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きれぎれの風彩(ふうさい)

庭木や植物、自然やエコを中心に…関心のあること、気になったことを綴っています。

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セリ ~北本での大群生/食用

北本自然観察公園の木道沿いではセリが白い花を咲かせていました。毎年よく見る光景です。しかし、その先の広い草地でもセリが群生していました。いつもならカナムグラだらけになる草地なのですが、この光景は初めてです。〈散歩日:7月27日〉

セリ(芹)はセリ科セリ属の多年草です。日本各地の低地の湿地や休耕田など土壌水分の多い場所に自生します。花期は7~8月。

▼広い草地の大部分がセリでした。画の左側にも拡がっています。
きれぎれの風彩 「セリ」2-1


この草地は湿地ではありませんが、小川のそばで比較的水分が多いのではないかとと思われます。いつも草叢になり、木本が育っているのを見ません。

▼多数のセリの花です。花は蕾も多くこれからピークになるような状態でした。
きれぎれの風彩 「セリ」2-2

きれぎれの風彩 「セリ」2-3


▼セリの花は、茎の先端部で花軸が放射状に多数でて(散形に出て)、各花軸にそれぞれ散形に花をつける複散形花序です。一つの花は2ミリほどの小ささ。
きれぎれの風彩 「セリ」2-4


▼遊歩道を挟んだ広い草地の反対側も草地になっていますが、こちら側はセリが少なくカナムグラが繁殖していました。
きれぎれの風彩 「セリ」2-5


春の七草のセリは、春先に柔らかい芽を伸ばし、セリが美味しいのは、その若く柔らかい茎葉の部分なので、食用の旬の時期は2月から4月の早春です。

セリは、別名「シロネグサ(白根草)」といい、仙台市周辺では鍋の具材にこの根も使います。ここ10年ほどで有名(?)になりました。根は、特に厳寒期においしくなることから、セリ根の旬は11月半ば~3月頃のようです。(私は好みます)

セリ鍋の宮城県は、セリの生産量が都道府県で第1位で4割弱を占める大生産地です。2位は茨城県で2割超、3位は大分県で1割超。それから秋田県、広島県、高知県と続き、6県で9割を占めます。
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| 草本(草花・野草) | 13:05 | comments:8 | trackbacks:0 | TOP↑

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ニガナ ~雑木林の陽だまりに・・・

(前回も散歩日から間の空いた日記でしたが、同日の続きですのでさらに・・・。)
平塚公園(上尾市)で見たネジキの近くですが、雑木林の中に眩しく感じる陽だまりがありました。近づくとニガナが群生していました。〈散歩日:5月26日〉

ニガナ(苦菜)は、キク科ニガナ属の多年草で、日本各地の日当たりの良い草地や林縁に生育します。草丈は30~50センチ程です。苦いことが名前の由来です。
〔Webで確認した特徴〕
・細い茎が上部で枝分かれし、先に径1.5センチ程の黄色い頭花をつける
・茎葉は柄がなく丸く茎を抱く。根生葉は柄があり披針形で切れ込むものがある
・舌状花は細長く、通常は5個(~7個)。5個の雄しべの葯が合着して筒状になり(集約雄しべ)、その中から雌しべが伸びて、充分に伸びきったら柱頭が2つに開く

「陽だまり」という言葉が適正かどうか分かりませんが、こんな感じです。
きれぎれの風彩 「ニガナ」2-01


陽だまりの範囲の多くはニガナでした。ちょっと驚きました。
きれぎれの風彩 「ニガナ」2-02

きれぎれの風彩 「ニガナ」2-03


葉の様子を記録しようと思ったのですが、他の植物も多くて・・・分りにくいです。
きれぎれの風彩 「ニガナ」2-04


花弁の数は少ないのですが、花の数が多いので群生では見応えがあるように思います。秋に咲く、同じように花弁数が少ないシラヤマギクとは違うな~と。
きれぎれの風彩 「ニガナ」2-05


肉眼では見難いのですが、シベは柱頭が2つに分かれて巻いています。
きれぎれの風彩 「ニガナ」2-06


5月の散歩ですが、ちょっと印象深い光景でしたので記録しておきます。

| 草本(草花・野草) | 21:08 | comments:10 | trackbacks:0 | TOP↑

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チリアヤメ(ハーベルティア) ~青い3花弁+3

上尾市の上平公園の草地で、青い花をつけた草本を見ました。草丈が低い割に花径が大きく、3花弁と変わっています。初見です。〈散歩日:5月26日〉

チリアヤメは、アヤメ科チリアヤメ属の多年草(球根)で南米(チリ・アルゼンチン)の原産です。日本には大正の初期に来たようです。別名:ハーベルティア。
〔Webでの特徴〕
・草丈は10センチほどで、花期は5月頃。
・花径は3センチほど。3枚の丸みのある花弁(外花被)には基部に濃淡の模様があり、その上に小さな花弁(内花被)が3枚ある。

高木で日陰になっている草地に青いプロペラが点在していました。初めて見る花なので、その姿に少し驚きました。
きれぎれの風彩 「チリアヤメ」1-1


花の大きさは、丈が同じくらいの草本に比べたらダントツに大きいのではないでしょうか。花弁数を減らして一枚を大きくする作戦(?)。
きれぎれの風彩 「チリアヤメ」1-2


