚で、ほぼ柄のない小葉が掌状に広がる。全縁
・仏炎苞は、小葉より下の位置につく(小葉より上にとび出ない)

夕方近く、「大白倉の棚田」を見に行った際、ついでに日当たりの良い道路沿いの山側を見ていくと、普通サイズのヒロハテンナンショウが幾つもありました。
小葉がパリッと開ききらない(波を打ったようになっている)のは、まだ若いからなのでしょうか(夕方だからなのか?日当たりが良すぎるのか?)。
「2」「3」「4」「5」「6」
「ヒロハテンナンショウ ~2017年は別の場所で」

ヒロハテンナンショウの仏炎苞は淡い緑色に白いラインが入り、テンナンショウの仲間の中ではキレイな色合いだと思います(といっても他の仲間をそれほど見ているわけではありませんけど)。

雪国の春の山野草は特に自生する環境で生育状態が大きく変わるものなのでしょう。来年の帰省時には、さらにいろんな場所で見比べたいものです。

| 草本(草花・野草) | 16:31 | comments:8 | trackbacks:0 | TOP↑

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アズマシロカネソウ ~うつむく黄緑色の小花

GW新潟帰省時に、山道を運転しているとサクラ(?)の大きな樹を見かけ、その方向へ狭い脇道を入っていくと小さな花の群生を見つけました。〈散歩日:5月4日〉

アズマシロカネソウ(東白銀草)は、キンポウゲ科シロカネソウ属の多年草です。日本海側の秋田県~福井県(鳥取県?)に分布し、山地の沢沿いや湿ったところに自生します。私が見つけた所も、少し水が染み出るような斜面地でした。

〔Webで確認した特徴〕
・花期は4~5月。茎は直立し、草丈は10~25センチ
茎の上部につく葉は鳥足状複葉(3出複葉?)になり、頂小葉は広菱形~広倒卵形で縁は粗くて円い鋸歯あり。根出葉はほとんどない
・花柄を斜めに伸ばし(2~3センチ)、先に径1センチ前後の花を斜め下向きに咲かす。黄緑色の花弁状の萼片は5個で、萼片の外側が不規則に紫色を帯びる
果実(袋果)は長さ1センチ弱で、基部で2つが合着する

陽が傾きかけた午後4時半頃でした。
1~3.開いた葉の傘の上に花柄を伸ばし、うつむき加減に花をつけている・・・感じです。花弁状の萼片は全開(平開)しません。萼片の一部が紫色でポイントになっており、群生ではコントラストをなします
4~5.葉は上部にしか付かないので、茎が伸びるとひょろっとした感じに見えます
「1」「2」「3」「4」「5」
「アズマシロカネソウ ~うつむく黄緑色の小花」


6.画は2のトリミングです。(花の内部が確認できる画はこれだけで…)
・萼片の内側に蜜を分泌するよう変化した黄色の花弁が5個あります。雄しべ多数
・隣には若い果実があります。2つの果実で魚の尾のような形をしています
きれぎれの風彩 「アズマシロカネソウ」1-6


上記の果実のことは調べているうちにそれと判りましたが、実際に見ている時はもちろん、画を見ていた時も、最初は何かの葉かと思いスルーして日記を書いていました。気づいて良かったです。(形は「この仲間独特の鯖の尾形」という記載もあり)

名前は、東日本に多いシロカネソウの仲間という意味でアズマシロカネソウの名がついたといいます。(シロカネソウは花が美しく白っぽい銀色に見えることから「白銀」とあてたそうです)
新潟などの積雪地を「東日本」というのはちょっと違和感がありますけど…。

| 草本(草花・野草) | 22:59 | comments:12 | trackbacks:0 | TOP↑

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ショウジョウバカマ ~白っぽいタイプの花

GW新潟帰省時に、娘夫婦と一緒にいつもの山散歩コースへ行きました。その際、ブナ林と杉林が交じる辺りにショウジョウバカマを見つけました。〈散歩日:5月4日〉

ショウジョウバカマ(猩々袴)は、ユリ科ショウジョウバカマ属の多年草です。北海道から九州までの、谷沿いや林野のやや湿った場所に自生します。
他所でよく見かけるのは紅紫色系の花ですが、今回見かけたのは白っぽい花でした。
(3年前に日記で取り上げましたが、薄い赤紫色?でした)

