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きれぎれの風彩(ふうさい)

庭木や植物、自然やエコを中心に…関心のあること、気になったことを綴っています。

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カナムグラ ~幼苗(子葉-本葉)

北本自然観察公園の木道沿いの草地では、夏から秋にかけて「カナムグラ」が全面にはびこります。その北側の広い草地では、昨年「セリ」が全面に広がっていました。
そんな草地の、この時期の様子を確認しました。〈散歩日:2月24日〉

木道の近くで、初めて見ると思われる幼い株(苗)が点在していました。ひょろっと伸びた茎に細長い線状の葉がつき、その付け根からまったく形の異なる三角で裂けた葉が付いているのです。ちょっと不思議に思いました。

きれぎれの風彩 「カナムグラ」3-1

これは珍しい(?)のではと、どのように調べたら(検索したら)よいのか難しそうなので、園内の『埼玉県自然学習センター』で職員さんに写真を見せて伺ったところ、間髪入れずに「これはカナムグラです」と教えていただきました。これが!?

きれぎれの風彩 「カナムグラ」3-2

カナムグラ(鉄葎)は、アサ科カラハナソウ属でツル性の一年草です。職員の方に見せてもらった図鑑によると~幼苗は3~4月頃に発生し、子葉は線状で暗緑色、やや厚みがある。幼苗の本葉は三角状で縁に深い切れ込みがあり、赤みを帯びる~そうです。その後ツルになって伸び、掌状に深裂する成葉とはまったく異なる様子です。

きれぎれの風彩 「カナムグラ」3-3

それにしても、この日は2月24日なので、少し早いかもしれません。


木道の北側の草地では、こちらの植物が伸び始めていました。
きれぎれの風彩 「せり 200301」0224

一応、これも職員さんに伺ったところ「セリですね」と。
セリ(芹)はセリ科セリ属の多年草で、春の七草の一つですが、セリが美味しいのは、その若く柔らかい茎葉の部分なので、これからが旬の時期なのでしょう。

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| 草本(草花・野草) | 19:17 | comments:11 | trackbacks:0 | TOP↑

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ハナワラビ属(オオ&フユノ)の胞子

前回と同様、12月の北本自然観察公園散歩からです。昨年10月に、同園で初めてオオハナワラビを見ましたので、胞子を散布するところまでは見てみたいと思っていました。結果としては、タイミングが遅かったです・・・。〈散歩日:12月29日〉
11月10日と12月1日に見に行った時の様子はこちらです。

オオハナワラビとフユノハナワラビは、ハナヤスリ科ハナワラビ属の多年草で冬緑性(夏は枯れる)シダ植物で、球形の胞子嚢を多数つけます。

オオハナワラビを見に行くと、以前は多数みられた胞子葉が少なくなっていました。林床にロープなどで囲われることなく普通にあるので、動物に(人間含む)押されたり踏まれたりして折れることもありそうです。
また、残っているのを見ても、ほとんどが既に胞子を散布した後でした。
きれぎれの風彩 北本自然観察公園191229-03_02

倒木で守られていた2株です。
きれぎれの風彩 北本自然観察公園191229-03_01

胞子嚢(ほうしのう:胞子が詰まった袋)は枝に2列に並び、胞子が成熟すると裂けて胞子を散布します。終わったかなと思いながらも指で葉を弾いてみると、残っていた白い胞子が飛んでいきました。
きれぎれの風彩 北本自然観察公園191229-03_03

《参考》11月10日のオオハナワラビの胞子嚢の様子です。
きれぎれの風彩 北本自然観察公園191229-03_04


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フユノハナワラビは遊歩道に張られたロープの向こうにあります。
見に行くとしっかり胞子葉が直立していました。
きれぎれの風彩 北本自然観察公園191229-03_05

ここでは、オオハナワラビの散布よりもフユノハナワラビの散布の方が遅いようです。胞子嚢にはまだ白い胞子が残っていました。
きれぎれの風彩 北本自然観察公園191229-03_06

