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きれぎれの風彩(ふうさい)

庭木や植物、自然やエコを中心に…関心のあること、気になったことを綴っています。

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風になびく冬のシダレヤナギ

水鳥を見ながらプチランチをするために、久喜市の「久喜菖蒲公園」に立ち寄った時のことです。風が強くシダレヤナギの枝がなびいていました。〈散歩日:2月11日〉

シダレヤナギ(枝垂れ柳)は、ヤナギ科ヤナギ属で中国原産の落葉高木です。
・樹高は10~20メートルになり、先端の枝が細長く垂れ下がるのが特徴
・奈良時代から植栽され、公園の水辺や街路樹でよくみられる
 日当たりの良い肥沃な湿潤地が最適だが、樹勢が強いので、大抵の土質で育つ
・雌雄異株で、日本で見られるのはほぼ雄株


大きな池(約31haあり)の畔にシダレヤナギが幾本かあり、風で枝がなびいているのが目にとまりました。この様子を記録しておけば、風が強いことの記録にもなるだろうと思いカメラを向けました。
きれぎれの風彩 「シダレヤナギ」2-1


よく見ると、細い枝のみが同じ角度で一様になびいています。他の樹木には無い趣がありますが、何故、枝先の細い枝だけを長く伸ばすようになったのか不思議です。
きれぎれの風彩 「シダレヤナギ」2-2

きれぎれの風彩 「シダレヤナギ」2-3


調べてみると、「シダレヤナギは根が浅く、台風などで倒れやすい」との記載がありました。とすれば、葉を支える枝を丈夫にすると、幹・枝・葉ですべて風を受け、よけいに倒れやすくなりそうです。

長く伸びた枝に葉をつけますので、低い位置で葉が展開します。周りに他の高木があったら(例えば、雑木林の中では)この形態では生存競争に負けそうです。
日当たりの良い場所に点々と生育できる場所。水面に面している場所は日当たりが保証され、しかも水面に反射する光も取り込めそうで最高の適地でしょう。

「柳に風」とか「柳に雪折れなし」ということわざがありますが、枝垂れてしなやかな枝は風雪害にそこそこ強そうです。しかし、突風などで枝が折れるのも織り込み済みとの記載もありました。シダレヤナギは挿し木で容易に増やすことできるそうです。突風で飛ばされた所で、川に流されて留まった所で定着することも確かにありそうです。

公園では、適地に植栽されシダレヤナギもさぞ嬉しいことでしょう。

ちなみに、5年前の3月に、初めてシダレヤナギの花を見ました。
その時の様子はこちらです。
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| 落葉高木 | 18:22 | comments:12 | trackbacks:0 | TOP↑

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『城峯公園』の冬桜(十月桜)と紅葉

秋が深まってくると、紅葉情報(色づき情報)がニュースでながれ、私の場合は主に埼玉県内の情報をWebで確認します。その中で、冬桜と紅葉を一緒に見られるスポットがあるというので、妻と見に行ってきました。〈散歩日:11月16日〉

埼玉県の神川町(かみかわまち)にある『城峯公園』です。ここには十月桜が多数あり、観光協会によると「薄紅色の小さな八重の花を咲かせ、周囲の紅葉した樹木と共に美しい光景を見せてくれます。」というキャッチコピーです。

ジュウガツザクラ(十月桜)は、エドヒガン(江戸彼岸)とマメザクラ(豆桜)の交雑種といわれるコヒガンザクラ(小彼岸桜)を原種として江戸時代に作られた園芸品種とされています。開花時期は10月~4月にかけて断続的に咲き、秋は3~4割。春に6割~7割の花が咲くそうです。原種のコヒガンザクラは一重ですが、ジュウガツザクラは八重咲きです。
十月桜と紅葉が同時に見られるのが当園の特徴とのことですが、今回は主に十月桜の様子をとりあげます。(画の点数だけは多くなりました)

1-2. 公園は全体的に斜面地で、駐車場は園内でも上の方でした。標高は約500メートルです。紅葉・黄葉の中で十月桜が挿絵のようです。
3-5. 遊歩道沿いに降りていくと、十月桜が増えてきます。花数はそれなりです。
「1」「2」「3」「4」「5」
「きれぎれの風彩 「きれぎれの風彩「城峯公園の冬桜と紅葉 1130-1」


