きれぎれの風彩(ふうさい)

庭木や植物、自然やエコを中心に…関心のあること、気になったことを綴っています。

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マキノ高原のメタセコイア並木

出張で滋賀県高島市に行くことになり、その際に、ひょんなことから(思いもかけないことから)メタセコイア並木を見に行けることになりました。当地に有名な並木があることは知っていましたので、正直ご機嫌でした。〈散歩日:5月27日〉

当地は旧マキノ町に所在します、マキノ町は元々滋賀県高島郡の町で、2005年1月にマキノ町を含む5町1村が合併して、高島市となりました。関東では馴染みのない『マキノ』ですが、マキノ高原スキー場が名前の由来で、自治体名に片仮名を用いるのは当町が全国で初めてのことだったようです。

メタセコイア並木に行けることになった経緯などは、別ブログで取り上げました(他の画もあり)。ここでは、もう少し詳細を取り上げようと思いましたが、撮っていた当地の説明板がありましたので、ここからの引用と併せて記録しておきます。

きれぎれの風彩 「メタセコイア」7-2

マキノ高原のメタセコイア並木』とありますが、“高原”というイメージはしませんでした。実際、並木があるのは標高120m前後。マキノ高原スキー場の辺りで180m。
ただ、このスキー場の辺りは、冬になると日本海から吹く北西の季節風がマキノ高原の背後にある野坂山地にぶつかり、たくさんの雪を降らせるとの記載が某Webにありました。案内してくれた現地の方も「ここは積もるんです」と言われていましたので、そういう意味から高原と言うようになったのかなと推察します。

きれぎれの風彩 「メタセコイア」7-1

新・日本街路樹百景」に選定 《読売新聞社:1997年(H6年)3月》
マキノピックランド(※後述)を縦貫する県道(選定時は町道)には、延長約2.4kmにわたりメタセコイアが約500本植えられ、マキノ高原、マキノスキー場へのアプローチ道として高原らしい景観を形成している。
この並木は、1981年(昭和56年)に学童農園「マキノ土に学ぶ里」整備事業の一環としてマキノ町果樹生産組合が植えたのが始まりであるが、組合関係者をはじめとする地域の人々の手により慈しまれ、育まれて、その後さらに県道も協調して植栽され、延長が伸ばされたことから、現在のこの雄大な姿となったものである。


きれぎれの風彩 「メタセコイア」7-3

メタセコイアは、中国原産、ヒノキ科メタセコイア属の落葉高木で、和名はアケボノスギ。樹高は35mに及ぶ。最大樹高が115mにも及ぶと云われるセコイアにその姿が似ていることから、メタ(変形した)セコイアと名づけられてる。

当初、「化石」として発見されたために絶滅した種とされていましたが、1945年に中国四川省で現存することが確認されたことから、「生きている化石」とも呼ばれます。
日本には、1949年に挿し木と種子を譲り受け、全国各地の公園、並木道、校庭などに植えられているそうです。

きれぎれの風彩 「メタセコイア」7-4

春の芽吹き・新緑、夏の深緑、秋の紅葉、冬の裸樹・雪花と四季折々に美しい円錐形のメタセコイアの並木とまっすぐ伸びる道路が造りだす対称形の整った景観は、遠景となる野坂山地の山々とも調和し、訪れる人々を魅了してくれる。

きれぎれの風彩 「メタセコイア」7-5

埼玉でも公園などでメタセコイアを見ますが、大木では根が地面を盛り上げている様子がよく見られます。マキノの並木ではそれほどでもないのが不思議でした。

現地の方から、近年は東南アジアの国でも取り上げられ、外国人が増えていると聞きました。Webから情報を拾っていると、並木が注目されるようになったのは、『冬のソナタ』に起因するそうです。冬のソナタのオープニングシーンや各場面に登場したメタセコイアの並木道に、マキノ高原のメタセコイア並木道が酷似している、いや冬の光景はそれ以上に綺麗だとの触れ込みが拡がったとのこと。今は、SNS効果(?)。

