きれぎれの風彩(ふうさい)

庭木や植物、自然やエコを中心に…関心のあること、気になったことを綴っています。

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ハナショウブ ~菖蒲町の花菖蒲

一週間前、久喜市菖蒲町でアヤメ(ハナショウブ)とラベンダーを見てきました。今回は『菖蒲城趾あやめ園』でのハナショウブです。この日記でハナショウブを取り上げるのは初めてです。〈散歩日:6月17日〉

ハナショウブ(花菖蒲)は、アヤメ科アヤメ属の多年草で、ノハナショウブの園芸品種です。ショウブ科(サトイモ科)のショウブ(菖蒲、白菖)とは全く別の植物。
本種とアヤメ、カキツバタなどのアヤメ類を総称して「あやめ」と呼ぶことが一般的になっており、あやめ園、あやめ祭り、自治体の花名などに使用されています。

ハナショウブは、江戸時代の初めには栽培品種化され、今では数千種類もあります。大別すると江戸系(江戸種)、伊勢系、肥後系、長井古種の4系統に分類でき、県や市の天然記念物に指定されているものもあるそうです。

久喜市Webサイト「あやめ・ラベンダーのブルーフェスティバル」によると、『菖蒲城趾あやめ園』には16,000株(50品種)のハナショウブがあります。
1.見頃のハナショウブが咲き誇っていました
きれぎれの風彩 「ハナショウブ」1-1


2~3.入口近くの方は良く咲いていました。東屋のある所に菖蒲城址の石碑あり
4~5.奥の方の花は疎らでした
6.アップも1枚載せておきます
「2」「3」「4」「5」「6」
「ハナショウブ ~菖蒲町の花菖蒲」


7.入口となる旗本の陣屋裏門と城址の石碑
きれぎれの風彩 「ハナショウブ」1-7


8.ここでは、広大な田んぼも見られます。
きれぎれの風彩 「ハナショウブ」1-8


(次回は、同日のラベンダーです)

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| 草本(草花・野草) | 17:57 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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チョウジソウ ~今では希少な淡青色の花

北本自然観察公園の園路沿い、イヌザクラの近くに「チョウジソウ」の説明板がたてられていました。初めて目にする植物です。〈散歩日:5月20日〉

チョウジソウ(丁子・丁字草)は、キョウチクトウ科チョウジソウ属の多年草で、北海道・本州・九州に分布します。しかし(説明板によると)川の近くなど、やや湿った所に自生し、開発や土地の埋め立てが進んで生育できる場所が少なくなり、数が減っているそうです。同園でもここだけのようです。

〔Webで確認した特徴〕
・花期は5月~6月。草丈は40~80センチ。
・葉は互生し、細長い披針形(長さ6~10センチ)
・茎頂に集散花序を出し、5弁に分かれた淡い青色の花を多数咲かせる
・果実は2本の円柱状の細長い袋果で、長さ5~6センチ

1.園路と湿地の境あたりに、花をつけていない株も含め3株ほど生えていました。説明板がなければ気付かなかったかもしれません。
きれぎれの風彩 「チョウジソウ」1-1


2~5.薄い青色の花冠は15ミリほどで平開し、濃い色の基部は筒状です。花つきはそれほど多くなく楚々とした印象で好まれそうですが、妖しい雰囲気もあります
6.葉柄はほぼ無く、すっきりとした葉です
「2」「3」「4」「5」「6」
「チョウジソウ ~今では希少な淡青色の花」


名前は、花の形が横から見ると「丁」の字形に見えることから。あるいは、香料で有名な「丁子」(私は知りません)に似ていることからともいわれています。

多湿を好むことから、ジメジメした日本の気候に合った植物ともいえますが、人為的開発や護岸工事などによる生育地の喪失に加え、他の湿生植物と同じで田んぼとの関りが変わってきて適地を保てなくなったことも理由にあるようです。

かつては全国的に分布していたチョウジソウも、レッドデータで検索してみると、環境省カテゴリで準絶滅危惧(NT)。また、全国の7割を占める都道府県で、絶滅~絶滅危惧I類~II類に指定されています。

| 草本(草花・野草) | 23:50 | comments:8 | trackbacks:0 | TOP↑

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ヒロハテンナンショウ ~今年は別の場所で

昨年のGW新潟帰省時は春が早かったせいか、初めてヒロハテンナンショウを見ることができました。今年も見られるのかと同所に行くと・・・。〈散歩日:5月4日〉

いつもの山散歩コースの林内(昨年見つけた場所)では、小さい株を一つだけ見つけました。草丈は20センチ足らずで葉もまだ小さいのですが、淡い緑色の仏炎苞がしっかりついていました。(ここではまだまだのようです)
きれぎれの風彩 「ヒロハテンナンショウ」2-1

ヒロハテンナンショウ(広葉天南星)は、サトイモ科テンナンショウ属の多年草、
・日本海側に分布する。林内・林縁に自生
・葉は1枚で、ほぼ柄のない小葉が掌状に広がる。全縁
・仏炎苞は、小葉より下の位置につく(小葉より上にとび出ない)

