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きれぎれの風彩(ふうさい)

庭木や植物、自然やエコを中心に…関心のあること、気になったことを綴っています。

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こも巻き、ススキ刈り前、ウメ剪定など

前回と同様、12月の北本自然観察公園散歩からです。〈散歩日:12月29日〉

「こも巻き」がありました。本来は、松毛虫が木を降りて越冬する習性を利用し、幹に巻いた藁こもの中におびき寄せて駆除するためのものですが、これは冬越しに利用する虫の様子を観察するために巻いたものだそうです。(説明板参照)
きれぎれの風彩 北本自然観察公園191229-02_01

たぶん、定例の自然観察会などで「こも」を外して、どんな昆虫やクモがいるのかを見たりするのでしょう。何がどれほど集まるのか、ちょっと見てみたい気もします。


昔は茅場であったという所では、ススキの大株が点在しているのですが、まだ枯れた穂や葉が見られました。冬の内に刈られるはずです。
きれぎれの風彩 北本自然観察公園191229-02_02

毎年欠かさず枯草刈りをして手入れを続けていると、ススキの芽が出やすくなります。枯れたススキを刈って取り除かなければ、翌春の芽吹きの邪魔になり曲がったススキが生えて来ます。やがては枯れ草に空間を占拠されてしまい、芽吹きそのものも不活発となり枯れ草だけの薮となってしまうそうです。(茅葺職人さんの日記参照)
きれぎれの風彩 北本自然観察公園191229-02_03

昔から草原を維持するために「刈り取り」のほか「野焼き」や「放牧」が行なわれてきました。
箱根の仙石原も茅場で地元の住民が茅葺き屋根の茅や霜よけの敷き藁を集める採草地として維持されてきましたが、採草地としての役目を終えてからは、放置されたままに。その結果、灌木が生えはじめ、森林化が進むことで、湿原の植物が追いやられ、仙石原湿原の存続も危ぶまれるようになったそうです。その後、野焼きを復活させススキの草原が復活し、草原らしい景観を取り戻し、環境維持に役立っています。
先人が永年行ってきたことには意義があります。

日本人は草を刈る民俗です。日本には草刈りの文化がありました。草を刈ることで生まれた文化がありました。草を刈ることで生まれる風景がありました。・・・検索結果でたまたま開いた森林塾のテキストにそんなことが書かれていました。


公園隣地の梅林を見ると、細い枝をまとめて縛った束が地面に多数見られました。
調べてみると、梅の木は枝を伸ばしっぱなしにしていると、実があまりつかなくなるので選定は大切な作業で、夏や冬に必ず行なうようです。
きれぎれの風彩 北本自然観察公園191229-02_04

幹や太い枝から上方に向かって真っすぐ伸びる「徒長枝」は、そこに栄養をとられ他の枝の成長が遅くなり、花芽がつきにくくなるので、冬の間に剪定が必要のようです。写真の剪定された束を確認すると、ほぼ真っすぐな枝なので徒長枝なのでしょう。
きれぎれの風彩 北本自然観察公園191229-02_05

桜切る馬鹿 梅切らぬ馬鹿」ということわざもあり、桜の枝は切り口から感染して枯れてしまうため切らないほうが良いとされ、梅は反対に強い剪定にも耐えられ、枝を切らないと良い実がつかないところからきているそうです。

同じバラ科サクラ属なのに・・・。
生き物は(人間も)皆そういう見方が必要なのでしょう。
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| 生物・自然・環境・地理 | 22:51 | comments:10 | trackbacks:0 | TOP↑

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三ツ又沼ビオトープ 2014冬

関東での大雪の翌週、『三ツ又沼ビオトープ』に行ってきました。〈散歩日:2月23日〉

荒川と入間川の間(川越市・上尾市・川島町の境)にある三ツ又沼ビオトープは、かつて荒川と入間川が合流して“三ツ又”状になっていたところです。

この辺りは荒川の流れが大きく蛇行し、古くから頻繁に洪水が発生していたため、荒川と入間川の間に堤を設け、合流点を下流側に移動する工事が行われました。
三ツ又沼付近は、現在も昔の流れや岸の形がよく残り、沼や湿地、斜面林など多彩な自然に、水生植物や湿地性の植物をはじめ、たくさんの野生動植物が見られます。


1.風がなかったので、三ツ又沼は穏やかでした。(画の中央左にアオサギ)
2.木道から北側を見ます。枯れた植物は雪の重みで・・・。
3~4.ヨシの穂が水面に映っていました。
5.アオサギが飛んでいきます(1の続きです。かろうじて捉えました。)
「1」「2」「3」「4」「5」
きれぎれの風彩 「三ツ又沼ビオトープ;冬」(1)」


6.動植物に配慮した脚の高い木道です。雪がそこかしこに残ります。
7.元々斜めの枝が雪の重みで折れていました。伐って間もない切り口でした。
8~9.“緑の回廊”ですが、冬の緑は少ないです。9は駐車場側から。
10.若いハンノキです。ここのハンノキについて次回取り上げます。
「6」「7」「8」「9」「10」
「きれぎれの風彩 「三ツ又沼ビオトープ;冬」(2)」


この日、行き合った方は2組でした。静かな静かなビオトープです。
11.枯れ葉が残るクヌギ。
12.緑といえばキヅタ。
13.上の8の画の中央にあるベンチ代わりの丸太ですが、キノコでびっしり。
14~15.竹林は雪で倒れていました。復活するのかどうか。
「11」「12」「13」「14」「15」
「きれぎれの風彩 「三ツ又沼ビオトープ;冬」(3)


