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きれぎれの風彩(ふうさい)

庭木や植物、自然やエコを中心に…関心のあること、気になったことを綴っています。

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上尾市『丸山公園』3月15日

上尾市の丸山公園に行ってきました。約2か月ぶりです。〈散歩日:3月15日〉

シダレヤナギ(枝垂れ柳):ヤナギ科ヤナギ属
花序がつき、葉も展開を初めています。
きれぎれの風彩「上尾:丸山公園 0315」200331-01

2月11日に久喜市の公園で風になびく細い枝の様子を見ていたので、この緑には早くも萌え始めている感じを受けました。枝の野鳥はヒヨドリのようです。
きれぎれの風彩「上尾:丸山公園 0315」200331-02


雪割草(ミスミソウ):キンポウゲ科ミスミソウ属の多年草
1月19日に訪れたときに、初めてここにあることを知りました。今回は、その時よりも成長し、株も大きくなっていました。
きれぎれの風彩「上尾:丸山公園 0315」200331-03

管理事務所の植え込みにひっそりと育っています。雪国育ちとしては、せっかくの雪割草なのに何でこんな扱いなのだろう、と思うような植栽環境が少し残念です。
きれぎれの風彩「上尾:丸山公園 0315」200331-04


サンシュユ(山茱萸):ミズキ科の落葉小高木
今シーズン初めてサンシュユの開花を見ました。間に合いました。
きれぎれの風彩「上尾:丸山公園 0315」200331-05

ただ、どの花も全開で色も薄くなっています。春黄金花とは言い難い状態です。
きれぎれの風彩「上尾:丸山公園 0315」200331-06


カワヅザクラ
1月には数輪だけ咲いていましたが、今は葉が展開しながらも花がまだ残っていました。要は満開を見過ごしました。
きれぎれの風彩「上尾:丸山公園 0315」200331-07


セイヨウタンポポ
葉が重ならないよう放射状に広げたロゼット状態から、花茎が伸びて直後に花をつけたような短い花茎の花がそこかしこで見られました。他にはまだ花が少ないので優位に働くのかもしれません。セイヨウの戦略でしょうか。
きれぎれの風彩「上尾:丸山公園 0315」200331-08


竹林
通常、足を向けることのない北口駐車場の近くには、竹林がありました。密生しているように見えますが、どうなのでしょう。竹のことはよく分かりません。
種類を調べてみると「真竹(マダケ)」の節には環が2つあり、「孟宗竹(モウソウチク)の節には環が1つとのこと。これは、孟宗竹?
きれぎれの風彩「上尾:丸山公園 0315」200331-09


フキ
何故ここに?と思いましたが、竹林のとなりにフキが植えられ群落を作っていました。既に葉が出て、花茎のフキノトウはトウが立っていました。
きれぎれの風彩「上尾:丸山公園 0315」200331-10


キヅタ(だと思います)
運よく、這い上がれる樹の近くで芽生えて、幹を這い上がっている先端の様子。ハート形の葉は可愛く見えますが、その割にツルが太いです。
園内のソメイヨシノなので、将来は運が悪かった・・・となるような気がします。
きれぎれの風彩「上尾:丸山公園 0315」200331-11


丸山公園の大池では、現在「かいぼり」の池干し中です。その様子は別ブログでとりあげました
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| 樹木・草花アレコレ | 07:31 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

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城山公園:ヤツデの若い実、ハリガネゴケ仲間など

前回のヤエカンヒザクラを見た、桶川市の城山公園散歩から。〈散歩日:3月1日〉

ヤツデ(八手):ウコギ科ヤツデ属の常緑低木
日本原産で葉が大型で掌状に裂けます。花期は11~12月頃ですが・・・

駐車場の近くで目にとまりました。特徴的な大きな葉は天狗の羽団扇のイメージ。
きれぎれの風彩「桶川:城山公園 0301」200329-1

球形の散形花序で、花柄のある多数の花が放射状につきます。
きれぎれの風彩「桶川:城山公園 0301」200329-2

一見した時には、春なので蕾が膨らんできたのかな。と思いましたが若い実でした。
きれぎれの風彩「桶川:城山公園 0301」200329-3

葉に覆われた中を見ると、長く太い葉柄が目立ちます。
きれぎれの風彩「桶川:城山公園 0301」200329-4


ハリガネゴケ科ハリガネゴケ属・・・の仲間だと思いますが不明です。
遊歩道の脇で赤みのあるコケ植物がありました。よく見るタイプだと思います。
きれぎれの風彩「桶川:城山公園 0301」200329-5

胞子体の茎のような蒴柄(さくへい)が赤茶色で、その先端に黄緑色の蒴がついている、という構造のようです。色の対比がキレイに見えました。
きれぎれの風彩「桶川:城山公園 0301」200329-6