夕方近く、「大白倉の棚田」を見に行った際、ついでに日当たりの良い道路沿いの山側を見ていくと、普通サイズのヒロハテンナンショウが幾つもありました。
小葉がパリッと開ききらない(波を打ったようになっている)のは、まだ若いからなのでしょうか(夕方だからなのか?日当たりが良すぎるのか?)。
「2」「3」「4」「5」「6」
「ヒロハテンナンショウ ~2017年は別の場所で」

ヒロハテンナンショウの仏炎苞は淡い緑色に白いラインが入り、テンナンショウの仲間の中ではキレイな色合いだと思います(といっても他の仲間をそれほど見ているわけではありませんけど)。

雪国の春の山野草は特に自生する環境で生育状態が大きく変わるものなのでしょう。来年の帰省時には、さらにいろんな場所で見比べたいものです。

| 草本(草花・野草) | 16:31 | comments:8 | trackbacks:0 | TOP↑

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アズマシロカネソウ ~うつむく黄緑色の小花

GW新潟帰省時に、山道を運転しているとサクラ(?)の大きな樹を見かけ、その方向へ狭い脇道を入っていくと小さな花の群生を見つけました。〈散歩日:5月4日〉

アズマシロカネソウ(東白銀草)は、キンポウゲ科シロカネソウ属の多年草です。日本海側の秋田県~福井県(鳥取県?)に分布し、山地の沢沿いや湿ったところに自生します。私が見つけた所も、少し水が染み出るような斜面地でした。

〔Webで確認した特徴〕
・花期は4~5月。茎は直立し、草丈は10~25センチ
茎の上部につく葉は鳥足状複葉(3出複葉?)になり、頂小葉は広菱形~広倒卵形で縁は粗くて円い鋸歯あり。根出葉はほとんどない
・花柄を斜めに伸ばし(2~3センチ)、先に径1センチ前後の花を斜め下向きに咲かす。黄緑色の花弁状の萼片は5個で、萼片の外側が不規則に紫色を帯びる
果実(袋果)は長さ1センチ弱で、基部で2つが合着する

陽が傾きかけた午後4時半頃でした。
1~3.開いた葉の傘の上に花柄を伸ばし、うつむき加減に花をつけている・・・感じです。花弁状の萼片は全開(平開)しません。萼片の一部が紫色でポイントになっており、群生ではコントラストをなします
4~5.葉は上部にしか付かないので、茎が伸びるとひょろっとした感じに見えます
「1」「2」「3」「4」「5」
「アズマシロカネソウ ~うつむく黄緑色の小花」


6.画は2のトリミングです。(花の内部が確認できる画はこれだけで…)
・萼片の内側に蜜を分泌するよう変化した黄色の花弁が5個あります。雄しべ多数
・隣には若い果実があります。2つの果実で魚の尾のような形をしています
きれぎれの風彩 「アズマシロカネソウ」1-6


上記の果実のことは調べているうちにそれと判りましたが、実際に見ている時はもちろん、画を見ていた時も、最初は何かの葉かと思いスルーして日記を書いていました。気づいて良かったです。(形は「この仲間独特の鯖の尾形」という記載もあり)

名前は、東日本に多いシロカネソウの仲間という意味でアズマシロカネソウの名がついたといいます。(シロカネソウは花が美しく白っぽい銀色に見えることから「白銀」とあてたそうです)
新潟などの積雪地を「東日本」というのはちょっと違和感がありますけど…。

| 草本(草花・野草) | 22:59 | comments:12 | trackbacks:0 | TOP↑

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ショウジョウバカマ ~白っぽいタイプの花

GW新潟帰省時に、娘夫婦と一緒にいつもの山散歩コースへ行きました。その際、ブナ林と杉林が交じる辺りにショウジョウバカマを見つけました。〈散歩日:5月4日〉

ショウジョウバカマ(猩々袴)は、ユリ科ショウジョウバカマ属の多年草です。北海道から九州までの、谷沿いや林野のやや湿った場所に自生します。
他所でよく見かけるのは紅紫色系の花ですが、今回見かけたのは白っぽい花でした。
(3年前に日記で取り上げましたが、薄い赤紫色?でした)

・花期は4~5月。草丈は10~30センチ(花後は50センチほどに)
・根生葉はやや細長く光沢があり、根本からロゼット状に広がる
 花茎に数個の鱗片葉(りんぺんよう)をつける
・花は径1~2センチ強で、花茎の頂に総状につけ、半球~球状にまとまる
 花の咲き初めは雌しべの柱頭が飛び出た雌性期で、その後雄しべが伸びて雄性期

1.枯葉の積もった林床で、スクッと花茎を伸ばしていました
きれぎれの風彩 「ショウジョウバカマ」2-1


2.本種の中では白っぽい花色だと思われます。雄しべがのび葯が開いた雄性期です
3.└トリミング。以前の花でもアップにすると細い蜘蛛の糸のようなものが(?)
4.寄りそうような2本の花茎です
5.木漏れ日が・・・・惜しい。画を見て新しい根出葉!と思ったら別の木の葉でした
6.参考に5年前に見た紫色系の花です
「2」「3」「4」「5」「6」
「ショウジョウバカマ ~白っぽいタイプの花」


実家にいる頃には、よく見かけたショウジョウバカマですが、帰省時の一日の1~2時間では良いタイミングで出会うのは難しいものだと感じた次第です。

| 草本(草花・野草) | 23:15 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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