なお、当地では一時期、交通ルールの無視やマナー無視が横行していたようです。
・交通の妨げとなる路上駐車はしない。
・周辺の道路は生活道路。スピードの出し過ぎ、歩行者に注意する。
絶対守るべきルールはあります。

※高島市マキノ農業公園マキノピックランドは、栗をはじめさまざまな果物狩りのできる観光果樹園です。地元農家の農産物の直売所や、ジェラートの製造販売所、グラウンドゴルフ場などを併設し、四季を通して楽しんで頂けます。
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| 針葉樹 | 23:47 | comments:10 | trackbacks:0 | TOP↑

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ヒノキ ~花期の様子・果実

これまであまり気にしたことがなかったのですが、平塚公園(上尾市)の林縁でヒノキの花が多数付いていました。〈散歩日:3月31日、4月14日〉

ヒノキ(檜・桧)は、ヒノキ科ヒノキ属の針葉樹で、雌雄同株。人工林はよく見られ、神社や公園にも植栽されています。スギと同様、花粉症の原因になっています(通常ヒノキの方が少し遅れてやってくる・・・と妻は言います)。

1. <3月31日> 遠目では、枯れている?と思えるほど枝が茶色になっていました
2. 近くで見るとたくさんの花で、雄花です
3. 葯が詰まっています。あまり見た目がよくありません(個人的に)
4. ケヤキと言えば・・・葉裏のY字形とされる白い気孔帯を確認します
5. <4月14日> 花粉を放出した後の雄花で、葉には花粉がついています
「1」「2」「3」「4」「5」
「ヒノキ ~花期の様子・果実(1)」


6. <4月14日> 茶色が無くなり、明るい緑色になっていました
7. 枝の先端に新しい葉が付き始めています
8-9. 幼い果実ができていました。緑色です
10. こちらは、実ができてから日を経たのか、色が変わってきています
「6」「7」「8」「9」「10」
「ヒノキ ~花期の様子・果実(2)」


後日調べて雌花のことを知りましたが、見ている時は花の多い部分ばかり見ていましたので、雄花ばかりです。雌花はまたの機会に確認したいと思います。

| 針葉樹 | 23:23 | comments:8 | trackbacks:0 | TOP↑

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イチョウ ~展葉・雄花

平塚公園(上尾市)の広場の周囲には、幾種類かの落葉高木があります。訪れたときにイチョウの葉が出始めており、小さい葉を眺めていたら、見慣れないものが目に・・・初めて見る雄花でした。〈散歩日:4月8日,14日,21日〉

イチョウ(銀杏、公孫樹)は、イチョウ科イチョウ属の落葉高木で、中国原産の裸子植物。雌雄異株。街路樹や寺社などで見られます。

全く雄花(雄株の花)のことは考えていなかったので、葉の付け根にある何かが直ぐに花だと判ったのですが、その一瞬は何とも言えない感じでした。
枝まで距離があり間近で見られず、しかも風があったので、画は辛かったです。

1-3. 雄花の様子です。画を見ると花粉を出す前の状態のが多いです
4-5. 同じ雄花で、一週間のビフォーアフターです(トリミング)。アフターは葯を出し終えて色も変わってきました。間近で見られたらもう少し・・・
「1」「2」「3」「4」「5」
「イチョウ ~展葉・雄花」


7. 元々は↓の左から右になる間までの、幼葉の状態が気になって見ていました
きれぎれの風彩 「イチョウ」5-6


8. 4月21日に行った際は、地面に雄花が多数落ちていました(掃除をしているようなので何日分かはわかりません)
きれぎれの風彩 「イチョウ」5-7


21日は雌花も探したのですが、何故か(あたふたしていたせいか)雄株ばかり多く見ていたことに帰ってから気がつき苦笑い。

| 針葉樹 | 23:09 | comments:7 | trackbacks:0 | TOP↑

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光照寺のコウヤマキ〔巨樹〕

前回の多気比売神社の大シイを見た後は、同じ赤堀川周辺の説明に記されていた「光照寺のコウヤマキ」を見に行きました。〈散歩日:12月12日〉

コウヤマキは、マキとはいうもののマキ科の植物ではなく、スギ科の植物で、日本特産の常緑針葉樹である。また、葉は、二枚の葉が側面で融合して一枚になっている特殊な構造を持っている。九州・四国・紀伊半島に自生し、特に和歌山の高野山に多いので、その名がつけられたものである。(寺の案内板より)

