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きれぎれの風彩(ふうさい)

庭木や植物、自然やエコを中心に…関心のあること、気になったことを綴っています。

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松之山『天水越のブナ林』

お盆の帰省で実家に行く前に、新潟県十日町市松之山の天水越(あまみずこし)地区にある『天水越のブナ林』を散策してきました。〈散歩日:8月14日〉

今年のGWに、新潟県十日町市松之山の『美人林』と『キョロロの森(バードピア須山)』を散策しました。その際、里山科学館「森の学校」キョロロの受付で頂いた松之山温泉の観光パンフレットに次のように紹介されていました。

天水越のブナ林』~“未来に残したい日本の自然百選”に選ばれたブナの原生林が約200haにわたり広がっています。美人林とは対照的で、5m以上の豪雪に耐え抜いたブナは幹が複雑で野性的な造形が見れらます。~これはもう行くしかない!と。

何度か訪れている美人林は松之山地域の(どちらかというと)北側で標高約300m。初めて訪れる天水越地区は松之山地域の南西側にあり、大厳寺高原キャンプ場が標高700m。天水越のブナ林はそこからさらに上がって、登山口(標高850m)辺りから長野県境にある天水山(標高1,088m)までの間で、東西に長く拡がっています。
登山口から上りはじめ、しばらくするとこのような大木が道の脇に表れました。
きれぎれの風彩 「ブナ林」4-00


1. ブナ林はけっこう急な斜面に拡がっていました。見上げた様子です。
2. 山道の上に向かって右側です。
3. 山道の左側で上の方 4.左側の下の方(のはず?) 変わらない急さ加減。
5. 根の張り方は様々です。この木も将来は見応えのある姿になりそうです。
「1」「2」「3」「4」「5」
「きれぎれの風彩 「松之山『天水越のブナ林』0814」-01


6. 最初に目にした、かなり大きいと思った木です。斜面を下り近くにいくと、
7. しっかりした根元です。目通りの直径で70~80センチか?。奥は根曲がり。
8. 根元姿も様々です。こちらは滅多にない様相?(反対側は別ブログに掲載
9. 最初は根曲がりでも、成長し大きくなると支えるために谷側に根を出すのか?
10.左の木は根元から縦に空洞です。でも、枝葉は豊か。生命力の強さを感じます。
「6」「7」「8」「9」「10」
「きれぎれの風彩 「松之山『天水越のブナ林』0814」-02」


天水越のブナ林は、冒頭のパンフレットのとおり、人の手によって二次的に再生してきた美人林とは異なる趣きでした。同じなのは、深い雪がブナ林を守っているということでしょう。
また、天水越のブナ林は、大自然の中にありながら、車道からそれほど遠くない所にあり、ルートも整備されていますので、山登りと意識するまでもなく大自然を楽しむことができます。

ちょうど一年前、『玉原高原のブナ平』に行った際の日記で、“新緑輝く「森のダム」の絶景 散策したいブナ林10選”のことをとりあげましたが、天水越は10位に入っていました。(2位は玉原高原のブナ平、6位に美人林)

尾根近くの、山道のT字路(標高920m)で引き返しました。上の方では時おり風が吹き涼しく感じましたが、この日は台風によるフェーン現象で新潟は暑かったです。

(参照)
・日本の自然100選(森林文化協会)
 https://www.shinrinbunka.com/news/shizen100/
・200ヘクタール=2平方キロメートル=例えば 200m×10Km
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| 落葉高木 | 22:49 | comments:10 | trackbacks:0 | TOP↑

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オニグルミ ~北本:緑色の果実

北本自然観察公園の南入口に向かう遊歩道の途中に、オニグルミを示す案内板がありました。真上を見上げるのですが、他の樹の枝葉で見にくい状態でした。その後、ぐるっと回るコースの一夜堤・池の近くで見つけました。〈散歩日:7月27日〉

オニグルミ(鬼胡桃)は、クルミ科クルミ属の落葉高木で、北海道から九州の主に山間の川沿いなどで見られます。大型の奇数羽状複葉でよく目立ちます。
雌雄同株で、花期は5~6月頃。雌花序は新枝の先に直立し(雌しべは赤色で二股になる)。雄花序は前年の枝に長さ20センチほどの房となって多数垂れ下がります。

▼林の北側林縁で、水際のオニグルミです。池に向かって斜上しています。
 (近寄れず、日差しの方角的にも撮りにくい場所です。)
きれぎれの風彩 「オニグルミ」1-1


▼上の画でいうと、左側やや下の枝に実が3個ついていました。
きれぎれの風彩 「オニグルミ」1-2

きれぎれの風彩 「オニグルミ」1-3


▼探してみると、他の枝の先でもいくつか見つけることができました。
 奇数羽状複葉で枝先に集まり、長さ40~60センチ。小葉は4~9対ほど。
きれぎれの風彩 「オニグルミ」1-4

