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きれぎれの風彩(ふうさい)

庭木や植物、自然やエコを中心に…関心のあること、気になったことを綴っています。

2013年11月 | ARCHIVE-SELECT | 2014年01月

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シロダモ ~小さい花と赤い果実

北本自然観察公園の入口に近い橋のたもとに、赤い果実をつけた樹がありました。よく見ると黄色くて小さな花?に見えるものもたくさんついています。果実と花が一緒?これは「シロダモ」でした。〈散歩日:11月10日、12月23日〉

シロダモ(白だも)は、クスノキ科シロダモ属の常緑小高木。雌雄異株です。
東北の南部から沖縄までに分布します。
樹高は15メートルに達しますが、多くは数メートルの小木が多いとのこと。

<11月10日>(写り悪いです。)
1.晩秋に花を咲かせ、雌株では同時期に赤い果実も実らせます。
  この果実は昨年花を咲かせたもので、一年かけて実らせるそうです。
きれぎれの風彩 「シロダモ」1-1


2~3.花は葉腋にたくさんの小花をつけます。寒い時期の花は小さい(?)。
4~5.果実は楕円形で長さは1.5センチ弱あります。
6.葉は、長楕円状披針形で、大きい葉は長さ15センチを超えます。
  三行脈と言われる3本の主脈がクッキリ。樹皮は緑を帯びた暗褐色です。
「2」「3」「4」「5」「6」
「シロダモ ~小さい花と赤い果実」

<12月23日>
7.冬芽の葉芽は黄褐色の鱗芽で、先端が尖る長楕円形です。
  クスノキの仲間の冬芽は比較的大きいようです。
きれぎれの風彩 「シロダモ」1-7

8.赤い果実もまだ残っていました。少しハリが無くなってシワが出ています。
きれぎれの風彩 「シロダモ」1-8


シロダモの葉は、枝先に集まってつきます。葉の裏面はロウ脂質で覆われて灰白色です。名前の由来は葉の裏が白いタブの仲間であることを意味する「シロタブ(白タブ)」からきており、タブがダモに転訛してシロダモと呼ばれるようになったと言われています。(他にも諸説あるようです。)
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