6-10. 園内の下の方では、道路から見上げるように十月桜が配置されていました。その間にカエデが植栽され。紅白の彩りでした。
「6」「7」「8」「9」「10」
「きれぎれの風彩 「きれぎれの風彩「城峯公園の冬桜と紅葉 1130-2」


11-12. 園内中段の紅葉と十月桜です。キレイでした。
13-14. 十月桜は花の直径が1.5~3センチ前後で、3~5輪がまとまって咲きます。原種のコヒガンザクラは一重ですが、ジュウガツザクラは八重咲きです。
15. 園内からは遠望がよく、桜越しの山並みが見られます。
「11」「12」「13」「14」「15」
「きれぎれの風彩 「きれぎれの風彩「城峯公園の冬桜と紅葉 1130-3」


この公園の案内では「冬桜」の表現が用いられていましたが、品種としての『フユザクラ』は、ヤマザクラとマメザクラの雑種で、花色は白で花弁は5枚の一重咲きです。
神流町の隣の藤岡市には『桜山公園』があり、フユザクラの名所のようです。機会があれば桜山公園にも行ってみたいと思います。

〈追記:12月1日〉別ブログの方で、同日の城峯公園の他、立ち寄った神流湖・下久保ダムや国指定史跡(譲原石器時代住居跡)、ヤマキ醸造などをとりあげました。

| 落葉高木 | 22:54 | comments:8 | trackbacks:0 | TOP↑

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お疲れ様でした、北本のエドヒガンザクラ

先週、いつもの北本自然観察公園に行きました。木道を歩いて行くと、いつも見上げていたエドヒガンザクラが無いのです。〈散歩日:11月10日〉

例年の開花期には、このような花姿を見せてくれました。(↓2018年3月25日)
きれぎれの風彩 「北本のエドヒガンザクラ1110」191116-00


今回は、そこにあるはずのエドヒガンザクラが折れて倒れ、枝は途中から切られていました。驚きました。
きれぎれの風彩 「北本のエドヒガンザクラ1110」191116-01


折れた際に枝が木道に被さり破損したため、応急処置がとられていました。
きれぎれの風彩 「北本のエドヒガンザクラ1110」191116-02

きれぎれの風彩 「北本のエドヒガンザクラ1110」191116-03

きれぎれの風彩 「北本のエドヒガンザクラ1110」191116-04


現地にたてられていた案内板によると、10月22日に倒れたようです。
私が前回訪れたのは10月20日なので、木が倒れる2日前でした・・・。最後に近いエドヒガンを見たことになります。

後で確認したWebの「公園日記」では、「折れた箇所の状況からすると、根腐れによるものと考えられます。」と原因が記されていました。

《案内板から》
2019年10月22日(火)多くの方に愛されてきた、北本市の天然記念物エドヒガンザクラが根元から折れてしまいました。樹齢200年を超えるこのサクラはソメイヨシノよりも1週間ほど早く花をつけ、北本にはるを告げるシンボル的な木でした。咲きはじめはピンク、満開時には白と花の色が変わるため、開花期に何度も訪れたくなくサクラでした。
きれぎれの風彩 「北本のエドヒガンザクラ1110」191116-05


近年のエドヒガンザクラの様子
北本市『エドヒガン』2018
北本市『エドヒガン』2017

長い間、お疲れ様でした。さようなら、エドヒガンザクラ。

| 落葉高木 | 23:28 | comments:15 | trackbacks:0 | TOP↑

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コナラ ~葉脈標本のような幼木の葉

先月、約1ヶ月振りに北本自然観察公園へ行く前に、同公園のWeb「公園日記」を見ていたら、「まるで葉脈標本の様なコナラの葉がありました」との記載に興味を惹かれ、現地で探してみました。〈散歩日:8月25日〉

センターの「生き物マップ」に『コナラ(葉脈)』の記載がありましたので、だいたいの場所は分かりました。しかし、日記にもマップにも写真が無く、木のサイズが不明のため少し探すことになりました。
どうやらこちらの幼木のようです。葉脈がレースのような透ける感じです。
きれぎれの風彩 「コナラ」2-01


