きれぎれの風彩(ふうさい)

庭木や植物、自然やエコを中心に…関心のあること、気になったことを綴っています。

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ノイバラ ~虫こぶ

8月6日に北本自然観察公園に行ってきました(1か月半振り。散歩も久し振り)。当園では遊歩道沿いにノイバラを見ることができ、今春は白い5弁花を取り上げましたが、今回は虫こぶに出会いました。他の方の日記で見ていたので、それと分かりました。

ノイバラ(野茨、野薔薇)は、バラ科バラ属の落葉性つる性低木で、日本のノバラの代表種です。花期は5~6月。果実は熟すと赤くなり、冬でも残ります。

虫こぶ名:バラハタマフシ →バラ(薔薇)-ハ(葉)-タマ(球)-フシ(こぶ)
形成虫名:バラハタマバチ(タマバチ科)
形状:球状で直径1センチ前後。表面には疎らに突起(トゲ)がある

形状から最初は何かの果実かと思いましたが葉の裏ですし、「そういえば」と以前見たブログを思い出しました。
きれぎれの風彩 「ノイバラ」3-1

虫こぶの成長により色が変わるようです。
きれぎれの風彩 「ノイバラ」3-2

きれぎれの風彩 「ノイバラ」3-3


森林総合研究所のWebサイト(自然探訪)によると
5月中旬から8月にかけて継続的に現れるこの虫こぶは、20日ほどで成熟し地面に落下 → 虫こぶの中にいる幼虫はそのまま成長し続ける → 蛹を経て成虫となる → 翌年春に虫こぶに穴を開けて脱出したのち、ノイバラの新芽に産卵する・・・という。

幼虫にとっては、虫こぶの中は餌になり、寒さをしのぎ外敵からも守ってくれる家で、その家は虫が植物の中に入り込み、植物の生長を操作することでできあがります。
何とも不思議な生態です。

虫こぶには様々な種類があり、中には見た目の悪いものもありますが(そういうのはスルーしてます)、バラハタマフシは(個人的に)大丈夫なので記録しておきます。

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| 他の木元 | 21:36 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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ツキヌキニンドウ ~花茎が葉を突き抜ける

今年の3月以来、久し振りに『埼玉県 花と緑の振興センター』に立ち寄りました。それほど時間は無かったのですが、初めて知る花がありました。〈散歩日、7月15日〉

ツキヌキニンドウ(突抜・突貫忍冬)は、スイカズラ科スイカズラ属の常緑ツル性木本です。北アメリカ原産で、日本には明治初期に渡来し観賞用に植えられています。

〔Webで確認した特徴〕
・花期は春から秋(6月~9月)。枝先にラッパ状の花をつける
・花色は一般的に赤系で、外側は濃紅色・朱橙色、内側は橙色から徐々に濃くなる
卵形の葉が対生するが、花序のすぐ下の葉だけは2枚の葉が合着し一枚になる

1.ラッパ状とか漏斗状と言われる筒状の花がまとまって付きます
きれぎれの風彩 「ツキヌキニンドウ」1-1


2.咲き始めの花は、内側が明るいオレンジでした。花の色が咲いてから変化するのは、スイカズラも同じです
3~5.花の終わり、花が落ちた後、若い果実が実ったものなど、段階的に見られました。また、もれなく合着した葉がついています。不思議です
6.その他多くの対生する葉です。若い葉は色が薄いです
「2」「3」「4」「5」「6」
「ツキヌキニンドウ ~花茎が葉を突き抜ける」

見た時に、名札がありましたので名前を知ることはできましたが、カタカナ表記なので単に変わった名前だと思いました。
調べてみると、和名は合着し一枚になった葉の真ん中から茎が突き抜けて出るように見えることからツキヌキ(突抜)と、スイカズラの別名であるニンドウ(忍冬)を合わせたようです。・・・・・いつもながら命名者は大変だと思いました。

| 他の木元 | 22:52 | comments:8 | trackbacks:0 | TOP↑

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ノイバラ ~芳香ある白い5弁花

5年前の冬、北本自然観察公園で赤い果実を見て、それがノイバラであることを知りました。その後、春に咲く白い花も確認しましたが…、今回はこれまでよりも良いタイミングで見ることができましたので、初めて花を取り上げます〈散歩日:5月20日〉

ノイバラ(野茨、野薔薇)は、バラ科バラ属の落葉性つる性低木で、日本のノバラの代表種です。北海道から九州まで分布し、野原や林縁、河原などにふつうに生えます。地方による変異も多いようです。

〔Webで確認した特徴〕
・花期は5月~6月。樹高は2メートルくらい。よく分枝し鋭いトゲがある
・葉は互生し、奇数羽状複葉。小葉は先が尖る楕円形で3~4対、細かい鋸歯あり
・枝先に円錐花序をなし、径2センチほどの白い花を多数つける
 花弁は5枚で、雄しべは多数。花柱は基部近くが合着して柱状になる
・秋にそう果が数個入った球形の偽果(花床が肥大化したもの)をつけ赤く熟す

以下は林縁のノイバラの様子です。日当たりの良いところのノイバラは花がほぼ終わっていました。ノイバラは一般的なバラのイメージとは異なります。
1.木漏れ日がちょうど花にさして…。少し離れて見るのがキレイかもしれません
きれぎれの風彩 「ノイバラ」2-1


