きれぎれの風彩(ふうさい)

庭木や植物、自然やエコを中心に…関心のあること、気になったことを綴っています。

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北本の『エドヒガン』2017

先週、北本市では一番大きなサクラとされている、北本自然観察公園の『エドヒガン』を見に行きました。やはり正面駐車場は満車でならんでおり、別の駐車場から入りました。普段この公園に来られない方もこの時とばかりに・・・。〈散歩日:4月2日〉

エドヒガン(江戸彼岸)は、バラ科サクラ属の落葉高木で、オオシマザクラやヤマザクラ、カンヒザクラ、マメザクラ等と並ぶサクラの原種(野生種)の一つ
和名の由来は、江戸で彼岸の頃に咲くことによります。

1.木道を進んでいくと、左手に見えてきます
2~3.近づいていくと、見上げるようになりますので、ちょっと残念
4.ほぼ満開の状態だったと思います。ラッキーでした
5.さらに先に行って、振り向いた光景です。位置的に逆光になってしまいます
「1」「2」「3」「4」「5」
「北本の『エドヒガン』2017」


6.一番下の枝でも位置が高いので花はズームで。萼筒が丸く膨らむのが特徴です
きれぎれの風彩 「北本のエドヒガン」2-6


北本のエドヒガンは樹高が29メートルで、樹齢は約200年とされています(市のWeb)。エドヒガンはサクラの中では長寿の種で樹齢1000~2000年の樹もあります。また、観賞用サクラの代表種であるソメイヨシノはエドヒガンとオオシマザクラの交配種で、シダレザクラもエドヒガン系がほとんどのようです。


ところで、中央区神田須田町の靖国通り沿い、老舗そば屋「まつや」の前にエドヒガンがあります。一昨日(6日)、近くの角打ち(加島屋酒店)に行く際に見ましたが、ほとんど花は散っていました。
このエドヒガンは地域のシンボルツリーになっており、大切にされているそうです。
(角打ちのママさん談)
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| 落葉高木 | 21:34 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑

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振興センター『夫婦枝垂』梅

埼玉県花と緑の振興センターの入口近くに、『夫婦枝垂』と名札のついたウメがあります。花は終わっていましたので、近くの別の植物の花にカメラを向けていたところ、ボランティア(?)の方(60歳前後の男性)が「今の時期だけの観察ポイントがありますよ」と声をかけてきて、夫婦枝垂を振り向きました。〈散歩日:3月19日〉

夫婦枝垂の様子です(年によって違うものです)
1.開花している時の夫婦枝垂:2012年3月20日
2.開花している時の夫婦枝垂:2013年3月3日
3.花が終わっていた今回の夫婦枝垂:2017年3月19日
「1」「2」「3」
「振興センター『夫婦枝垂』梅」

説明板によると、~ ウメ「夫婦枝垂」は、一つの花に雌しべが2本つき、2本とも上手く受粉すると並んだ実が仲良くハート型につくことから「夫婦」という名が付けられています。~とのことです。

さて、声をかけてきた方の言うポイントは、夫婦枝垂の花後、2つの小さな実がふくらみだした様子でした。
きれぎれの風彩 「夫婦枝垂」1-4


ハート型?と言うのかどうかはともかく、カワイイ果実が2つ、周りにはシベが残っています。これまでウメの幼い果実を見ることは稀で、ましてや2つ並んだ果実を見るのは初めてのことです。
きれぎれの風彩 「夫婦枝垂」1-5


過去の写真で花のアップを探しましたが、雌しべが2本確認できる画はありませんでした(そもそも花のアップをそれほど撮っていませんでした・・・残念)。

2013年に撮影した中に当時の説明板の画があり、「この木の原木は埼玉県神川町の無量院石重寺の夫婦梅(県指定天然記念物)で、昭和39年頃に穂木を頂いて育てた木だそうです。」と記されています。

それではと、神川町のWebによると「現在の夫婦梅は、平成元年に枯死した古木の二世で・・(略)・・一世の古木は、慶長年間に大光普照寺26世尊芸僧正が隠居寺として石重寺を創建したときに手植えしたものと伝えられ、推定樹齢約400年といわれ、高さ約11m、根周り2.4mもありました。」とのこと。一世の夫婦梅、見てみたかったです。

| 落葉高木 | 22:55 | comments:10 | trackbacks:0 | TOP↑

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オオカンザクラ(大寒桜)・安行寒桜

前回『埼玉県花と緑の振興センター』でのカンヒザクラ(寒緋桜)を取り上げましたが、同センターには、カンヒザクラとオオシマザクラ(大島桜)ないしヤマザクラ(山桜)との交雑種とされる大寒桜・安行寒桜が見頃でした。〈散歩日:3月19日〉

オオカンザクラ(大寒桜)はバラ科サクラ属の落葉高木で、樹高は10メートルくらいになります。埼玉県川口市安行にあったカンザクラの一種で、安行の土地にちなんで、安行寒桜(アンギョウカンザクラ)とも言います。

開花時期は3月の中旬~下旬くらいで、ソメイヨシノよりも1~週間ほど早く咲きます。といっても、カンヒザクラ系の桜の中では遅い方のようです。
名前は普通のカンザクラ(寒桜)より花が大きなことによります。