画では分かりにくいのですが、葉は線状で葉先が尖ります。
きれぎれの風彩 「チリアヤメ」1-3


トリミングで内花被を確認。外花被よりも濃い色ですが、とても小さいので花全体としては中央部の模様のようです。
きれぎれの風彩 「チリアヤメ」1-4


条件が良いとこぼれダネで自然に増えるそうなので、来年はさらに多くのチリアヤメが見られるかもしれません。

| 草本(草花・野草) | 22:18 | comments:10 | trackbacks:0 | TOP↑

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チューリップ ~越後丘陵公園

GW帰省時、二日目は朝実家を出発し長岡市にある国営越後丘陵公園に行ってきました。初めて訪れる公園ですが、この時期見頃の“本場”のチューリップを見てみようと思いました。〈散歩日:5月4日〉

チューリップは、日本で初めて新潟県と富山県でほぼ同時期(大正7~8年)に本格的な栽培が行なわれ、新潟県はチューリップの切り花出荷量全国1位(2位は埼玉県)、球根出荷量全国2位(1位は富山県)のチューリップ王国です。
ただし、栽培は下越地方の新潟市・胎内市・五泉市・新発田市などが中心で、同じ県でも私の田舎では“らしい”光景はまったく見られません。・・・それはさておき

チューリップは、ユリ科チューリップ属の球根植物で、原産地はトルコの辺り。世界中で人気があり、これまでに数多の品種が誕生し、現在の品種リストには5000を超える品種が登録され、およそ1000品種が世界中で育てられているそうです。

1-2. この日は『チューリップまつり』期間で、約3,000m2の「花の丘」をチューリップが彩っていました。131品種16万球(株)あるそうです。
一番広い面積で植えられていたのは、様々な花色のミックスです。
きれぎれの風彩 「チューリップ」2-01

きれぎれの風彩 「チューリップ」2-02

3. 青空と丘陵を背景に気持ちの良い長閑な感じです。
 (でも人出は徐々に増え、目の前から人がいなくなる待ち時間あり。)
きれぎれの風彩 「チューリップ」2-03

4. 他所の国営公園ではメインのネモフィラが足元を飾っていました。
きれぎれの風彩 「チューリップ」2-04

5. 天気が良すぎたせいか、画の紫色や赤系の色が・・・目視とはちょっと違うような。
きれぎれの風彩 「チューリップ」2-05


6-10. 普段チューリップを見ることがなく、昔からよく見るチューリップしか知らないので、様々な品種・花色に「すごいな~」「きれいだな~」と感心しきりでした。(以下のチューリップに名札はありましたが控えていません)
「6」「7」「8」「9」「10」
「きれぎれの風彩 チューリップ~越後丘陵公園」


| 草本(草花・野草) | 23:00 | comments:11 | trackbacks:0 | TOP↑

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ショウジョウバカマ ~松之山の里山散策

十日町市松之山「キョロロの森(バードピア須山)」では、まだ残雪も見られました。雪国では、春の野草は=雪どけ後の野草で、同じ地域だとしても場所によって開花時期が異なることになります。散策をした時、バードピア須山の中では「ショウジョウバカマ」があちらこちらで見られました。〈散歩日:5月3日〉

ショウジョウバカマ(猩々袴)は、ユリ科(メランチウム科)ショウジョウバカマ属の多年草です。雪国では、雪解け後すぐに花を咲かせます。
花茎は高さ10~30センチで数個の鱗片葉(りんぺんよう)をつけます。花の咲き初めは雌しべの柱頭が飛び出た雌性期で、その後雄しべが伸びて雄性期になります。

1. 斜面林の下で湿地の近くの平地では、多数のショウジョウバカマがまとまって咲いていました。(GW帰省で実家の方ではここまでの状態は見られません)
きれぎれの風彩 「ショウジョウバカマ」3-01


2. 淡紅紫色の花でショウジョウバカマ“らしい”花色と思いました。ゼンマイと。
きれぎれの風彩 「ショウジョウバカマ」3-02


3. 異なる花色で並んでいました。
きれぎれの風彩 「ショウジョウバカマ」3-03


4. 以下は、斜面地山側です。おかげで撮りやすい・・・というメリットもあります。花茎の先に球状~半球状にまとまって花をつけます。
5. 一つの花は花披片6個、花径約1センチほど。↓はトリミング。
6. 白っぽい花色で3つ並んでいました。
7. 茎には鱗片葉があります。ロゼット状の根出葉で越冬しますが、赤くなっている葉を見ることもあります。凍結防止のためにアントシアン(?)が形成されるとか。
4」「5」「6」「7」
「ショウジョウバカマ ~松之山の里山散策」


8. 茎が伸び、下を向いているのは花の終盤のようです。「花被片は花後に退色し、下向きになるとのこと。その後も花茎は伸び、果実(蒴果)ができ上向きになる。花被や蒴果は緑色になる」そうですが、そこまで見たことはありません。
きれぎれの風彩 「ショウジョウバカマ」3-08


| 草本(草花・野草) | 22:31 | comments:10 | trackbacks:0 | TOP↑

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