ラクウショウを見上げたら、枝がものすごく多いです。
きれぎれの風彩「桶川:城山公園 0301」200329-7

フクジュソウの葉が大きくなっていました。
きれぎれの風彩「桶川:城山公園 0301」200329-8

◎花壇のクロッカス(?)。
きれぎれの風彩「桶川:城山公園 0301」200329-9

| 樹木・草花アレコレ | 00:30 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑

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ウメ、アブラナ、ツクシ、ミズキ冬芽、オオアラセイトウ

今年は春が早そうです。今回は前回と同じ2月下旬の北本自然観察公園の“早春と春はもうすぐ”感です。〈散歩日:2月24日〉

この日、荒川の堤に近いウメは満開でした。大きい樹で花数も多いです。園内にはウメ園もあり、隣地の梅林もありますが、開花時期は若干異なるようです。
きれぎれの風彩「北本自然観察公園 0224」200315-01

きれぎれの風彩「北本自然観察公園 0224」200315-02


堤にはアブラナが咲きはじめていました。黄色の花はあったかいです。
きれぎれの風彩「北本自然観察公園 0224」200315-03

きれぎれの風彩「北本自然観察公園 0224」200315-04


湿地の間の遊歩道には、スギナ(ツクシ)が出てきました。ツクシは胞子茎で頭部の隙間から見える緑色の部分が「胞子のう」。
きれぎれの風彩「北本自然観察公園 0224」200315-05


ミズキは、赤く光沢のある冬芽が出ていました。新枝も赤いです。
きれぎれの風彩「北本自然観察公園 0224」200315-06


小川で葉が出ていたのはオランダガラシ(クレソン)だと思います。
きれぎれの風彩「北本自然観察公園 0224」200315-07


遊歩道の近くに(正確には隣地かもしれませんが)オオアラセイトウ(ショカツサイ、ムラサキハナナ)が展開し、丈の低い小さい時から花を咲かせるようです。
きれぎれの風彩「北本自然観察公園 0224」200315-08

きれぎれの風彩「北本自然観察公園 0224」200315-09

| 樹木・草花アレコレ | 18:53 | comments:10 | trackbacks:0 | TOP↑

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イノモトソウ、ヒメカンスゲ、ヒメガマ株元

北本自然観察公園の林縁の遊歩道沿いと八つ橋がかかる池から。〈散歩日:2月24日〉

他の方の日記を拝見しているときに「名前は知らないけど、どこかで見たことがある。たぶん・・・」と思っていたのを遊歩道沿いの斜面で見つけました。

イノモトソウ(井の許草):イノモトソウ科イノモトソウ属のシダ植物
シダの中では、細長い羽片を少数つけるのは珍しいので見分けやすいようです。
葉には胞子葉と栄養葉があり、胞子葉の方が丈が高く、葉の幅が狭いとのこと。
下の画で中央のが胞子葉で、その根元にある幅のある葉が栄養葉でしょう。

きれぎれの風彩「北本自然観察公園 0224」200307-01

けっこう急な斜面から生えており、胞子葉は枝垂れているように見えます。斜面上側の栄養葉が見やすいです。

きれぎれの風彩「北本自然観察公園 0224」200307-02

胞子葉の上部の中軸には翼があります。同属で似ている「オオバイノモトソウ」には、この翼が無いそうです(オオバ・・・の方は、未だ見たことがありません)。

きれぎれの風彩「北本自然観察公園 0224」200307-03

ここは日当たりが悪いので少し残念ですが、見やすい条件のときに再度とりあげようと思います。オオバの方とも見比べてみたいものです。


ヒメカンスゲ(姫寒菅):カヤツリグサ科スゲ属の多年生草本
スゲとしては小柄で、山間では普通に見られます。早春に他のスゲの仲間よりも早く花を咲かせるので、この公園では早春の風物詩の一つのように思います。
花茎の先に雄小穂、その下に数個の雌小穂がつきます。

きれぎれの風彩「北本自然観察公園 0224」200307-04

開花といっても花弁はないので、鱗片の間から雄しべが出てきて開いた状態になります。開花を待つ蕾は褐色で綿棒のような形です。

きれぎれの風彩「北本自然観察公園 0224」200307-05



ヒメガマ(姫蒲):ガマ科ガマ属の多年生の抽水植物
ガマ属の中では、最も深い水域まで生育するそうです。当園では池の中にヒメガマがあり、八の橋の上から見ることができます。といっても、今は伐った跡の株元だけです。
ヒメガマは、雌花穂と雄花穂が離れていて間に花径が見えるので見分けやすいですが、以前「ガマとヒメガマの葉の付き方」で紹介したように葉の付き方も異なります。