茎や枝に白くついているのは、雨の後に散布されたからかもしれません。

| 草本(草花・野草) | 17:19 | comments:10 | trackbacks:0 | TOP↑

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コシロノセンダングサ・アイノコセンダングサ

北本自然観察公園で11月10日にセンダングサの仲間を見ました。後で画を見ると白い舌状花がついているのです。そこで、再訪した際に同じ場所に行ってみました。花が終わっていないか心配でしたが、残っていました。〈散歩日:12月1日〉

コシロノセンダングサ(小白の栴壇草)は、キク科センダングサ属の一年草で、関東地方以西に広く帰化しているようです。コセンダングサの変種で似ていますが、明瞭な白色の舌状花を持つ点で区別されます。

1. 先月11日の再掲です。白い舌状花が筒状花の周りで咲いていました。
きれぎれの風彩 「コシロノセンダングサ」1-01


以下は、12月1日です。
2. 花は少なく、ほぼ果実(痩果)だらけ、ひっつき虫だらけです。浸入注意。
きれぎれの風彩 「コシロノセンダングサ」1-02

3. 花が残っているところです。ただ、舌状花(?)が小さいです。
きれぎれの風彩 「コシロノセンダングサ」1-03

4-6. アップでも記録しました(以前、主に使用していた別のカメラ使用)。
よく見ると舌状花の形や大きさがそれぞれ違います。筒状になっているものや唇形花のようになっているものもあります。
きれぎれの風彩 「コシロノセンダングサ」1-04

きれぎれの風彩 「コシロノセンダングサ」1-05

きれぎれの風彩 「コシロノセンダングサ」1-06

改めて調べてみると、センダングサ属の仲間には幾つかの種類があります。

(1)センダングサ:在来種とされ、花は大きく黄色の舌状花をもつ。あまり見ない。
(2)コセンダングサ:外来種で、舌状花がない。要注意外来生物に指定。
(3)タウコギ:在来種で、舌状花がない。茎は緑色で断面が円形。総苞片が大きい。
(4)アメリカセンダングサ:外来種で、舌状花はない。茎は暗紫色で稜あり。総苞片が大きい。要注意外来生物に指定。


これらの4種類は、分かりやすく問題ないと思います。(この日記では、(3)と(4)をまだとりあげたことがないです。)よく分からないのが、白い花をつけるタイプです。品種・名前(呼称)が統一されてないようです。(正解が分からないです)

白色の舌状花があり、花として大きいのがシロバナセンダングサシロノセンダングサと呼ばれ、小さいのがコシロノセンダングサ
アイノコセンダングサは、白く大きな筒状花やそれが変形し小さな舌状花のようになりかけているものなどがあります。
・・・今のところ、そんな個人的理解です。

明確ではありませんが、11月10日に見た花ではコシロノセンダングサが混じり、今回12月1日に見た花はほとんどがアイノコセンダングサと言えそうです。

辺りは、少なくともコシロノセンダングサとアイノコセンダングサ(たぶんコセンダングサも)が混在しながら群生していたのでしょう。

| 草本(草花・野草) | 16:29 | comments:8 | trackbacks:0 | TOP↑

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フユノハナワラビ/オオハナワラビ

北本自然観察公園では、オオハナワラビ〈私は今年の10月20日が初見〉とフユノハナワラビ〈初見は4年前〉が見られます。〈散歩日:11月10日、12月1日〉

フユノハナワラビオオハナワラビは、ハナヤスリ科ハナワラビ属の多年草で冬緑性(夏は枯れる)シダ植物で、球形の胞子嚢を多数つけます。
当園では案内がありますので、そのように認識することができますが、両者はとても似ていますので、判別するのは一見難しいです。Webで違いを拾ってみると、

