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きれぎれの風彩(ふうさい)

庭木や植物、自然やエコを中心に…関心のあること、気になったことを綴っています。

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ノビル ~花後のむかご(珠芽)

北本自然観察公園散歩から。その3です。〈散歩日:5月23日〉
最初に埼玉県自然学習センター内の『生き物マップ』を見ていたところ、ノビルのムカゴについて記載がありました。ノビルはアサツキに似ている草姿のイメージで見たことはあると思いますが、当日記ではとりあげていません。花を見たかどうかというとあやふやで、ムカゴは覚えがありません。探すことにしました。

生き物マップの記載より抜粋 ~春見る姿とはだいぶ異なり、草丈は約50センチ。先端にむかごがついています。~
きれぎれの風彩 「ノビル」1-0


ノビル(野蒜)は、ヒガンバナ科ネギ属の多年草で、全国の土手や道端にふつうに生えます。「蒜」はネギ属の野菜の古称で、和名は、野に生える蒜が由来です。
・葉は線形で中空の筒状で、断面は三日月形。長さ20~30センチ
・花茎は40~60センチの高さになり、先端に散形花序をつける
・花後に小さな球根のようなむかご(珠芽)ができる。むかごは紫褐色で固く密生し、たくさん集まると表面に突起の出たボールのようになる


湿地の近くで見つけました。伸びた茎の先に多数のむかごが集まって付いています。
きれぎれの風彩 「ノビル」1-1


これを見たら「何これ!?」と思うので、今までは見逃していたのでしょう。
きれぎれの風彩 「ノビル」1-2


突起の付いたつぶつぶボールです。
きれぎれの風彩 「ノビル」1-3


花が残っているのもありました。(花を咲かせずにむかごだけができるものや、花とむかごが混じるものもあるそうです。また、茎に付いたまま芽をだすことも。)
きれぎれの風彩 「ノビル」1-4

今後は、開花の様子も見たいと思います。

ちなみに、当日記で検索したところ、ムカゴをとりあげたことのあるのは、ムカゴと言えばの「ヤマノイモ」や葉柄の中程や基部にムカゴをつける「カラスビシャク」、小さい葉のようなムカゴをつける「コモチマンネングサ」です。
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| 草本(草花・野草) | 17:58 | comments:8 | trackbacks:0 | TOP↑

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オヘビイチゴ ~葉は掌状で5枚小葉

前回と同じ北本自然観察公園散歩から。その2です。〈散歩日:5月23日〉
自然学習センター近くの草地に、この場所ではあまり見かけることのないい説明版が立っていました。初めて見聞きする「オヘビイチゴ」とありました。

オヘビイチゴ(雄蛇苺)は、バラ科キジムシロ属の多年草で、本州・九州・四国に分布し、田の畔や畑・草地などのやや湿った所で見られます。
・茎は地を這って立ち上がり、長さ20~50センチになる
・根出葉には長い葉柄があり、掌状複葉で小葉は普通5枚つく(ヘビイチゴやヤブヘビイチゴは三出複葉)。小葉は長さ2~6センチ。茎の先の葉は小さい
・果実は痩果で多数付き、赤くならない

オヘビイチゴは、根出葉が立ち上がり、全体的にヘビイチゴよりも大型です。
きれぎれの風彩 「オヘビイチゴ」1-1


小葉はヘビイチゴに似ていますが、ほとんどが5枚あります。
きれぎれの風彩 「オヘビイチゴ」1-2


大きい(?)複葉は整った形をしており、小葉5枚という特徴がよく分かりました。
きれぎれの風彩 「オヘビイチゴ」1-3


花はヘビイチゴに似ているという記載を見ましたが、キレイに咲いている花はありませんでした。またの機会にします。
きれぎれの風彩 「オヘビイチゴ」1-4


和名の「雄蛇苺」は、同属のヘビイチゴより大型であることによります。
なお、ヘビイチゴは以前ヘビイチゴ属でしたが、キジムシロ属に変わったようです。オヘビイチゴは、その前からキジムシロ属なので、以前は同じ仲間ではないと考えられていたようです。

| 草本(草花・野草) | 22:48 | comments:8 | trackbacks:0 | TOP↑

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ネバリノミノツヅリ ~小さな5弁花。腺毛有

上尾市『丸山公園』散歩から、その5です。〈散歩日:5月9日〉

小川の西側の遊歩道で小さな花をつけた草本が、一種類で叢状になっていました。小さい白い花といえばツメクサを思い浮かべ、そこまで小さくないならオオツメクサ?でも、葉の形が違うから、ノミノツヅリに違いないと同定。ところが全体に腺毛があるものを、変種としてネバリノミノツヅリというらしい・・・。

ネバリノミノツヅリ(粘り蚤の綴り)は、ナデシコ科ノミノツヅリ属の越年草。
茎は細いけれども堅く、乾燥する道端や荒れ地に生育します。秋に芽生え、春には広がって株を作る。最初は横に這うが花が咲く頃には立ち上がり、よく分枝します。
・草丈は10~25センチほどに。花期は3~6月。
・葉は対生し、無柄で卵形。長さ3~7ミリ。
・花は径約5ミリで、白色の5弁花。萼片も5個で、花弁よりやや長い。


