きれぎれの風彩(ふうさい)

庭木や植物、自然やエコを中心に…関心のあること、気になったことを綴っています。

2013年05月 | ARCHIVE-SELECT | 2013年07月

| PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

ミクリ ~イガに似た抽水植物

前回取り上げたアサザとコウホネの群落の間に、変わった花?果実?をつけた水生植物がありました。これも初めて見ますが、おかげさまで説明板がありました。「ミクリ」という植物でした。〈散歩日:6月15日〉

ミクリはミクリ科ミクリ属で、多年生の抽水植物(*)です。地下茎を伸ばして株を増やし、そこから茎を直立させます。和名は「栗のような実」が由来になっています。
草丈は1.5メートルを超えることもあるそうですが、ここのは80センチ位でした。

日本にはミクリの仲間が10種ほどあるようです。北海道から九州に分布し沼沢地や流れの緩やかな水路などに生育しますが、水路整備や除草剤の使用などで減少しており、環境省の準絶滅危惧種に指定されています。(当県でも同様の指定です。)

1.最初は何気なく何だろう?と思っていたのですが、イガイガのようなものが!
きれぎれの風彩 「ミクリ」1-1


2.葉だけ見ると他にも似たような水生植物があるのでスルーしていたことでしょう。
3.調べてみると球状の頭状花序を形成し、花には雄性花と雌性花があとのこと。
  上部のつぶつぶは雄花の蕾で、下部の大きいのが雌花の頭花のようです。
4.雌性頭花は白い柱頭が付き出ます。この状態はモミジバフウの花に似ています。
5~6.果実形成期の雌性頭花です。イガッています。
「2」「3」「4」「5」「6」
「ミクリ ~イガに似た抽水植物」

雄性頭花は雌性頭花よりも小さく、放射状にオシベ(?)を伸ばすようです。ただ、見ている時は何が何なのか分かりませんし、画を見ても残念ながら雄花の開花は・・・無。

7.ミクリの群落です。右側がコウホネです。
きれぎれの風彩 「ミクリ」1-7


*抽水植物とは、水生植物のうち水中の土の中に根を張り、茎の下部は水中にあるが、茎か葉の少なくとも一部が水上に突き出ているものをいうそうです。

この時期にここの池に来たことで、これまでほとんど知らなかった水生植物に触れることができました。初めて見るこのような植物、また調べていて抽水植物という単語も初めて見ました。水生植物も様々ですね。


オマケ
アサザとミクリの間にはガマが伸びていました。雌花序と雄花序が離れておらず連側しており(ヒメガマではなく)、雌花序が長いので(コガマではなく)ガマだと思います。上部の雄花が咲き終わり枯れたようになっていました。ガマも抽水植物です。
きれぎれの風彩 「ガマ」01   きれぎれの風彩 「ガマ」02



スポンサーサイト

| 草本(草花・野草) | 11:56 | comments:8 | trackbacks:0 | TOP↑

| PAGE-SELECT | NEXT