・花期は4~5月。草丈は10~30センチ(花後は50センチほどに)
・根生葉はやや細長く光沢があり、根本からロゼット状に広がる
 花茎に数個の鱗片葉(りんぺんよう)をつける
・花は径1~2センチ強で、花茎の頂に総状につけ、半球~球状にまとまる
 花の咲き初めは雌しべの柱頭が飛び出た雌性期で、その後雄しべが伸びて雄性期

1.枯葉の積もった林床で、スクッと花茎を伸ばしていました
きれぎれの風彩 「ショウジョウバカマ」2-1


2.本種の中では白っぽい花色だと思われます。雄しべがのび葯が開いた雄性期です
3.└トリミング。以前の花でもアップにすると細い蜘蛛の糸のようなものが(?)
4.寄りそうような2本の花茎です
5.木漏れ日が・・・・惜しい。画を見て新しい根出葉!と思ったら別の木の葉でした
6.参考に5年前に見た紫色系の花です
「2」「3」「4」「5」「6」
「ショウジョウバカマ ~白っぽいタイプの花」


実家にいる頃には、よく見かけたショウジョウバカマですが、帰省時の一日の1~2時間では良いタイミングで出会うのは難しいものだと感じた次第です。

| 草本(草花・野草) | 23:15 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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トキワイカリソウ ~碇形の花、三枝九葉

GWに新潟へ帰省した際、山地の道路で車を止めては道路沿散策をしていると、白い花を見つけました。初めて取り上げるトキワイカリソウです。〈散歩日:5月4日〉

トキワイカリソウ(常葉碇草)は、メギ科イカリソウ属の常緑の多年草です。本州の日本海側(多雪地帯)の林縁や明るい林内などに分布します。別名、三枝九葉草。

〔Webで確認した特徴〕
・花期は4~5月。草丈は30~50センチ
花弁は4枚で、長い距がある。福井県から東は白花、西は赤紫花が多い
・葉は越冬し、花と同時期に新葉が展開する
 葉は2回3出複葉で、3つに枝分かれした先に3枚ずつつく(三枝九葉)
 葉身は先が尖る卵型~狭卵型だが変化も多い。少し光沢がある

名前は、花の形が碇に似ており(イカリソウ)、葉が冬でも枯れないで残る=>常緑=常葉・常盤であることから付けられてとされています。

1.斜面の下側からの草姿です。柔らかそうな若葉と下向きの花をつけていました
2~3.曲がった距のついた4弁花の基には、白い肉萼片も4片あり賑やか。距は蕾のときは先端に集まっており、開花と共に平開するようです
4.一般的な2回3出複葉は2つが横に出る感じですが・・・・・三枝九葉がしっくり
5.葉脈が窪んで、少し光沢があります。花後、葉は大きくなるそうです
「1」「2」「3」「4」「5」
「トキワイカリソウ ~碇形の花、三枝九葉」


6.群生している所もありました。画の左下、濃い緑の葉は越冬葉かもしれません
きれぎれの風彩 「トキワイカリソウ」1-6


花には小さな蟻がいました。イカリソウの仲間は、種子に蟻が好むエライオソーム(種枕)という物質がついていて、蟻は種子ごと巣に運ぶことで播種を手伝っているそうです。ここの種子はまだだと思いますが、匂い?様子見?なのでしょうか。

GW新潟帰省でのいつもの山散歩コースでは、これまでトキワイカリソウを見ていません(見逃してることもあるでしょうけど…)。その代わり、ここでは見なかったチゴユリが幅を広げています。同じ地域でも山野草の分布は様々なようです。
来年は、機会があればまた別の場所へも行ってみようと思います。

なお、GW帰省時のことは、散歩のことも含め別ブログでも取り上げました。


| 草本(草花・野草) | 21:26 | comments:8 | trackbacks:0 | TOP↑

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