光照寺のコウヤマキ(県指定天然記念物:埼玉県桶川市)
 ・幹まわり 3.8メートル
 ・根まわり 5.8メートル
 ・樹 高 20メートル
 ・樹 齢 約500年
 幹は、地上3メートルで三幹に分枝しているが、落雷によりその一枝が枯れたため、この枝を切断し亜鉛板でおおってある。
(S51/12/1 案内板より)

1.お寺の駐車場に車を止め、境内の方を眺めましたが、それほど大きな樹木は見当たりません。山門をくぐった左側に樹木があるように見えますが、
2.右側に説明板と天然記念物としての石碑があります。この後の樹木でした
3.コウヤマキの様子です。スマートな立ちあがり部分です。しかし
4.上部は枯れてきています
5.裏側から見ると、切断した枝を覆っている亜鉛板が見られました
「1」「2」「3」「4」「5」
「光照寺のコウヤマキ〔巨樹〕」

残念ですが、葉が残っている枝は少なく、多くは枯れてしまったようです。樹高も今では低くなっているでしょう。光照寺のコウヤマキで画像を検索してみると、2010年3月の時点では、さらに枝が上にのびている状態が確認できました。

桶川市観光協会のWebサイトには、「コウヤマキは温暖な地に自生するスギ科の常緑高木で、県内では極めて珍しく貴重とされています。」と紹介されています。


ちょっと気になった、同寺の山門前のイチョウ。伐る前は相当な高さがあったと思いますが、今の樹形は何とも表現し難い特異な感じです。
きれぎれの風彩 「コウヤマキ~光照寺」3-6



オマケに赤堀川沿いの「篠津(しのつ)の桜堤」です。長閑な散歩道で、春には「篠津さくらまつり」が行われるそうです。
きれぎれの風彩 「篠津の桜堤」


| 針葉樹 | 13:22 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑

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スギ ~中村の大杉〔巨樹〕

GW新潟帰省時、柏崎市での巨樹見学2件目は大杉です。信越本線沿いを柏崎から長岡へ行く途中の里山にありました。午後5時頃です。〈散歩日:5月4日〉

スギは、ヒノキ科スギ亜科(以前はスギ科)スギ属の常緑針葉樹で日本固有種です。本州から屋久島まで自生し、比較的水分と栄養分に富む環境を好みます。
屋久杉に代表されるように、日本の樹木としては最も長寿で大きくなります。

中村の大杉(県指定天然記念物:新潟県柏崎市)
 ・根周り 10.8m (幹周囲 7メートル)
 ・樹 高 31.6m
枝の下に乳房のような形をしたものがあり、そのため乳神様として信仰を集めています。また、千年もの樹齢を誇る由縁から、長命にあやかる参拝者も多くいます。
(「旅ナビ柏崎」Webサイトより)

中村の大杉は「白山神社」の境内にあります。
1.道路から狭く急な階段を上ると(それほど段数はない)鳥居をくぐります
2~3.社の左側に大杉がありました。石柱で囲まれています
4.奥の方に低いところから枝が出ています
5.入口の方から見上げます。幹は多種多様に枝分かれします
「1」「2」「3」「4」「5」
「スギ ~中村の大杉〔巨樹〕」


6.境内の右奥の方から見ます。(社から枝が出ているように見えます!?)
  枝の一本一本が大木です。
きれぎれの風彩 「スギ」4-6


現地の案内文にも「枝の下に乳房のような形をしたもの・・・」と記されていましたので探しました。しかし、コレかな?という程度で明確に分かりませんでした。

スギは通常、細長く直立しますが、樹齢を重ねると樹形は特徴のあるものになります。近くにスギの巨樹があると分かった時は、なるべく見に行きたいと思っています。

| 針葉樹 | 22:38 | comments:8 | trackbacks:0 | TOP↑

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