1~5.梅園の奥の方に2本の安行寒桜があり、これは一番奥の木です(昨年も載せました)。大きく横に枝を拡げ、そこに多数の花を付けており(満開状態)、モコモコと厚みのある花は桃色の雲のようです。枝は高く花のアップはズームです。
「1」「2」「3」「4」「5」
「オオカンザクラ(大寒桜)・安行寒桜」

花は一重咲きで、5枚の花弁は淡紅色。やや下向きにつき、完全に平開しないのが特徴で、花径は3センチ前後。

6.道路反対側の別の木です。東側~東南側に高木があり日陰になるせいか花数は少ないようです。でも、花色はキレイに見えました。
きれぎれの風彩 「オオカンザクラ」1-6


調べていると、安行寒桜の原木は当振興センターの創設者である田中一郎氏の家にあったもので、それを同地の小清水亀之助氏が接ぎ木で増やし広めたとの記載がありました。オオカンザクラ名はその後に付けられた名前とのことです。

当センターからそれほど遠くない所にある密蔵院は、安行寒桜のお花見スポットのようです。また、安行寒桜で検索してみると、埼玉県坂戸市にも知られざる名所があるとのことで、来年は行ってみたいと思います。

| 落葉高木 | 23:46 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑

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カンヒザクラ ~鐘状で緋紅色の花

お彼岸のお墓参りに行くついでに川口市安行『埼玉県花と緑の振興センター』に立ち寄りました。園内は桃色や黄色系の花で賑わっていました。〈散歩日:3月19日〉
(これまで何度か見ているカンヒザクラですが、花のタイミングと合わず日記で取り上げていませんでした。)

カンヒザクラ(寒緋桜)はバラ科サクラ属の落葉高木で、サクラの原種(野生種)の一つです。原産地は中国南部や台湾とされ、日本では沖縄県に分布しています。
沖縄では「桜」と言えば本種をであり、1月~2月に開花するそうですが、当地では3月の中旬を過ぎてから咲いています。(5年前の3月20日では蕾でした。)

花は一つの芽から数個を下向けにつけます。一重咲きで緋紅色の花弁は5枚。平開せず半開きなので鐘状になります。
花弁だけでなく萼筒も紅いので離れてみると長い花に見えなくもないです。

1~2.最初に見た坂道の上のカンヒザクラは、枝が高くズームで。ピークが過ぎたのか、花数は少なく見え、葉が出始めていました
3~5.二番目、三番目に見た木はそれほど大きくなく、花も間近で見ることができました。花の中には雄しべが多数あります
「1」「2」「3」「4」「5」
「カンヒザクラ ~鐘状で緋紅色の花」

6.昨日(3月25日)上尾市の上平公園で見たカンヒザクラです。花は多数ついていました。ただ、近くでみると傷みや汚れが目立ち・・・
きれぎれの風彩 「カンヒザクラ」1-7


7.振興センターでは園芸品種のヤエカンヒザクラ(八重寒緋桜)も見られました
きれぎれの風彩 「カンヒザクラ」1-7


早咲きの特性と下向きに花が咲く特徴は、他のサクラと交配した品種にも際にも現れるようです。カンヒザクラ系には、以下のような品種があります。

・カワヅザクラ(河津桜)…オオシマザクラ(大島桜)との自然交雑種
・カンザクラ(寒桜)…ヤマザクラ(山桜)との交雑種と推定
・オオカンザクラ(大寒桜/安行寒桜)…オオシマザクラorヤマザクラとの交雑種
・オカメザクラ(阿亀桜)…マメザクラ(豆桜)との交配種
・ヨウコウ(陽光)…アマギヨシノザクラ(天城吉野桜)との交配種

| 落葉高木 | 15:48 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑

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カツラ ~熟した果実と種子

今年はいろんな「初めてのカツラ」に出会えましたが、城山公園での秋~初冬にも初めてとなるカツラの様子を見ることができました。〈散歩日:10月2日、12月18日〉

カツラ(桂)は、カツラ科カツラ属の落葉高木で雌雄異株です。
自然樹形が美しく、葉はフラットな円形・ハート形で特徴があります。
今年の1~2月には、多数の裂開した袋果(殻)に「何だコレ!?」と驚き、
3~4月には、(ついに)花被のない妖しい雌花と雄花の様子を見ることができ、
5月には、花後に(小さなバナナ状に)実った若い果実も確認しました。

〈10月2日〉 葉の緑が薄くなり、いよいよ黄葉になろうかという時期で、一部落葉もしています。それぞれの葉の付け根には、熟して黒っぽくなってきた果実(袋果)が多数見られ・・・、目立つようになってきました
「1」「2」「3」「4」
「カツラ ~熟した果実と種子(1)」


〈12月18日〉 すっかり葉が落ちて、枝には果実だけが残ります。よくみると、半分位は裂開しています。小さい木の、手の届く枝をひっくり返すと、種子がパラパラ出てきました。長さは翼も入れて5ミリほど、クルクル回転しながら落ちます
「5」「6」「7」「8」「9」
「カツラ ~熟した果実と種子(2)」


これで一年間の様子をざっと見ることができました。・・・・・と思ったのですが、キレイな黄葉を見ていません。来年以降の宿題とします。

| 落葉高木 | 20:59 | comments:14 | trackbacks:0 | TOP↑

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