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きれぎれの風彩(ふうさい)

庭木や植物、自然やエコを中心に…関心のあること、気になったことを綴っています。

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フジ ~北本の大きなツル2019

北本自然観察公園の北西側の園路から山側に少し上ると、大きなフジのツルが間近で見られるところがあります。久し振りに訪れてみました。この日記で確認すると、2012年・2016年の記録がありますので、3年振りです。〈散歩日:1月5日〉

相変わらず大きなツルが絡まっていました。3年前の画と比較すると、所々でツルの位置が下がっているようです。自重と上部の生長、支える樹の枝によるのでしょう。

きれぎれの風彩 「北本自然観察公園」190126-1

きれぎれの風彩 「北本自然観察公園」190126-2

きれぎれの風彩 「北本自然観察公園」190126-3


ここのツルは、支える樹の主幹に絡みつく感じではなく、樹の上部の枝につかまっているような感じです。(3年前の5番目の画で何となく分かります)

ということは、支える樹が小さい頃に枝に絡みつき、そのまま一緒に生長しているのかもしれません。歴史を感じます。支える樹は大変そうですが、ツルでつながれて風向きによっては相当な強風にも耐えられそうです。

フジは寿命が長いと聞きます。「あしかがフラワーパーク」の大藤(野田長藤)の樹齢は約150年、春日部市の「牛島の藤」は推定樹齢1200年とされています。いずれにしても長寿のようです。
ここのフジと支える樹が将来どのように変わっていくのか気になりますが、見届けることはできそうもありません。


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近くの高木では、緑の葉が拡がっていました。キヅタのようです。

きれぎれの風彩 「北本自然観察公園」190126-4

キヅタは気根を出して這い登りますし、樹冠までは登れないので、絡んだ木を枯らすことはないそうです。でも・・・重そうです。

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| 他の木元 | 14:40 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑

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ツルウメモドキ ~果実裂開・橙赤色の種子

毎年正月に帰省すると、実家の玄関にはツルウメモドキが飾ってありますが、今まで果実が育っている状態を見たことがありませんでした。ところが、例年なら帰省することない9月と11月に帰省することになり、その際にツルウメモドキの果実の経過を見ることができました。〈散歩日:9月16日、11月17日〉

ツルウメモドキ(蔓梅擬)は、ニシキギ科ツルウメモドキ属の落葉つる性木本で、北海道から沖縄までの全域に分布します。雌雄異株で、花期は5~6月。

・葉は互生し、長さ5~10センチの楕円形で先が尖る。浅い鋸歯あり
・葉腋に短い集散花序を出し、黄緑色の花を数個つける。花弁は5枚、径6~8ミリ
果実はさく果で、径7~8ミリの球形。秋に黄色に熟し、果皮が3つに裂けると橙赤色の仮種皮に包まれた種子が現れる

■9月16日
1. 淡い緑色の果実が多数できていました。
きれぎれの風彩 「ツルウメモドキ」1-1

2. 果実にはうっすらと3つに裂ける筋が出ています。先端に花柱が残ります。
きれぎれの風彩 「ツルウメモドキ」1-2

3. 全体の姿を記録しようと思ったのですが、縦に長く上手くいきません。
 でも、ツル性ですのであまり意味のないことだったと後で思いました。
きれぎれの風彩 「ツルウメモドキ」1-3


■11月17日
4. 葉が落ちた後に、満開の花のように見えるほど、多数の果実が開いています。
きれぎれの風彩 「ツルウメモドキ」1-4

5. 果皮の黄色と種子の橙赤色のコントラストが特徴です。
きれぎれの風彩 「ツルウメモドキ」1-5

6. 果皮が3つに裂けて、橙赤色の仮種皮が現われてくる様子です。
きれぎれの風彩 「ツルウメモドキ」1-6


2ヶ月でまったく異なる様相になっていたことと、やはり多数の果実には驚かされますし、落葉後にこのような彩りはとても目立ちます。

「橙赤色の仮種皮はニシキギ科の特徴」との記載がありましたので、この日記でもとりあげたことのあるニシキギ科の「ニシキギ」「コマユミ」「マユミ」の果実を改めて見てみました。確かに似たような感じです。
ただ、配色についてはツルウメモドキの果実が一番だと思います。

| 他の木元 | 23:36 | comments:14 | trackbacks:0 | TOP↑

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フジ ~高木で花咲かす(新潟)

GWに新潟県十日町市の実家に帰省した時のこと、遠くで数本の高木が並んで藤色の花を咲かせているのが目にとまりました。といっても花はフジのようです。雨が止んで陽が射してきましたし、これは近くまで行って確認するしかありません。娘婿に声を掛け、2人で出かけました。帰省のことはこちらも参照。〈散歩日:5月4日〉

フジ(藤)は、マメ科フジ属のツル性落葉木本で本州・四国・九州に分布する日本固有種です。4~5月に長い穂のような総状花序を垂れ下げ、紫色の花を咲かせます。
フジには、ツルが右巻き(上から見て時計回り)と左巻きの2種類があり、右巻きの標準和名はフジまたはノダフジで、左巻きはヤマフジまたはノフジです。