きれぎれの風彩「北本自然観察公園 0224」200307-06

ヒメガマの葉は、茎の下部から出ますが、いくつかの葉が直線状に並び、ガマよりも幅が細く扇のように開きます。今回は、葉鞘が横に重なった株元が見られました。

きれぎれの風彩「北本自然観察公園 0224」200307-07


| 樹木・草花アレコレ | 19:15 | comments:13 | trackbacks:0 | TOP↑

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北本:サワラ/樹木のCO2吸収量

北本自然観察公園散歩で、遊歩道沿いの針葉樹の葉が陽に照らされて輝いて見えました。そこにヒノキっぽい樹があることは知っていましたが、いつもスルーしていました。輝きに立ち止まり、「そういえば、樹種は何だろう?」と枝先の葉をひっくり返して葉裏を確認すると、チョウチョ型の白い気孔帯が・・・。〈散歩日:2月2日〉

サワラ(椹)は、ヒノキ科ヒノキ属の常緑針葉樹。
・ヒノキに比べ湿地を好み、川沿いに自生する。
・小枝は、互生状に多く分岐して、やや水平に並ぶ。ヒノキのように鱗片状の小さな葉がつくが、1枚1枚の先端が尖っている。
・葉裏の白い気孔帯はヒノキがY字型に見えるのに対して、サワラはX字型(チョウチョ型)に見える。

輝いて見えたヒノキの枝の様子です。枝はヒノキほど茂らず、枝と枝の間隔が広くなるようです。陽に反射していることもありますが、全体的に白っぽく見えました。
きれぎれの風彩「北本自然観察公園 0202」200215-01

きれぎれの風彩「北本自然観察公園 0202」200215-02


様々なWebサイトでは、サワラの白い気孔帯の形を、ヒノキのY字に比べてX字とする記載が多いのですが、ここのはチョウチョ型の方が近いです。
きれぎれの風彩「北本自然観察公園 0202」200215-03

きれぎれの風彩「北本自然観察公園 0202」200215-04


名前の由来は、さわらか(爽らか:爽やかですっきりしている)な木ということから。また別名の「サワラギ」を略して「サワラ」になったとされています。
調べていたら、漢字の「椹(さわら)」は、ヒノキに甚だ似ているという意味からできた国字との記載もありました。

※同日の生き物については→ 『シラホシコヤガ』繭・幼虫ジョウビタキ、ダイサギなど

ところで、最近、樹木の二酸化炭素(CO2)吸収量を知る機会がありました。
次のグラフは『近畿中国森林管理局』や『森林・林業学習館』ホームページに掲載されている樹種別、林齢別の二酸化炭素(CO2)の吸収量の推移です。
(出典:長野県地域森林計画主要樹種林分材積表に基づく試算)

きれぎれの風彩「北本自然観察公園 0202」200215-05

これを見ると、ブナやクヌギなどの広葉樹よりもスギやヒノキなどの針葉樹の方がCO2の吸収量が大きく、若いほどよく吸収するのが分かります。今回のサワラもヒノキの仲間ですので、同じようにCO2を吸収してくれているのでしょう。

北本自然観察公園は、埼玉県の「里地里山」の自然環境が残されており、雑木林(里山の林)も保全されていますが、針葉樹は広葉樹に比べて少ないように思いますし、広葉樹の葉や花などの変化に目がいくきらいがあったと思います。
これからは、CO2をより吸収してくれて地球温暖化の防止に貢献している針葉樹に、もっと目を向けよう・・・などと思った次第です。


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それにしても、ダントツにCO2を吸収してくれるスギは、花粉症の原因の約8割を占めるといわれているスギ花粉症の源として嫌われているように思います。

ついでに調べたのですが、日本の国土面積の3分の2は森林であり、その4割は「スギ」や「ヒノキ」などの人工林で占められています
これは戦後1950年代中頃から1970年代にかけて、政策で進められた「拡大造林」によります。(拡大造林とは、主に広葉樹からなる天然木を伐採した跡地や原野などを針葉樹中心の人工林に置き換えること。)

通常スギは、30年生を超える頃になるとたくさん花粉を発生するようになります。以後、花粉を飛ばし続けます。日本で初めてスギ花粉症が報告されたのは1964年ですが、1970年代中頃から急増し現在に至ります。
その1964年に木材輸入が全面自由化となり、さらに1973年から為替は変動相場制になったこともあり、安く安定的に供給される外材の輸入は増え続け・・・。


日本の林業が衰退し、森林資源の管理が停滞しました。人工林は放置され、充分に成長したスギは自然に花を咲かせます。
政策で増やした人工林は、政策で管理するしかないのでは。まずは30年生以上のスギの絶対量を減らすために、公共施設の建て替えに使っていくとか、民間使用には補助金を出すとか。そのうえで、若いスギを増やしたり、需要に応じた樹種を植えていくとか(個人的意見です)。

昭和30年には木材の自給率が90%以上あったのに、20%にまで落ち込み、現在は30%のようです。でも、日本の森林面積は、国土の約68.5%で世界有数の森林大国です。輸入する相手国は、アメリカやロシア、カナダなどですが、それらの国の森林率は、アメリカ33.8%、ロシア49.8%、カナダ38.2%。
そこに有るのに使わない(使えない)いびつな日本の林業。

| 樹木・草花アレコレ | 23:53 | comments:12 | trackbacks:0 | TOP↑

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