きれぎれの風彩(ふうさい)

庭木や植物、自然やエコを中心に…関心のあること、気になったことを綴っています。

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『原市沼の古代蓮』下見編

埼玉県行田市において、1973年に公共施設建設工事の際に偶然出土した蓮の種子が自然発芽し甦り、池に開花しているのが発見されました。この蓮は原始的な形態を持つ1400年~3000年前の蓮ということから「古代蓮」と称されています。いつか機会があれば見に行きたいと思っていましたが、先月他の方のブログで埼玉県上尾市の原市にも古代蓮があることを知りました。
調べてみると『原市沼の古代蓮』は行田市から古代蓮の種子を譲りうけ、「原市沼を愛する会」の人々の努力により、蓮の花の再生に成功したとのことです。どんな所なのか
、とりあえず行ってみることにしました。〈散歩日:8月12日〉

場所は東北・上越新幹線の高架の近くで、その高架橋を利用したニューシャトル沼南駅から徒歩5分ほどのところ。専用の駐車場は無く、道路沿いに車を止めます。

1.手作りの受付(入口)脇の掲示です。本日の開花本数が記されています。(見頃の7月上旬には200本/日前後の花が見られるそうです)一般開放は15日最終。
2.古代蓮は、区画されたいくつもの蓮池で育てられています
3.高架橋に向かっての光景です。様々な新幹線と可愛いニューシャトルが通ります
4~5.少ない花は高架橋側に(多めに)咲いていました
「1」「2」「3」「4」「5」
「『原市沼の古代蓮』下見編(1)」

6.何故か奥の方に大きな看板があり、何故かトリコロール色です
7.大きな葉には雨の残り?
8~10.花弁が落ちた直後から種子までは多数見られました
「6」「7」「8」「9」「10」
「『原市沼の古代蓮』下見編(2)」

古代蓮の花の見頃は7月上旬、見頃時間は午前6時~8時のようです。来年はこれに合わせて見に行こうと思います。


蓮池では、オニバスやオモダカ、コウホネといった水生植物や湿地側にはガマやハンゲショウなどが見られます。
オニバス(鬼蓮)は、15年以上前に北川辺町(現:加須市)から種子を頂いたもので、順調に生育・定着しています
きれぎれの風彩 「原市沼の古代蓮」1-11


水路で水生植物を見ているときに、目の端で動く青色が!見ると、カワセミでした。
きれぎれの風彩 「原市沼の古代蓮」1-12

※画はコンデジとスマホの混在です
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| 草本(草花・野草) | 10:40 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ガマとヒメガマの葉の付き方

北本自然観察公園では、遊歩道からガマが、池にかかる橋からはヒメガマが見られます。これまでは目につく花穂について見ていましたが、今回茎を見ていたら葉の付き方に違いがあるように見えました。〈散歩日:6月4日、18日〉

ガマが生長し草丈は私の身長を超えていました。この高さでも「よく支えられるものだな~」と茎を見たのがきっかけでした。 

▼以下の1~4は6月4日です。
*『葉鞘(ようしょう)』は葉の基部が鞘状になり茎を包む部分のことです。

1.ガマの茎・葉:葉は下の方が密で、上になるほど間隔が空きます。葉鞘が巻かれて切れる部分が四角で段々になっているのが面白いです。(ということは)葉は茎を挟んで両サイドにつきます(上から見たら放射状や十字ではなく一直線になる)。
きれぎれの風彩 ガマとヒメガマの葉-1

2.1のトリミング
きれぎれの風彩 ガマとヒメガマの葉-2


3.ヒメガマの茎・葉:全ての葉が茎の下部に密に付いています。葉鞘は四角ではなく円くなっています(ガマが「いかり肩」だとすると「なで肩」です)。葉はガマよりも幅が細く扇のように開きます(こちらも上から見たら一直線)。
きれぎれの風彩 ガマとヒメガマの葉-3

4.3のトリミング
きれぎれの風彩 ガマとヒメガマの葉-4


▼2週間後の6月18日です。草丈はさらに伸びていました。
5~6.遊歩道から見るガマの様子です。花穂の上側の雄花穂は終わりかけで、下側の雌花穂が大きくなっていました。
きれぎれの風彩 ガマとヒメガマの葉-5

きれぎれの風彩 ガマとヒメガマの葉-6


7~8.八ツ橋から見るヒメガマの様子です。こちらも良く育っています。花穂はまだです(花期はガマの方が早いです)。ヒメガマは雌花穂と雄花穂が離れています(ガマは間に隙間はありません)ので、花期以降はすぐ判ります。
きれぎれの風彩 ガマとヒメガマの葉-7

きれぎれの風彩 ガマとヒメガマの葉-8


※葉鞘の記述などは、目の前のガマとヒメガマを見た感想ですので、他所に生育するガマ・ヒメガマの全てが同じなのかどうかは分かりません。

※参考 
 ガマ ~花穂の経過、綿毛
 ヒメガマ(ガマ)~上下に雌花穂と雄花穂

| 草本(草花・野草) | 23:55 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑

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ハナショウブ ~菖蒲町の花菖蒲

一週間前、久喜市菖蒲町でアヤメ(ハナショウブ)とラベンダーを見てきました。今回は『菖蒲城趾あやめ園』でのハナショウブです。この日記でハナショウブを取り上げるのは初めてです。〈散歩日:6月17日〉

