きれぎれの風彩(ふうさい)

庭木や植物、自然やエコを中心に…関心のあること、気になったことを綴っています。

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ハンノキ ~尾状の雄花序と枝振り

ハンノキの事を初めて知ったのは4年前のことです。埼玉県の荒川に近い「三ツ又沼ビオトープ」でハンノキ林があると案内板に記載がありました。でも、その時はどれがどれだか分かりませんでした。その後、徐々に特徴が判ってきましたが、高木なので球果や花序を間近で見る機会がありませんでした。それが・・・〈散歩日:1月~2月〉

ハンノキ(榛の木)は、カバノキ科ハンノキ属の落葉高木で、日本~朝鮮半島~満州に分布します。日本では山野の低地や湿地、沼に自生し、湿原のような過湿地において森林を形成する数少ない樹木です。

〈1月27日〉拡張整備を続けている「秋葉の森総合公園」の開けた遊歩道沿いには様々な若木が植栽されています。その中の数株に特徴的な花序を見つけました!

1~2.葉に先だって展開する尾状の雄花序です。2は花が咲いている状態ですね。
  この花序がなければ同種と判らなかったでしょう。初めて近くで見ました。
3.林の方のハンノキには球果や雄花序が付いていました。
「1」「2」「3」
「ハンノキ ~尾状の雄花序と枝振り(1)」

〈2月2日〉「見沼自然公園」のハンノキです。
4~6.花が開き少し緑を帯びた色合いです。たくさんの花序がついていました。
  ここのハンノキも歩道沿いで、池の間際ということではありません。
「4」「5」「6」
「ハンノキ ~尾状の雄花序と枝振り(2)」


〈1月20日、2月23日〉「伊奈町記念公園」のハンノキです。ここには広くはありませんが湿地がありハンノキの林があります。中には大木もあり高い空に拡がるハンノキらしい枝振りを見ることができます。

7~9.大木の枝は曲がりながら枝分かれし、少し妖しい雰囲気を醸し出していると
  個人的に思います(夜は怖そう)。樹冠には細い枝が伸び花序がついています。
10~11.湿地の奥の方には主幹が斜めに伸びたハンノキがありました。逆光のため
  幹も枝も黒く映ります。こういうハンノキも雰囲気があると思いました。
「7」「8」「9」「10」「11」
「ハンノキ ~尾状の雄花序と枝振り(3)」

12.径が10センチに満たない若木の林です。夏の間、雑草伸び放題で近づきにくい
  所なので、このようになっているのを初めて見ました。
きれぎれの風彩 「ハンノキ」1-12


ハンノキは雌雄同株で雌雄異花、雄花序のすぐ下から1~5個つくようですが確認していません。(まだ早かったかな?)雄花序は前年の秋には枝上に出ていました。
花序が芽鱗に包まれずに裸出したまま冬を越すのは、ハンノキ属の特徴のようです。

農村地域ではハンノキを水田の畔や農道沿いに植えて、ロープや竹などを渡して稲を乾燥させる=はさ木(はざ掛け用の木)として用いられています。
(言われてみると私の実家の方でも用いられていたような気がします。)

今年はそのような光景や葉・果実の生長も見てみたいものです。
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| 落葉高木 | 23:54 | comments:8 | trackbacks:0 | TOP↑

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