きれぎれの風彩 「オニグルミ」1-5


実家の新潟の山間では、よく川沿いにポツンとあるオニグルミを見ますが、北本自然観察公園ではこれまでオニグルミがあることに気づきませんでした・・・。
ここでの場所は分かりましたので、観察しにくい場所ですが、来年は(今まで見たことのない)雌花序が見られたら良いと思います。

ところで、以前、軽井沢野鳥の森散歩で、「オニグルミの実はニホンリスの好物で、果肉を除いて実を縦にかじりながら2つに割る・・・」という話やツキノワグマも好物だと聞きましたが、ここ北本の果実は誰が手にするのやら知りたいところです。

| 落葉高木 | 18:06 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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ネジキ ~白い壷型の花が並ぶ

上尾市の上平公園に行った際、近くの平塚公園にも立ち寄りました。雑木林の中でアセビのような花を一列に付けている樹がありました。初めて見る樹でしたが、他の方の日記で同様の花をとりあげていて「ネジキ」と判りました。〈散歩日:5月26日〉

ネジキ(捩木)は、ツツジ科の落葉小高木で本州(東北南部以南)~九州の低山などに自生します。和名は、成長すると幹が捻じれることから付いたようです。
〔Webでの特徴〕
・樹高は5~9メートル。花期は5~6月。有毒植物
樹皮は灰褐色で縦に細長く裂け目が入り薄くはがれる。若い枝は赤みを帯びる
・葉は互生。葉身は長さ5~10センチで卵形か長卵形。縁は全縁
・花は前年の枝から横枝として長さ4~6センチの総状花序を出し、等間隔で白い花を下向きにつける。花冠は壷型で長さ1センチに満たないほどで、浅く5裂する
・果実はさく果で、4ミリほどの扁平な球形。上向きにつく

大きな樹ではないものの、花は手の届かないところにあり、より上部の方に多くついています。そこで、少し離れてズームで記録しました(さらにトリミングも)。
きれぎれの風彩 「ネジキ」1-1


きれぎれの風彩 「ネジキ」1-2


この花のつき方を見ながら、面白い花序だと思いました。
きれぎれの風彩 「ネジキ」1-3


壷型(釣鐘型)の花が並びます。アップで見ると、花の外面には細かい毛が生えています。花の中まで分かりませんが、雄しべは10個あるそうです。
きれぎれの風彩 「ネジキ」1-4


ひこばえの葉です。特徴は・・・・特に。
きれぎれの風彩 「ネジキ」1-5


こちらは特徴のある樹皮です。キレイな剥がれ方だと思いました。
きれぎれの風彩 「ネジキ」1-6


この時、ネジキと知っていれば、もう少し捻じれているところを確認したのですが、それは、またの機会に。

| 落葉高木 | 23:20 | comments:14 | trackbacks:0 | TOP↑

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ポプラ ~越後丘陵公園の並木等

国営越後丘陵公園の広い芝生広場(緑の千畳敷)から東側を見ると、丘の上にスッキリとした並木が見えました。「北海道みたい」な光景の並木は、公園のリーフレットで確認するとやはりポプラでした。
といっても、実際に見たことはない(?)のですが、イメージで何となく推しはかることができるのは、マスメディア等の影響なのでしょう。〈散歩日:5月4日〉

ポプラは、ヤナギ科ヤマナラシ属またはハコヤナギ属の落葉高木で雌雄異株。日本にもポプラの仲間が3種ほどあるそうですが、一般的には明治の初めに導入された(皆がイメージするであろう)箒状の樹形のセイヨウハコヤナギ(別名:イタリアヤマナラシ)をポプラと呼ぶそうです。

普段、見ることない光景に目を奪われます。
きれぎれの風彩 「ポプラ」1-01

「フォリーの丘」と呼ばれる雄大な丘の一部にポプラ並木が拡がっていました。
きれぎれの風彩 「ポプラ」1-02

きれぎれの風彩 「ポプラ」1-03


バラ園の駐車場に近い方にもポプラ並木がありました。ただ、木の下部には袴のような?雪囲いのような?何でしょうか。
きれぎれの風彩 「ポプラ」1-04

後日、公園のWebを見ていたら「8本のポプラの木に世界一高い丈のばらを目指して、つるばらを配置しています。ここの自然条件下で樹齢を経る毎にどのくらいの高さまで成長し、どんな風格を見せてくれるのか楽しみです。」との記載がありました。
世界一、お待ちしております。

さらに、出入口の近くにもポプラがあり、近くで見ることができました。この木が普通なのかどうか分からないのですが、樹皮は裂け目がうねって賑やかな感じです。
きれぎれの風彩 「ポプラ」1-05