ハナショウブ(花菖蒲)は、アヤメ科アヤメ属の多年草で、ノハナショウブの園芸品種です。ショウブ科(サトイモ科)のショウブ(菖蒲、白菖)とは全く別の植物。
本種とアヤメ、カキツバタなどのアヤメ類を総称して「あやめ」と呼ぶことが一般的になっており、あやめ園、あやめ祭り、自治体の花名などに使用されています。

ハナショウブは、江戸時代の初めには栽培品種化され、今では数千種類もあります。大別すると江戸系(江戸種)、伊勢系、肥後系、長井古種の4系統に分類でき、県や市の天然記念物に指定されているものもあるそうです。

久喜市Webサイト「あやめ・ラベンダーのブルーフェスティバル」によると、『菖蒲城趾あやめ園』には16,000株(50品種)のハナショウブがあります。
1.見頃のハナショウブが咲き誇っていました
きれぎれの風彩 「ハナショウブ」1-1


2~3.入口近くの方は良く咲いていました。東屋のある所に菖蒲城址の石碑あり
4~5.奥の方の花は疎らでした
6.アップも1枚載せておきます
「2」「3」「4」「5」「6」
「ハナショウブ ~菖蒲町の花菖蒲」


7.入口となる旗本の陣屋裏門と城址の石碑
きれぎれの風彩 「ハナショウブ」1-7


8.ここでは、広大な田んぼも見られます。
きれぎれの風彩 「ハナショウブ」1-8


(次回は、同日のラベンダーです)

| 草本(草花・野草) | 17:57 | comments:8 | trackbacks:0 | TOP↑

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チョウジソウ ~今では希少な淡青色の花

北本自然観察公園の園路沿い、イヌザクラの近くに「チョウジソウ」の説明板がたてられていました。初めて目にする植物です。〈散歩日:5月20日〉

チョウジソウ(丁子・丁字草)は、キョウチクトウ科チョウジソウ属の多年草で、北海道・本州・九州に分布します。しかし(説明板によると)川の近くなど、やや湿った所に自生し、開発や土地の埋め立てが進んで生育できる場所が少なくなり、数が減っているそうです。同園でもここだけのようです。

〔Webで確認した特徴〕
・花期は5月~6月。草丈は40~80センチ。
・葉は互生し、細長い披針形(長さ6~10センチ)
・茎頂に集散花序を出し、5弁に分かれた淡い青色の花を多数咲かせる
・果実は2本の円柱状の細長い袋果で、長さ5~6センチ

1.園路と湿地の境あたりに、花をつけていない株も含め3株ほど生えていました。説明板がなければ気付かなかったかもしれません。
きれぎれの風彩 「チョウジソウ」1-1


2~5.薄い青色の花冠は15ミリほどで平開し、濃い色の基部は筒状です。花つきはそれほど多くなく楚々とした印象で好まれそうですが、妖しい雰囲気もあります
6.葉柄はほぼ無く、すっきりとした葉です
「2」「3」「4」「5」「6」
「チョウジソウ ~今では希少な淡青色の花」


名前は、花の形が横から見ると「丁」の字形に見えることから。あるいは、香料で有名な「丁子」(私は知りません)に似ていることからともいわれています。

多湿を好むことから、ジメジメした日本の気候に合った植物ともいえますが、人為的開発や護岸工事などによる生育地の喪失に加え、他の湿生植物と同じで田んぼとの関りが変わってきて適地を保てなくなったことも理由にあるようです。

かつては全国的に分布していたチョウジソウも、レッドデータで検索してみると、環境省カテゴリで準絶滅危惧(NT)。また、全国の7割を占める都道府県で、絶滅~絶滅危惧I類~II類に指定されています。

| 草本(草花・野草) | 23:50 | comments:8 | trackbacks:0 | TOP↑

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ヒロハテンナンショウ ~今年は別の場所で

昨年のGW新潟帰省時は春が早かったせいか、初めてヒロハテンナンショウを見ることができました。今年も見られるのかと同所に行くと・・・。〈散歩日:5月4日〉

いつもの山散歩コースの林内(昨年見つけた場所)では、小さい株を一つだけ見つけました。草丈は20センチ足らずで葉もまだ小さいのですが、淡い緑色の仏炎苞がしっかりついていました。(ここではまだまだのようです)
きれぎれの風彩 「ヒロハテンナンショウ」2-1

ヒロハテンナンショウ(広葉天南星)は、サトイモ科テンナンショウ属の多年草、
・日本海側に分布する。林内・林縁に自生
・葉は1枚で、ほぼ柄のない小葉が掌状に広がる。全縁
・仏炎苞は、小葉より下の位置につく(小葉より上にとび出ない)

夕方近く、「大白倉の棚田」を見に行った際、ついでに日当たりの良い道路沿いの山側を見ていくと、普通サイズのヒロハテンナンショウが幾つもありました。
小葉がパリッと開ききらない(波を打ったようになっている)のは、まだ若いからなのでしょうか(夕方だからなのか?日当たりが良すぎるのか?)。
「2」「3」「4」「5」「6」
「ヒロハテンナンショウ ~2017年は別の場所で」

ヒロハテンナンショウの仏炎苞は淡い緑色に白いラインが入り、テンナンショウの仲間の中ではキレイな色合いだと思います(といっても他の仲間をそれほど見ているわけではありませんけど)。

雪国の春の山野草は特に自生する環境で生育状態が大きく変わるものなのでしょう。来年の帰省時には、さらにいろんな場所で見比べたいものです。

| 草本(草花・野草) | 16:31 | comments:8 | trackbacks:0 | TOP↑

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