遊歩道沿いですが、林内でもあり暗いのでフラッシュ。葉脈が目立ちます。
きれぎれの風彩 「コナラ」2-02


主脈や側脈だけでなく、その間の細かい脈が網目模様のようです。
きれぎれの風彩 「コナラ」2-03


何かの小さい幼虫の仕業なのでしょうが、良い仕事(?)をするものです。
葉脈は水や栄養分の通り道ですので、栄養がありそうですが、小さな幼虫にとっては細い網目でも固いのでしょう。おかげで珍しいものを見ることができました。
 

| 落葉高木 | 22:43 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑

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松之山『天水越のブナ林』

お盆の帰省で実家に行く前に、新潟県十日町市松之山の天水越(あまみずこし)地区にある『天水越のブナ林』を散策してきました。〈散歩日:8月14日〉

今年のGWに、新潟県十日町市松之山の『美人林』と『キョロロの森(バードピア須山)』を散策しました。その際、里山科学館「森の学校」キョロロの受付で頂いた松之山温泉の観光パンフレットに次のように紹介されていました。

天水越のブナ林』~“未来に残したい日本の自然百選”に選ばれたブナの原生林が約200haにわたり広がっています。美人林とは対照的で、5m以上の豪雪に耐え抜いたブナは幹が複雑で野性的な造形が見れらます。~これはもう行くしかない!と。

何度か訪れている美人林は松之山地域の(どちらかというと)北側で標高約300m。初めて訪れる天水越地区は松之山地域の南西側にあり、大厳寺高原キャンプ場が標高700m。天水越のブナ林はそこからさらに上がって、登山口(標高850m)辺りから長野県境にある天水山(標高1,088m)までの間で、東西に長く拡がっています。
登山口から上りはじめ、しばらくするとこのような大木が道の脇に表れました。
きれぎれの風彩 「ブナ林」4-00


1. ブナ林はけっこう急な斜面に拡がっていました。見上げた様子です。
2. 山道の上に向かって右側です。
3. 山道の左側で上の方 4.左側の下の方(のはず?) 変わらない急さ加減。
5. 根の張り方は様々です。この木も将来は見応えのある姿になりそうです。
「1」「2」「3」「4」「5」
「きれぎれの風彩 「松之山『天水越のブナ林』0814」-01


6. 最初に目にした、かなり大きいと思った木です。斜面を下り近くにいくと、
7. しっかりした根元です。目通りの直径で70~80センチか?。奥は根曲がり。
8. 根元姿も様々です。こちらは滅多にない様相?(反対側は別ブログに掲載
9. 最初は根曲がりでも、成長し大きくなると支えるために谷側に根を出すのか?
10.左の木は根元から縦に空洞です。でも、枝葉は豊か。生命力の強さを感じます。
「6」「7」「8」「9」「10」
「きれぎれの風彩 「松之山『天水越のブナ林』0814」-02」


天水越のブナ林は、冒頭のパンフレットのとおり、人の手によって二次的に再生してきた美人林とは異なる趣きでした。同じなのは、深い雪がブナ林を守っているということでしょう。
また、天水越のブナ林は、大自然の中にありながら、車道からそれほど遠くない所にあり、ルートも整備されていますので、山登りと意識するまでもなく大自然を楽しむことができます。

ちょうど一年前、『玉原高原のブナ平』に行った際の日記で、“新緑輝く「森のダム」の絶景 散策したいブナ林10選”のことをとりあげましたが、天水越は10位に入っていました。(2位は玉原高原のブナ平、6位に美人林)

尾根近くの、山道のT字路(標高920m)で引き返しました。上の方では時おり風が吹き涼しく感じましたが、この日は台風によるフェーン現象で新潟は暑かったです。

(参照)
・日本の自然100選(森林文化協会)
 https://www.shinrinbunka.com/news/shizen100/
・200ヘクタール=2平方キロメートル=例えば 200m×10Km

| 落葉高木 | 22:49 | comments:10 | trackbacks:0 | TOP↑

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