きれぎれの風彩(ふうさい)

庭木や植物、自然やエコを中心に…関心のあること、気になったことを綴っています。

| PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

オトコヨウゾメ ~5裂する白い小花

先週は結婚式とかで散歩できず、昨日は雨だったので、今日こそはと事前に北本自然観察公園のWebをチェックすると「オトコヨウゾメ」の花が咲いたと記されていました。見たことがありませんので、楽しみに出かけました。〈散歩日:4月23日〉

オトコヨウゾメは、レンプクソウ科(←スイカズラ科)ガマズミ属の落葉低木で、日本固有種。北陸を除く本州・四国・九州の樹林内や林縁に分布します。

〔Webで確認した特徴〕
・樹高は1~3メートルで幹は細く、分枝して茂る。紅葉する
・葉は対生し、長さ3~7センチで卵形~長楕円形、先端が尖る。粗い鋭鋸歯あり
・花期は4月下旬~6月で、短い枝先に1対の葉とともに散房花序をつける
 白色の花は浅く5裂し、径1センチ弱。雄しべは5本
・果期は初秋~11月。果実は中に種子1個が入る核果で長さ5~8ミリ。赤く熟す

1.樹高2メートルほど。幹は細く上の方と胸高ほどで茂っていました
きれぎれの風彩 「オトコヨウゾメ」1-1


2.細い枝を寄せてみると、キレイな角度を保って枝が分枝しています
3.花序の花数は様々です。他のガマズミの仲間は花序を上向きにつけますが、本種は横向き~垂れます。小さく可愛らしい花で、野趣&奥ゆかしい感じです
4.葉は細い枝の先に短い葉柄をつけて対生します。葉脈クッキリ
5.近くには、こぼれ種で育ったのか、樹高1メートルほどのも
6.さらに、樹高20センチほどのも花をつけていました。これからが楽しみです
「2」「3」「4」「5」「6」
「オトコヨウゾメ ~5裂する白い小花」

オトコヨウゾメという変わった(?)名前の由来は、はっきりしないそうです。

ところで、当園のオトコヨウゾメは、Webでは場所の記載がなく、いつもの『生き物マップ』にも記載がありませんでした。そこで、あの辺りではないかと検討をつけ南西側の林縁沿いの園路を歩いていると、進行方向から若い職員がやってきましたので、聞いて場所が判明しました。ラッキーでした。
スポンサーサイト

| 落葉低木 | 21:28 | comments:9 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

クコ ~淡紫色の花

北本自然観察公園の畑近くの林縁、日陰で、紫色の花を見つけました。高さが膝下なので見慣れぬ草本かと思いましたが、茎は木質で、それに付く花の雰囲気はどこかで見たことがあるような…。調べてみるとクコでした。2年前に鈴なりの果実を見ましたが、花は初めてです。〈散歩日:10月23日、11月13日〉

クコ(枸杞)はナス科クコ属の落葉低木です。茎は根もとから束生し、枝は弓状に曲がって垂れ下がります。果実は食用や薬用に利用されます。

〔Webで確認した花の特徴〕
・花期は夏から秋で、短枝の葉腋に淡紫色の花を1~3個つける
・花冠は長さ約1センチの漏斗状で、上部は5裂する
・花の色はしだいに抜けていき、茶色に変わる

〈10月23日〉北本自然観察公園
日陰で丈も低く、目立たぬように咲いていました。でも他に花のない時期なので目にとまって良かったです。キレイな花色で、花の基部には濃い紫の筋が入ります
「1」「2」「3」「4」
「クコ ~淡紫色の花(1)」


〈11月13日〉2年前に果実を見た荒川の近くで繁っている所に行ってみました
花は終盤のようです。色の抜けた花しか見られませんでした。若い緑色の果実もあれば、既に鮮やかに赤く熟した果実もありました
「6」「7」「8」「9」
「クコ ~淡紫色の花(2)」


クコの葉は、長さ2~5センチの楕円形で、基部は葉柄に向かってすぼみます。全縁で柔らかいです。また、短枝の先に束生状につく(短枝ではなく、節につくという記載もあります)など特徴のある葉です。

| 落葉低木 | 23:58 | comments:12 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

ヤマハギ ~扁平な果実

今年の9月に初めてヤマハギ(花)を取り上げました。北本自然観察公園で生えている場所も分かりましたので、その後訪れるたびに見るようにし、果実も確認することができました。〈散歩日:10月10日、11月13日〉