《参考リンク》
荒川の自然を守る会 http://arakawa.main.jp/menu.html
三ツ又沼ビオトープで確認された生物 http://www.ktr.mlit.go.jp/arajo/arajo00111.html

| 生物・自然・環境・地理 | 22:05 | comments:8 | trackbacks:0 | TOP↑

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北本自然観察公園、雪の翌日

今年2回目の(関東にとっての)大雪の翌日、天気は晴れ、ただ風が強い。決して散歩日和ではないのですが、このような日こそ行かねば!と妙な義務感を持ちながらパトロールマンとなってきました。〈散歩日:2月16日〉

1.午後2時過ぎ、日当りの良い園路です。人出はそれほど多くないようです。
2.右側は梅林ですが、花はまだ咲いていませんでした。雪で後退!?
3.木道側を歩く方は少なかったようで、雪が深いです。
4.雪で景色が変わりました。
5.4と同じ場所です。1月3日(通常の冬)はこんな感じです。
「1」「2」「3」「4」「5」
「北本自然観察公園、雪の翌日(1)」


6.生命力の強いヨシも、この日は雪で倒れており、見晴らしが良いです。
7.八つ橋の上も雪道に。湿地も雪に覆われています。
8~10.水性植物の切り株の周りから、雪が融け始めていました。
「6」「7」「8」「9」「10」
「北本自然観察公園、雪の翌日(2)」


11.高尾の池も雪が融けて、水となじんできていました。
12~13.枝に積もった雪の重みで倒れた樹や枝がたくさん見られました。
14.コゲラが忙しそうにつついていました。
15.雪を背景にしたカワセミとシジュウカラです。餌は・・・ないでしょうね。
「11」「12」「13」「14」「15」
「北本自然観察公園、雪の翌日(3)」

特定の植物を取り上げるには到らなかったのですが、いつもお世話になってる場所ということもあり、大雪の翌日の様子を記録しておこうと思いました。

| 生物・自然・環境・地理 | 23:14 | comments:14 | trackbacks:0 | TOP↑

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新宿の「箱根山」と地図

「箱根山」というと、神奈川県と静岡県にまたがる火山で、芦ノ湖や温泉、マラソンなどで有名、ほとんどの方が知っていると思います。しかし、東京都新宿区にある「箱根山」はいかがでしょう?私は知りませんでした。

新宿の箱根山もある意味特別な山です。それは、
山手線の内側で、一番標高が高い人造の山(築山)」ということです。山頂にある水準点の標高は44.6メートル。登山は数分。

この辺りは、もとは尾張徳川家の下屋敷で、通称「戸山荘」といわれていました。総坪数は13万6000坪もあり、池泉回遊式庭園を造り、池を掘った残土で作った築山がこの山だそうです。
庭園の中には東海道五十三次を模した宿場や街並みを作り“遊んで”いました。その際、小田原宿近くに箱根山があるように、この築山を「箱根山」と呼ぶようになったとのこと・・・。


さて、この山をWebサイトの地図でみてみようと、YAHOO地図で調べたら…表記されていないのです。Googleでも、Mapion、gooでも。おかしい?何故?と思い、他の地図も見てみました。
すると、表記されていないのは他にlivedoor、infoseek、いつもNAVI。(順に切り取った地図を載せてみましょう。)
きれぎれの風採 「箱根山表記」1YAHOO
きれぎれの風採 「箱根山表記」2Google
きれぎれの風採 「箱根山表記」3Mapion
きれぎれの風採 「箱根山表記」4goo
きれぎれの風採 「箱根山表記」5livedoor
きれぎれの風採 「箱根山表記」6infoseek
きれぎれの風採 「箱根山表記」7いつもNAVI

箱根山が確認できたのは、MapFan、Mapple、Navitimeでした。(確認した限りでは…です。)
きれぎれの風採 「箱根山表記」8MapFan
きれぎれの風採 「箱根山表記」9Mapple
きれぎれの風採 「箱根山表記」10Navitime

この違いは何なのでしょう?個人的には、築山とはいえ水準点もあり「山」なのですから、表記した方が良いのではないかと思いますが・・・何故なのでしょうね~。


*最後までお読みいただき、ありがとうございます。『きれぎれの風採』では、庭木(植木)や自然を中心に、地理や地図のことなどを綴っております。どうぞ、またお立ち寄りください。

| 生物・自然・環境・地理 | 23:54 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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村内に役場が無い村とは

(映画でも有名になった…あれは、小笠原の方ですね。これは)鹿児島の「硫黄島」、昨年、日食で有名になったトカラ列島の「悪石島」は、鹿児島県の離島です。

鹿児島県に行ったことがない私にとっては、まったく分からない所ですが、最近、両村の役場のことを知りビックリしました。

自治体名でいうと、硫黄島は「三島村」、悪石島は「十島村」になります。
普通、町や村の中心地に役場はありますが、両村の役場は村内にありません。どこにあるかというと、鹿児島市内にあるのです。

地図で見ると、鹿児島市役所の近くに、役場(の記号)がちゃんとあります。

交通通信の利便性や村の立地条件、経済、文化などあらゆる面から行政が円滑に行われるよう、役場を鹿児島市に置いているのだそうです。
実際、村民は買い物や通院などは鹿児島市へ出かけるそうですので、そのついでに役場で用を済ませることができるのなら便利なのかも知れません。

ただ、役場職員のほとんどが村内に住所を持たないため、村長選や村議会選の選挙権が無く、また税が村に入らないなどの問題がある・・・そういうことになるんですね。

ちなみに、役場がその町村の区域外にある町村は、三島村と十島村の他、沖縄県の西表島、竹富島、小浜島などからなる「竹富町」があります。
といっても、竹富町の役場は、お隣の石垣島(石垣市)にありますので、鹿児島県の両村よりは、とても近いですね。


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| 生物・自然・環境・地理 | 21:26 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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