フユノハナワラビ
 ・明るい草地、平地から低山地の向陽の道ばた、林縁で見られます
 ・栄養葉の裂片は鈍鋸歯縁 ・葉柄や葉軸は無毛 ・基部近くで分岐 

オオハナワラビ
 ・日陰~半日陰となる山地のやや湿気た林床で見られます。
 ・縁は鋭鋸歯や不規則で波状など ・葉柄や葉軸は有毛 ・基部から少し上で分岐


フユノハナワラビ〈11月10日〉
きれぎれの風彩 「フユノハナワラビ/オオハナワラビ」1-1

きれぎれの風彩 「フユノハナワラビ/オオハナワラビ」1-2

きれぎれの風彩 「フユノハナワラビ/オオハナワラビ」1-3


オオハナワラビ〈12月1日〉
きれぎれの風彩 「フユノハナワラビ/オオハナワラビ」1-4

きれぎれの風彩 「フユノハナワラビ/オオハナワラビ」1-5


他のWebサイトで紹介している栄養葉の裂片をみると、ある程度の違いが見てとれますが、当園の両者はそれほど違いが分かりません。
唯一確認できた違いは、拡大して軸を見ると、オオハナワラビには毛が有り、フユノハナワラビは毛がほぼありませんでした。

| 草本(草花・野草) | 22:20 | comments:8 | trackbacks:0 | TOP↑

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オオハナワラビ ~日陰地の花蕨

北本自然観察公園で園路から十数メートル離れた所に説明板らしきものが見えました。そこはケヤキの林床で、これまで説明板がたてられたのを(私は)見たことがありませんでした。そこで、何だろうと近づいてみると「オオハナワラビ」の説明板で、周囲に生育していました。一度見たいと思っていた植物です。〈散歩日:10月20日〉

オオハナワラビ(大花蕨)は、ハナヤスリ科ハナワラビ属の冬緑性シダ植物です。東北地方中部から九州まで分布し、山地の林内に生育します。草丈15~50センチ。

〔説明板の記載〕 ~ 光合成をする葉=栄養葉(えいようよう)と胞子をつける胞子茎(ほうしけい)からなるシダの仲間。秋に胞子茎の上部に黄色い胞子のうを付けると、花が咲いたように見えます。公園内には他に近縁のフユノハナワラビが生育。

特徴のある草姿で、4年前に初めて同園で見たフユノハナワラビに似ています。
きれぎれの風彩 「オオハナワラビ」1-01


オオハナワラビは、広い範囲で生えていました。私は初めてですが、公園のWebでは過去の日記に本種の記載があり、何年も前から確認されているようです。
きれぎれの風彩 「オオハナワラビ」1-02


秋に一つの葉柄から栄養葉と花茎のような胞子葉(胞子茎)が分かれて伸びます。
きれぎれの風彩 「オオハナワラビ」1-03


胞子葉(胞子茎)の上部には、胞子のう(胞子が入った袋)が付いています。これが花のように見えるというのが名前の由来ですが・・・。
きれぎれの風彩 「オオハナワラビ」1-04


栄養葉の先は鋭くとがり、ふちは鋭い鋸歯です。フユノハナワラビは葉の先が鈍く、縁は鈍鋸歯です。オオハナワラビの方がシャキッとしたイメージです。
きれぎれの風彩 「オオハナワラビ」1-05


胞子のうは、まだ熟していませんが、その経過は見られました。
きれぎれの風彩 「オオハナワラビ」1-06


同園の別の場所で自生するフユノハナワラビは、日当たりが良いせいか周囲の他の植物も良く育ち、落ち葉も多く、栄養葉の様子が見えにくかったです(立入禁止の範囲で手も届かず)。しかし、ここは、日陰で他の植物が育ちにくいせいか、栄養葉も全体の姿も分かり易く確認することができます(何より触れます)。

次回は、同日の他の植物をとりあげる予定です。また、久し振りにセミノハリセンボンやカヤネズミの巣を見ることができました。

| 草本(草花・野草) | 20:40 | comments:12 | trackbacks:0 | TOP↑

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