きれぎれの風彩(ふうさい)

庭木や植物、自然やエコを中心に…関心のあること、気になったことを綴っています。

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サンゴジュ ~環境を選ばず丈夫な庭木

サンゴジュは、スイカズラ科ガマズミ属の常緑小高木で、樹高は7~8メートルになります。関東南部以西の地域に分布します。

〔この木に限らず、マテバシイ、ツブラジイ、タイサンボクなど常緑性の広葉樹は、生まれ育った新潟の片田舎で見たという記憶はないです。私にとっては、珍しい(馴染みの薄い)樹木です。〕

ここのサンゴジュは、高さが7メートルはありそうですし、株立ちのようになっていて、とてもリッパなものでした。普通はこんなにはならないですよね。
きれぎれの風採 「サンゴジュ」1-1

根元から5本に分かれた木の幹は、それぞれ直径で25~30センチもあります。
きれぎれの風採 「サンゴジュ」1-2

サンゴジュは、その名前になったように、特徴のある花(実)をつけます。
初夏に小さな白い花が円すい状に集まって(多数)開花し、その後だ円形の果実ができ、赤く熟します。その果実を珊瑚(及び珊瑚の加工品)に見立てて名が付いたそうです。・・・・秋まで、おあずけです。

葉の特徴は、表面に光沢があり、厚さがあることです。長さは20センチほどになるそうですが、10センチ強に見えました。夏に向けて育つのでしょうね、葉も。
きれぎれの風採 「サンゴジュ」1-3

写真では、虫に食われたような葉が多いのですが、狙ったわけではなく、どこにカメラを向けても同じようなものです。
某書では「都市部では、葉は虫に食われて穴があいていることが多く、あまり美しいとはいえない。」とのこと。

枝ぶりも・・・この時期剪定されているせいか、枝がよく見えます。
きれぎれの風採 「サンゴジュ」1-4

一部拡大すると、こんな感じです↓。何と言いましょうか、少なくとも、私の好みではないようです。
きれぎれの風採 「サンゴジュ」1-5

しかし、サンゴジュはとても役に立つ特徴があります。火に強いそうです
葉が厚いので容易に火は着かず、幹や枝は水分を多量に含んでいるので燃えにくい。切り口からは泡も出るそうです。加えて、成長も早いことから、庭木というよりも生け垣としてよく用いられます。

また、土質もあまり選ばず、一度根付くと非常に丈夫な樹木で、日陰、大気汚染(排気ガス)や潮風にも強く、たいていの場所で育ちます。海岸沿いの風よけや公園など公共用の樹木しても広く利用されているそうです。

このような「強さ」からでしょうか、横浜市、大東市、防府市、坂出市などの「市の木」に選ばれています。
ちなみに、横浜市のWebサイトを見ましたら、正確には「市民の木」で昭和46年12月に制定したそうです。ただ、サンゴジュ・・・だけでなく、他にツバキ、シイ、サザンカ、イチョウ、ケヤキと計6種類も選ばれています。普通は1種類ですよね…。


*最後までお読みいただき、ありがとうございます。『きれぎれの風採』では、庭木(植木)や草花、自然やエコを中心に綴っております。どうぞ、またお立ち寄りください。
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