fc2ブログ

きれぎれの風彩(ふうさい)

庭木や植物、自然やエコを中心に…関心のあること、気になったことを綴っています。

2017年10月 | ARCHIVE-SELECT | 2017年12月

| PAGE-SELECT |

≫ EDIT

アオハダ ~束生する赤い果実

北本自然観察公園では、子供向けに「秋の自然観察オリエンテーリング」を催しており、遊歩道沿いにはチェックポイントとなる植物の説明板がたてられていました。その一つが初めて見るアオハダの果実でした。〈散歩日:11月3日〉

アオハダ(青膚、青肌)は、モチノキ科モチノキ属の落葉高木で北海道から九州の明るい山地に自生します。樹高は10メートル以上になり、雌雄異株。
・葉は卵形~広卵形で、浅い鋸歯あり。長枝に互生し、短枝の先には束生する
・花期は5~6月。短枝の先に小さな緑白色の花を咲かす
・果実はほぼ球形で、秋に赤く熟す

場所は北側に開けた林縁で日陰になり植物観察には(撮影にも)向かない所です。
説明板に「ちょっと上を見てごらん♪」とあり、見上げてみると・・・。
枝に沿って、赤い果実が数個集まってついていました。
きれぎれの風彩 「アオハダ」2-1


短枝に葉が束生してつきますが、そこからさらに花が束生し、実になります。
きれぎれの風彩 「アオハダ」2-2


果実は核果で、直径約7ミリの球形。中には核(種子)が4~5個入るようです。
きれぎれの風彩 「アオハダ」2-3


葉は薄く、近くで見ると葉脈が目立ちます。この後キレイな黄葉になる・・・はずです
きれぎれの風彩 「アオハダ」2-4


アオハダを初めて見たのは、国営武蔵丘陵森林公園で3年前の12月でした。かなり高さ(10m超)のある株立ちで、見上げるとキレイな黄葉が覆っていました。
思い出し、また見に行きたくなりました.
 
スポンサーサイト



| 落葉高木 | 18:22 | comments:8 | trackbacks:0 | TOP↑

| PAGE-SELECT |