きれぎれの風彩(ふうさい)

庭木や植物、自然やエコを中心に…関心のあること、気になったことを綴っています。

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光照寺のコウヤマキ〔巨樹〕

前回の多気比売神社の大シイを見た後は、同じ赤堀川周辺の説明に記されていた「光照寺のコウヤマキ」を見に行きました。〈散歩日:12月12日〉

コウヤマキは、マキとはいうもののマキ科の植物ではなく、スギ科の植物で、日本特産の常緑針葉樹である。また、葉は、二枚の葉が側面で融合して一枚になっている特殊な構造を持っている。九州・四国・紀伊半島に自生し、特に和歌山の高野山に多いので、その名がつけられたものである。(寺の案内板より)

光照寺のコウヤマキ(県指定天然記念物:埼玉県桶川市)
 ・幹まわり 3.8メートル
 ・根まわり 5.8メートル
 ・樹 高 20メートル
 ・樹 齢 約500年
 幹は、地上3メートルで三幹に分枝しているが、落雷によりその一枝が枯れたため、この枝を切断し亜鉛板でおおってある。
(S51/12/1 案内板より)

1.お寺の駐車場に車を止め、境内の方を眺めましたが、それほど大きな樹木は見当たりません。山門をくぐった左側に樹木があるように見えますが、
2.右側に説明板と天然記念物としての石碑があります。この後の樹木でした
3.コウヤマキの様子です。スマートな立ちあがり部分です。しかし
4.上部は枯れてきています
5.裏側から見ると、切断した枝を覆っている亜鉛板が見られました
「1」「2」「3」「4」「5」
「光照寺のコウヤマキ〔巨樹〕」

残念ですが、葉が残っている枝は少なく、多くは枯れてしまったようです。樹高も今では低くなっているでしょう。光照寺のコウヤマキで画像を検索してみると、2010年3月の時点では、さらに枝が上にのびている状態が確認できました。

桶川市観光協会のWebサイトには、「コウヤマキは温暖な地に自生するスギ科の常緑高木で、県内では極めて珍しく貴重とされています。」と紹介されています。


ちょっと気になった、同寺の山門前のイチョウ。伐る前は相当な高さがあったと思いますが、今の樹形は何とも表現し難い特異な感じです。
きれぎれの風彩 「コウヤマキ~光照寺」3-6



オマケに赤堀川沿いの「篠津(しのつ)の桜堤」です。長閑な散歩道で、春には「篠津さくらまつり」が行われるそうです。
きれぎれの風彩 「篠津の桜堤」


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| 針葉樹 | 13:22 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑

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スギ ~中村の大杉〔巨樹〕

GW新潟帰省時、柏崎市での巨樹見学2件目は大杉です。信越本線沿いを柏崎から長岡へ行く途中の里山にありました。午後5時頃です。〈散歩日:5月4日〉

スギは、ヒノキ科スギ亜科(以前はスギ科)スギ属の常緑針葉樹で日本固有種です。本州から屋久島まで自生し、比較的水分と栄養分に富む環境を好みます。
屋久杉に代表されるように、日本の樹木としては最も長寿で大きくなります。

中村の大杉(県指定天然記念物:新潟県柏崎市)
 ・根周り 10.8m (幹周囲 7メートル)
 ・樹 高 31.6m
枝の下に乳房のような形をしたものがあり、そのため乳神様として信仰を集めています。また、千年もの樹齢を誇る由縁から、長命にあやかる参拝者も多くいます。
(「旅ナビ柏崎」Webサイトより)

中村の大杉は「白山神社」の境内にあります。
1.道路から狭く急な階段を上ると(それほど段数はない)鳥居をくぐります
2~3.社の左側に大杉がありました。石柱で囲まれています
4.奥の方に低いところから枝が出ています
5.入口の方から見上げます。幹は多種多様に枝分かれします
「1」「2」「3」「4」「5」
「スギ ~中村の大杉〔巨樹〕」