2.水辺のノイバラです。園路からは少し離れていました。
3~4.あまり人の通らない園路沿いですが、通る方は足を止めていました
5~6.花弁は先が少し凹みます。花は一斉に咲くのではなく順に咲くようで、雄しべが黄色から萎え黒くなっているものも多かったです
「2」「3」「4」「5」「6」
「ノイバラ ~芳香ある白い5弁花」


園芸のことは分かりませんが、ノイバラはバラの8原種の1つで、西洋に渡ってからは、房咲き性という性質の原種となり、品種改良や種の繁殖に使われたようです。また今でも、バラを増やすときの台木として、利用されることが多い植物のようです。

和名の由来は、野山に自生しているイバラ(刺の意味)ということからノイバラという名がついたという説や、古代の東国方言ウマラ(棘)からウバラ、イバラに転訛したという説などの記載がありました。

| 他の木元 | 19:33 | comments:10 | trackbacks:0 | TOP↑

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ノブドウ ~小さな花~若い果実

昨年の秋に、丸山公園(上尾市)の駐車場近くでノブドウの果実を見ましたが、先月は同所において、花~若い果実を観察できました。〈散歩日:6月18日、26日〉

ノブドウ(野葡萄)は、ブドウ科ノブドウ属のツル性落葉低木です。日本各地の山野に生えます。巻きひげで他物にからみつきます。名前は野に生えるブドウから。

〔Webで確認した特徴〕
・葉は互生し、葉身はほぼ円形で長さ数センチ~10センチほどになり3~5裂する。基部は心形になり、縁は浅い鋸歯あり
・葉に対生して、巻きひげが出る。巻きひげは、先が2又に分かれる
・花期は7~8月。集散花序をだし、径4ミリほどの花を多数つける
・果実は径7ミリほどの球形で緑色。秋には、ブドウタマバエやブドウトガリバチの幼虫が寄生し虫えいを作るので、白・紫色・瑠璃色などになる。形も不揃いに

1.フェンスや低木を頼りに立ち上がり、枝先は所在無げに宙を彷徨います
きれぎれの風彩 「ノブドウ」1-1


2~4.花は小さく色も目立ちません。花弁と雄しべは5個です。同じ花序に蕾、花、花弁と雄しべが落ちた状態、若い果実などが一度に見られます
5~6.生長の早い株(枝)では、ほとんどが果実になっている花序(房)もあります。緑一色ですがキレイな果実です。葉の形は弱冠の差で様々あります
「2」「3」「4」「5」「6」
「ノブドウ ~小さな花~若い果実」


7.こちらは、昨年の10月12日に同所で見た果実です。虫こぶにより膨らんで様々な色、大きさになっています。なお、正常な果実は少ないとのことです
きれぎれの風彩 「ノブドウ」1-7

| 他の木元 | 22:27 | comments:10 | trackbacks:0 | TOP↑

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ノカンゾウ ~夏に咲く赤橙色の花

上尾市の丸山公園の西側にある園路を歩いていると、橙色の花が目にとまりました。他の方のブログで見たことのあるノカンゾウです。翌週、北本自然観察公園にいくと南入口の近くで同種を見ることができました。〈散歩日:6月18日、6月26日〉

ノカンゾウ(野萓草)は、ススキノキ科(ユリ科)ワスレグサ属(キスゲ属※)の多年草で、本州~沖縄および中国に分布し、やや湿ったところに見られます。※分類は種々あるようです。名前は、漢名の萱草(かんそう)をそのまま音読みして、野山に咲くことからノカンゾウに転訛したそうです。

〔Webで確認した特徴〕
・葉は根際から生え、細長い線形で弓状に曲がって垂れる
・花期は6月~8月、70センチ前後の花茎を立て、茎頂に赤橙色の花を付ける(花色は変化多い)。花被片は先が反り、長さ約7センチ。花の直径約7センチ
・果実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される)

1~3.〈6月18日〉丸山公園の境界辺り:花はユリの花の形に似た咲き方です。朝咲いて夜にはしぼむ一日花とのこと。それでも、次々に咲くようです
4~6.〈6月26日〉北本自然観察公園:園路から離れている場所です。多数のノカンゾウが咲いていました。ノカンゾウは花の大きさ、色合いから目立ちます
「1」「2」「3」「4」「5」
「ノカンゾウ ~夏に咲く赤橙色の花」

きれぎれの風彩 「ノカンゾウ」1-6


同属のヤブカンゾウは、花が八重咲でやや大型ですが、花以外(葉、茎)はよく似ています。他の仲間には、ニッコウキスゲ、トビシマカンゾウ、ヒメカンゾウ、ハマカンゾウなどがあります。
この中では(十何年も前のことですが)ニッコウキスゲを見たことがあります。それこそ日光の方と野反湖でした。ノカンゾウよりももっと黄色っぽい花色でした。

ノカンゾウの若芽・若葉、花・蕾は食用になるようです。食べたことはないと思いますが、検索して白い芽の画をみると、見たことがあるような気もします。

| 他の木元 | 21:21 | comments:10 | trackbacks:0 | TOP↑

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