葉は互生し広三角形で長い柄があるそうです。高くてよく分かりません。
きれぎれの風彩 「ポプラ」1-06


ポプラは、中国・ヨーロッパにおいて広く植林が進められているそうです。日本でも1960年代に、イタリアで作られた「改良ポプラ」の中から日本に適する候補種を選定し、全国に植栽されましたが、低温害や病虫害、台風害などもあり期待された成果が得られなかったことから、日本にはポプラの適地は少ないと判断されたそうです。
身近であまり見られないのは、こういう理由からでした。

ちなみに、北海道大学のポプラ並木は有名ですが、美瑛町の「ケンとメリーの木」と名付けられた一本ポプラも人気のドライブスポットのようです。CMが懐かしいです。

| 落葉高木 | 23:20 | comments:9 | trackbacks:0 | TOP↑

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ブナ ~松之山『美人林』2019

帰省で実家に行く前に、十日町市松之山のブナ林『美人林』に立ち寄りました。林内は5年振り2回目です(たぶん)。〈散歩日:5月3日〉

ブナ(椈・橅:木ヘンに無)はブナ科ブナ属の落葉高木です(分布は下段参照)。ブナ林は豊かな生態系を育み、美しい姿から森の女王と呼ばれています。
松之山の『美人林』には、丘陵を覆うように樹齢約100年ほどのブナの木が広がっています。二次林(下段参照)として一斉に育ったブナの林は、すらりとした立ち姿が美しい事から「美人林」と呼ばれるようになりました。

1. ため池越しのブナ林の光景です。いつの頃から全国から写真愛好家が集まる、人気の観光スポットになりました。その撮影スポットの一つになっています。
きれぎれの風彩 「ブナ」3-01


2. ため池の反対側からの光景です。ブナ林の広さもありますが、ブナの数が多いので先まで見えません。
きれぎれの風彩 「ブナ」3-02


3. 起伏のある林で、遊歩道で規制することなく林内は自由に入り込めます。おかげで様々なブナ林の光景を眺めることができます。
きれぎれの風彩 「ブナ」3-03


4. 斜面は豪雪地特有の「根曲り」になります。雪も残っていました。
きれぎれの風彩 「ブナ」3-04


5. 画の中央下側には散策の方がいます。ブナの全体を入れて、ブナの高さが分かるようにと思ったのですが、結果・・・上手くいってません。
きれぎれの風彩 「ブナ」3-05


6. 数人の方が低い位置でカメラを向けていたのは、「ここで!」の芽生えでした。
7-9. 前回訪れた時は、ブナの芽生えを見ていませんでした。まだ殻を帽子のように被ったものや重なっていた2枚の子葉が開きかけているもの、本葉が見えているもの。様々な芽生えの様子が見られました。(でも、ほぼ年を越せないそうです)
10. 美人林から出ようという時、仰ぎ見る葉の様子を撮っていないことに気付き・・・。
「6」「7」「8」「9」「10」
「きれぎれの風彩 松之山『美人林』2019」



『美人林』に隣接する越後松之山「森の学校」キョロロの中に、雪里のブナ林に関するパネル説明がありましたので、参考に一部抜粋し記録しておきます。

100年前、美人林は「はげ山」になった
 当地は、大正末期、地主が入用となり全てのブナを伐採し、炭にして売ってしまったことから、美人林はこの時期、一時はげ山になったと言われている。
 伐採前にブナの豊作年があり、明るくなった森の中ではブナの実生や稚樹が一気に成長を開始し、非常に高密度でブナ林が再生してきたことで、枝張りの少ないすらっとした樹形のブナ林に生長した。このように美人林は原生林ではなく、人の手によって二次的に再生してきた「二次林」と呼ばれるブナの林である。

低標高のブナ林が里山にある理由
 新潟県は全国2位のブナ林面積を誇る。ブナの生育に適した温度領域は標高でいうと約1,000~1,700mだが、日本海側のブナ林の分布範囲は標高約200~1,500mと大きな幅があり、しかも生育に適した温度領域から上限下限ともにずれている。特に下限を大きく下回り、新潟県の分布下限は標高25mに存在する。
 新潟県は低標高域でも多量の積雪があることと、ブナが多雪環境下でも優占できる樹木であることが、低標高域でのブナ林の成立を可能にしていると考えられている。美人林は標高約300mに位置し、全国的には低標高に位置するブナ林。おかげで、里山の林としての利用や、アクセスのし易さから観光地としての利用がされてきた。
(私の帰省時散歩コースのブナ林は。松之山より低く標高150m弱)

また、ブナの分布がないのは全国で沖縄県と千葉県の2県です。地域によって葉の大きさはだいぶ違い、北国よりも南国の方が小さく長さで半分ほどのようです。

| 落葉高木 | 23:24 | comments:10 | trackbacks:0 | TOP↑

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