6.境内の右奥の方から見ます。(社から枝が出ているように見えます!?)
  枝の一本一本が大木です。
きれぎれの風彩 「スギ」4-6


現地の案内文にも「枝の下に乳房のような形をしたもの・・・」と記されていましたので探しました。しかし、コレかな?という程度で明確に分かりませんでした。

スギは通常、細長く直立しますが、樹齢を重ねると樹形は特徴のあるものになります。近くにスギの巨樹があると分かった時は、なるべく見に行きたいと思っています。

| 針葉樹 | 22:38 | comments:8 | trackbacks:0 | TOP↑

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ダイオウショウ ~風にそよぐ3葉松

2010年1月に初めて川口市の「埼玉県花と緑の振興センター」に行った時に、初めてダイオウショウを見ました。とても印象に残った樹です。〈散歩日:3月16日〉

ダイオウショウ(大王松、ダイオウマツとも)は、マツ科マツ属の常緑針葉高木で、北アメリカ東南部原産です。原産地では樹高40メートルを超えるそうですが、日本では十数メートル位にしかならないそうです。

初めて見た時に驚いたのは、葉の長さでした。マツ属の中では最も長い葉を持ちます。この樹では30センチはありそうです。調べてみると、老木では長さ20~25センチ、若木では40~60にもなるそうです

1.特徴のある葉が、特徴のある姿を作っています。
きれぎれの風彩 「ダイオウショウ」2-1


2.上の方です。肉眼では遠いのでズームです。
きれぎれの風彩 「ダイオウショウ」2-2


3.上の方の枝の先端の葉は新しい葉なのでしょう、それほど長くなく上向きです。
きれぎれの風彩 「ダイオウショウ」2-3


4~5.多くの葉は、このように長く、上側についた葉も下をむきます。
  花火の「しだれ柳」を思い起こします。下に垂れる葉が風にそよいでいました。
きれぎれの風彩 「ダイオウショウ」2-4


きれぎれの風彩 「ダイオウショウ」2-5



葉の特徴は、長さの他にも3葉ということがあげられます。日本のマツ属では一般的なアカマツやクロマツは同じところから2本の葉がでる2葉、ゴヨウマツは名の通り5葉ですが、ダイオウショウの葉は3本づつでる三葉松です。

アメリカ大陸に大陸に分布するマツは、ダイオウショウの他、テーダマツやリギダマツなども3葉です。これらも同センターで見ることができます。

ダイオウショウは、これまで樹見散歩したなかでは同センターでしか見た事がありません。どこにでもある樹ではなさそうです。

| 針葉樹 | 23:38 | comments:10 | trackbacks:0 | TOP↑

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クジャクヒバ ~特徴のある葉色のヒノキ

さいたま市の「園芸植物園」樹見散歩中、針葉樹のコーナーですが赤みを帯びた葉が目に留まりました。名札を見ると「クジャクヒバ」でした。〈散歩日:3月9日〉

クジャクヒバ(孔雀桧葉)は、ヒノキ科ヒノキ属の常緑針葉樹で「ヒノキ」の園芸品種です。枝葉が孔雀の尾のように広がることが名前の由来のようです。
さらにクジャクヒバから派生した、葉が黄金色の「オウゴンクジャクヒバ」、青灰緑色の「アオノクジャクヒバ」という品種もあります。

1.周りが常緑の緑の中にあって、色みのあるクジャクヒバは異彩を放ちます。
  樹形は円錐形で庭木としても良さそうです。
きれぎれの風彩 「クジャクヒバ」1-1


2~6.主幹に近い方の葉は緑ですが先の方は黄色が強くなり、先端の方は赤みを
  帯びていました。小枝の根本は葉が大きく、先にいくにしたがって小さくなり、
  小枝全体の形がキレイに整っています。
「2」「3」「4」「5」「6」
「クジャクヒバ ~特徴のある葉色のヒノキ」

調べてみると、その色の美しさから花材として切り枝が流通しているようです。
生花としてはもちろん、夏は常緑のグリーンを生かして涼しげに、秋冬にかけてはクリスマスのリースづくりに欠かせないアイテムになっているとのこと。