ヤマハギ(山萩)は、マメ科ハギ属の落葉低木です。
果実は長さ7ミリほど。楕円形で先が尖り扁平です。種子は1個だけ入り、長さ4ミリほどです。以下、果実の様子です(画のみです)。

〈10月10日〉
きれぎれの風彩 「ヤマハギ」2-1


きれぎれの風彩 「ヤマハギ」2-2


〈11月13日〉
きれぎれの風彩 「ヤマハギ」2-3


きれぎれの風彩 「ヤマハギ」2-4



| 落葉低木 | 23:59 | comments:8 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

シラハギ ~白い蝶形花(園芸種)

前回のヤマハギで取り上げた久喜市の『萩の径』では、シラハギも見ることができました。まだ咲き初めの状態です。白い萩は初めて見ます。〈散歩日:9月10日〉

シラハギ(白萩)は、マメ科ハギ属の落葉低木で、ミヤギノハギ(orニシキノハギ)の白花品種です。園芸種として用いられ、公園や庭園などに植栽されます。

草丈は2メートルほどになり、全体に絹状の伏毛があります。葉は互生し3出複葉で、小葉は長さ2~6センチの楕円形~長楕円形。先端がわずかにくぼみます。多少枝垂れて大きな株となります。別名:シロバナハギ。

1.『萩の径』は遊歩道(兼農道)に沿ってヤマハギ(多)やシラハギ(少)が1.5キロメートルに渡って約1300本植えられています
2~3.ミヤギノハギと同様、花柄が短いので枝に花がつく印象です
4.葉は3出複葉でやはり柄は短いです。葉先は少し凹んでます
5.枝先は蕾がたくさんついています。今頃は見頃?
「1」「2」「3」「4」「5」
「シラハギ ~白い蝶形花(園芸種)」


6.花序につく花数は、ヤマハギに比べると多そうです。真っ白なシラハギですが、画の左上の方にわずかに赤みを帯びている花があります
きれぎれの風彩 「シラハギ」1-6


園芸品種には、シラハギの中から紅紫の入ったものを品種改良し、紅白の花が咲く「染め分け」や「咲き分け」、「絞り」などもあるようです。

別ブログで取り上げましたが、シラハギを見た後、『萩の径』の近くで多数のシラサギ(ダイサギ)を見ました。シラハギ越しのシラサギ。一字違い。

| 落葉低木 | 17:55 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

コマツナギ ~淡紅紫色の花と複葉

大平山(嵐山町)散歩からです。更新が遅れ日が経ちましたが、初めての種もあり、もう少し続きます。
新しく整備されていた散策路を進んでいくと槻川に至ります。その手前の岩畳付近で、ピンクの蝶形花を見ました。マメ科でピンクの花を調べてみるとコマツナギという種に似ています。(たぶん・・・ですが)〈散歩日:7月24日〉

コマツナギ(駒繋)は、マメ科コマツナギ属の落葉小低木で、本州~九州に分布し、日当たりの良い草地や道端などに生育します。名前は茎が丈夫で、これに馬をつないだこと(もしくは丈夫さをそう例えたこと)に由来します。花期は7月~9月。

〔Webで確認した特徴〕
・高さは60~90センチで、枝が細長く緑色のため草本のように見える
葉は奇数羽状複葉。小葉は長楕円形で4~6対につき、長さ10~15ミリ
・葉腋から長さ4~10センチの総状花序を直立し、淡紅紫色の花を密につける
 花は長さ5ミリほどで、花序の下から咲き上がる
・豆果は長さ約3センチでまっすぐな円柱状で、茶褐色に熟し裂開する

1.小さい花序が枝にいくつもつきます。枝は伸びると重さで横になるようで、このような画になります(カメラは水平です)
きれぎれの風彩 「コマツナギ」1-1


2.花が咲き上がるため、花序は円錐状に見えます(クズの花序を小さくしたよう)
3~4.小葉には短い柄がつきます。かわいい葉です。低い株は草っぽく見えます
5.1の花序のついた枝を含む周りの様子です
6.元の方の茎は木質です
「2」「3」「4」「5」「6」
「コマツナギ ~淡紅紫色の花と複葉」

当初、葉などを見てハギの仲間かと思ったのですが、本種はハギ属ではなくコマツナギ属でした。コマツナギ属というのは初めてです。
コマツナギ属は在来種では本種の1種しかありませんが、世界では熱帯や亜熱帯地域に広く分布し700種以上あるようです。

| 落葉低木 | 17:23 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

| PAGE-SELECT | NEXT