フジは斜面の途中にあって下の方は特に急になっており、雨上がりということもあり間近までは行けませんでした。
1. フジは少なくとも間を空けて並んだ3本以上の樹木に絡みついていました。
きれぎれの風彩 「フジ」4-1

以下は、向かって右側のフジです。
2. 支えにしている樹はスギですが、外側に見えている葉もほぼフジの葉です。
きれぎれの風彩 「フジ」4-2


3. 上部は花が多いです。花序はまだ短いものも多く、これからもっと大きくなるのでしょう。(その時に見られないのが残念です)
きれぎれの風彩 「フジ」4-3


4. フジの枝が横に張りだしたあと下に垂れています。相当な枝数になりそうです。
きれぎれの風彩 「フジ」4-4


5. 下部が見られる一番近くまで行きました。フジの太いツルが杉の幹を締め付けて痛々しいです。上から見ると右巻きなのでフジです。
きれぎれの風彩 「フジ」4-5


フジは、支えてもらっている樹と共生する戦略はとらず、あらかじめ隣の樹にも枝を広げておき、支える樹が弱って枯れたら隣に簡単に移動することができるようです。隣に適当な樹がなけれ匍匐(ほふく)枝を伸ばしてクローン繁殖も行えるたくましい植物です。
とはいえ、林縁で踏ん張っているスギの樹には申し訳ないのですが、今回見ることのできた光景を来年以降も見たいと思いますので、何とか頑張ってほしいです。

| 他の木元 | 21:15 | comments:12 | trackbacks:0 | TOP↑

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ノイバラ ~虫こぶ

8月6日に北本自然観察公園に行ってきました(1か月半振り。散歩も久し振り)。当園では遊歩道沿いにノイバラを見ることができ、今春は白い5弁花を取り上げましたが、今回は虫こぶに出会いました。他の方の日記で見ていたので、それと分かりました。

ノイバラ(野茨、野薔薇)は、バラ科バラ属の落葉性つる性低木で、日本のノバラの代表種です。花期は5~6月。果実は熟すと赤くなり、冬でも残ります。

虫こぶ名:バラハタマフシ →バラ(薔薇)-ハ(葉)-タマ(球)-フシ(こぶ)
形成虫名:バラハタマバチ(タマバチ科)
形状:球状で直径1センチ前後。表面には疎らに突起(トゲ)がある

形状から最初は何かの果実かと思いましたが葉の裏ですし、「そういえば」と以前見たブログを思い出しました。
きれぎれの風彩 「ノイバラ」3-1

虫こぶの成長により色が変わるようです。
きれぎれの風彩 「ノイバラ」3-2

きれぎれの風彩 「ノイバラ」3-3


森林総合研究所のWebサイト(自然探訪)によると
5月中旬から8月にかけて継続的に現れるこの虫こぶは、20日ほどで成熟し地面に落下 → 虫こぶの中にいる幼虫はそのまま成長し続ける → 蛹を経て成虫となる → 翌年春に虫こぶに穴を開けて脱出したのち、ノイバラの新芽に産卵する・・・という。

幼虫にとっては、虫こぶの中は餌になり、寒さをしのぎ外敵からも守ってくれる家で、その家は虫が植物の中に入り込み、植物の生長を操作することでできあがります。
何とも不思議な生態です。

虫こぶには様々な種類があり、中には見た目の悪いものもありますが(そういうのはスルーしてます)、バラハタマフシは(個人的に)大丈夫なので記録しておきます。

| 他の木元 | 21:36 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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ツキヌキニンドウ ~花茎が葉を突き抜ける

今年の3月以来、久し振りに『埼玉県 花と緑の振興センター』に立ち寄りました。それほど時間は無かったのですが、初めて知る花がありました。〈散歩日、7月15日〉

ツキヌキニンドウ(突抜・突貫忍冬)は、スイカズラ科スイカズラ属の常緑ツル性木本です。北アメリカ原産で、日本には明治初期に渡来し観賞用に植えられています。

〔Webで確認した特徴〕
・花期は春から秋(6月~9月)。枝先にラッパ状の花をつける
・花色は一般的に赤系で、外側は濃紅色・朱橙色、内側は橙色から徐々に濃くなる
卵形の葉が対生するが、花序のすぐ下の葉だけは2枚の葉が合着し一枚になる

1.ラッパ状とか漏斗状と言われる筒状の花がまとまって付きます
きれぎれの風彩 「ツキヌキニンドウ」1-1


2.咲き始めの花は、内側が明るいオレンジでした。花の色が咲いてから変化するのは、スイカズラも同じです
3~5.花の終わり、花が落ちた後、若い果実が実ったものなど、段階的に見られました。また、もれなく合着した葉がついています。不思議です
6.その他多くの対生する葉です。若い葉は色が薄いです
「2」「3」「4」「5」「6」
「ツキヌキニンドウ ~花茎が葉を突き抜ける」

見た時に、名札がありましたので名前を知ることはできましたが、カタカナ表記なので単に変わった名前だと思いました。
調べてみると、和名は合着し一枚になった葉の真ん中から茎が突き抜けて出るように見えることからツキヌキ(突抜)と、スイカズラの別名であるニンドウ(忍冬)を合わせたようです。・・・・・いつもながら命名者は大変だと思いました。

| 他の木元 | 22:52 | comments:8 | trackbacks:0 | TOP↑

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