FC2ブログ

きれぎれの風彩(ふうさい)

庭木や植物、自然やエコを中心に…関心のあること、気になったことを綴っています。

2016年10月 | ARCHIVE-SELECT | 2016年12月

| PAGE-SELECT |

≫ EDIT

オケラ ~白い花と魚骨状の苞葉

他の方の日記で拝見したことがあり、変わった名前を覚えていました。そのオケラを武蔵丘陵森林公園で初めて見ることができました。〈散歩日:10月16日〉

オケラ(朮)はキク科オケラ属の多年草で、本州~九州に分布し、明るい林の中や林縁などに自生します。生薬名は白朮(びゃくじゅつ)で根茎から調製されます。

〔Webで確認した特徴〕
・花期は9月~10月頃。草丈は30~80センチほどになる
・葉は互生で柄があり、羽状に分裂するが、上部のものは分裂しないこともある
・頭状花序は筒状花だけからなり、花色は白色まれに薄紅色もある
両性花の株と雄株がある。鐘形の総苞の外側に特徴のある苞葉(総苞外片)が囲う

1.最初に気づいたのは、園路から離れていた所でよく見えず。その後、園内バス停に向かって歩いている時に脇にありました。ただ、バスの時刻が迫っておりアタフタでした(なお、林内で暗いため、画はイマイチです)
きれぎれの風彩 「オケラ」1-1

多数の筒状花の下には、長さ1センチ強の鐘形をした総苞があり、その周囲を魚の骨のような(針状に羽裂する)形をした苞葉(総苞外片)が、2列に総苞を包みます。

2.苞葉(総苞外片)には驚きます。他の方の日記で画は見ていたので「あ~これが、あの苞葉」と、ちょっと感激です。花は柱頭が2裂しており両性花のようです
3~4.葉は一見すると三出複葉に見えますが、羽状に深裂する(分裂する)ようです。つまり単葉ということです...(難しい)
5~6.こちらは、中央口への帰りがけに見ました。すっかり花は終わっており残念でした。実が膨らむとか冠毛が見られないので雄花かもしれません
「2」「3」「4」「5」「6」
「オケラ ~白い花と魚骨状の苞葉」


『秋の花 オケラの昔話』 (公園内の案内板より)
「山でうまいものはオケラにトトキ(ツリガネニンジン)、里でうまいものはウリ、ナス、カボチャ」。昔から「山でうまいものは、オケラとトトキ、嫁にくれるのも惜しゅうござる」といわれるほど山菜としても人気がある。里謡(りよう)に謡われていた山草である。
健胃薬といわれる薬草のほかに雨時の湿気払いやカビの防止に使用されていて、「白朮(びゃくじゅつ)をたかぬ其の日に梅を干し」、梅雨時に、湿気やカビ防止に使われていた。また、白朮を燻した煙で蚊を追い出した。


食用には若い芽を採取して、おひたしや和え物、天ぷらにするそうです。私は食べたことがありません。
和名の由来は、古名の「ウケラ」が転訛したもので、万葉集に「我が背子を あどかも言はむ 武蔵野の うけらが花の時なきものを」と詠まれています。

オケラの苞葉(総苞外片)は、このように枯れ色でしたが、蕾の頃は緑色をしているようです。そのころの様子もいつか見たいと思います。
スポンサーサイト



| 草本(草花・野草) | 11:51 | comments:10 | trackbacks:0 | TOP↑

| PAGE-SELECT |