遊歩道の脇に多数の白い花が目にとまりました。
きれぎれの風彩 「ネバリノミノツヅリ」1-1


トリミングしてみますが、ごちゃごちゃ感は凄いです。一本一本はか弱そうですが。
きれぎれの風彩 「ネバリノミノツヅリ」1-2


花は長い柄が斜め上に伸び、上を向いて5枚の萼と花弁が開きます。
きれぎれの風彩 「ネバリノミノツヅリ」1-3


花弁は倒卵形で先が丸く、萼片は長卵形で先端が鋭く尖ります。
きれぎれの風彩 「ネバリノミノツヅリ」1-4


腺毛の様子です。他の画でトリミングしましたけど、分かり難いかもしれません。
きれぎれの風彩 「ネバリノミノツヅリ」1-5


これでネバリノミノツヅリ・ノミノツヅリを初めて記録できると思いましたが、名前には何となく聞き覚えが・・・。念のためにと、この日記で検索すると、6年前にノミノツヅリでとりあげていました。(何ということでしょう・・・。)

| 草本(草花・野草) | 18:33 | comments:8 | trackbacks:0 | TOP↑

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ツボミオオバコ ~茎や葉に白い毛

上尾市『丸山公園』散歩から、その4です。〈散歩日:5月9日〉

こんなスマートなオオバコを見るのは初めてのことと思い記録しましたが、全体に毛があり葉も何か違うのです。調べてみると「ツボミオオバコ」と判りました。

ツボミオオバコ(蕾大葉子)は、オオバコ科オオバコ属の一年草で、北アメリカ原産の帰化植物です。(一般的なオオバコは在来種)
・茎や葉など全体が白い毛に覆われている。
・葉は根生葉のみで、倒披針形から楕円形。オオバコは葉の幅が広い。
・穂状花序に小さな花を多数つける。花被片は完全に開かず、蕾のように見える。


花茎がスーッと伸びている株がいくつも並んでいました。
きれぎれの風彩 「ツボミオオバコ」1-1


踏まれない場所に生えているのでスクスク育っているのでしょうか。
きれぎれの風彩 「ツボミオオバコ」1-2


茎の白い毛は密生し目立ちます。これなら間違いようが無さそうです。
きれぎれの風彩 「ツボミオオバコ」1-3


同日のツボミオオバコの写真がこれしか無いので他のを見たかったことと、その後の生長の様子を確認しようと思い、5月29日に再訪したのですが、上の場所や(いわゆる)雑草が生い茂っていた所はキレイに刈られていました。残念です。

以下は、5月29日です。別の場所で見つけたツボミオオバコです。砂利混じりの土ですが、株がいくつもありました。
きれぎれの風彩 「ツボミオオバコ」1-4


こちらは、在来種のオオバコです。見比べるとけっこう違います。
きれぎれの風彩 「ツボミオオバコ」1-5


ツボミオオバコの花序です。花は斜め上向きにツンツンしています。
きれぎれの風彩 「ツボミオオバコ」1-6


≪参照≫ オオバコの開花の様子。ヨーロッパ原産のヘラオオバコの開花の様子

| 草本(草花・野草) | 21:57 | comments:10 | trackbacks:0 | TOP↑

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ミコシガヤ ~密な小穂、下に長い苞

上尾市『丸山公園』散歩から、その3です。〈散歩日:5月9日〉

大池沿いで見かけました。カヤツリグサの仲間と思い、検索して似ている花序の画を探したところ、すぐに見つかりました。

ミコシガヤ(御輿茅)は、カヤツリグサ科スゲ属の多年草で、近畿以北の本州に分布し、河原や草地に自生します。
・草丈は30~60センチ。花期は5~7月。
・葉は幅2~3ミリの線形で長い(普通花茎よりは短い)
・花序は無柄の小穂を円柱状に密に付け(15~25個)、長さ3~8センチ。
 苞は葉状で、最下のものは長さ5~15センチ。上部のものは鱗片状となる。


あまり見ていない花姿だと思いました。一つの株(?)でも花茎は様々です。
きれぎれの風彩 「ミコシガヤ」1-1


花序の下の方から、長い苞葉がやや斜め上に伸びます。このおかげで賑やかです。
きれぎれの風彩 「ミコシガヤ」1-2


・小穂は雄雌性で、多数の雌花と上部に少数の雄花をつけ、長さ4~8ミリ。雌花の鱗片は卵形で鋭頭、長さ約3.5ミリ。 ~という難しい記載がありました。
小穂は、ぎゅ~っと詰まった何かの花のようにも見えます。
きれぎれの風彩 「ミコシガヤ」1-3


トリミングしてみました。上部の縮れた毛のようなものは雌しべかもしれません。
きれぎれの風彩 「ミコシガヤ」1-4


カヤツリグサ科やイネ科の小穂は難しいので、今回はこれくらいにしておきます。

| 草本(草花・野草) | 23:02 | comments:8 | trackbacks:0 | TOP↑

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