特徴のある葉色は、寒くなるにつれて葉先が色づき黄色くなるそうです。
クリスマスに近づくとその傾向が高まるので、リースにはうってつけなようです。


≪オマケ≫
ホトケノザやオオイヌノフグリに混じって、草丈10センチほどのナズナが花をつけていました。ちょっと早すぎかな~と思いました。
きれぎれの風彩 「ナズナ」

| 針葉樹 | 23:58 | comments:5 | trackbacks:0 | TOP↑

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メタセコイア ~果実・花序の付き方

私が行くどこの公園でもメタセコイアが植えられています。一本立ちのものや数株が植えられていたり、多くは遊歩道等に沿って植えられています。

冬になるとメタセコイアの果実や雄花の花序が気になる所ですが、果実や花序の付き方にはかなり個体差があるように思えます。そこで、出かけた際にメタセコイアがあると見上げてしまいます。〈散歩日:1月12日・13日、2月2日〉

メタセコイア(和名はアケボノスギ:曙杉)は、スギ科メタセコイア属の落葉針葉高木で1属1種です。1949年に原産地の中国からメタセコイアの挿し木と種子が移入され、全国各地に植えられたことから現在ではよく育っています。

1~2.1月12日「伊奈町記念公園」です。見上げると花序がついていました。
  さらに、ズームで見てみると上の方には果実がたくさんついていました。
3~5.1月13日「見沼自然公園」です。円錐形の樹形の周囲(枝先)に花序が
  房のようにたくさんついていました。
「1」「2」「3」「4」「5」
「メタセコイア ~果実・花序の付き方(1)」

6~8.1月20日、市内のK公園です。果実が目に留まりました。
  この時はかなり風が強かったです。花序が真横になびいていました。
9~10.この2つは同じK公園です。画は2年前のものですが、これだけの株数が
  あっても歩きながら見上げると、果実があるのは数本でした。
「6」「7」「8」「9」「10」
「メタセコイア ~果実・花序の付き方(2)」

メタセコイアは雌雄同株とのことです。素人的には一様に果実が付いても良いのではないかと思うのですが、何故樹によって極端に差があるのか不思議です。

・・・と思っていたのですが、たまたま検索して見た「京都薬用植物園(武田薬品工業)」のサイトに、「メタセコイアは幹の上位(1/5程度上)に雌花が、それより下位に雄花を着けます。」との記載がありました。

ということは、下から見上げた場合、かなり上の方に果実が集中することになりますので、普通に近い所から見ていては確認できないわけです。(何ということでしょう。)

改めて1~2番の樹を見ると果実は上の方に集中しています。なるほど~と思います。この樹はそれほど大きくはないので上の方にも目が届きましたけど、9~10番位になると遠いですね。ん~浅はかでした。


ところで、「見沼自然公園」にはそれほど広くはないのですが下の画のような林があります。林のある所はメインの歩道から外れていますし(公園の外側でもあり)、広葉樹の林・雑木林と違ってスッキリとしてはいますが単調です。そのせいか林の中を歩いている方を見たことがありません。
そんな林なので落ち葉がそのままになっていました。そして、林の中を歩いてみると・・・フッカフカでした。〈2月2日〉
きれぎれの風彩 「これはラクウショウ」

そこで、「メタセコイアの林はフッカフカ!」という感じで紹介できればどうかな~と思い、落葉を一部除けて幾重にも重なる葉の画も撮りました。しかし、念のため画を拡大してみたら、ほとんどがラクウショウの葉なのです。(葉の違いはコチラ

林の外側に数本のメタセコイアがあったことと、気根が無かったことから単純にメタセコイアの林と思い込んでいたのです。湿潤地ではない所では気根を出しませんし、よく見れば枝振りもメタセコイアとは違うように見えます。浅はかでした(その2)。

| 針葉樹 | 23:59 | comments:8 | trackbacks:0 | TOP↑

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