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きれぎれの風彩(ふうさい)

庭木や植物、自然やエコを中心に…関心のあること、気になったことを綴っています。

2019年01月 | ARCHIVE-SELECT | 2019年03月

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ススキ ~小穂の芒・苞穎・基毛

北本自然観察公園では、草地のほとんどのススキは刈られていましたが、数株は枯れたまま残されており、開いた基毛を見ることができました。〈散歩日:2月3日〉

ススキ(薄)はイネ科ススキ属の多年草で、株立ち状になります。別名「尾花」「茅、萱」と呼ばれる誰もが知っている植物です。
1. 「枯れ尾花」と言いますが、今の時期は、全体が枯れています。
きれぎれの風彩 「ススキ」2-1


花(果)穂について調べてみました。
・茎頂に数多く分岐する線形の花(果)穂をつけ、穂全体の長さは20~30センチ
・分岐した一本一本の花(果)穂は(ふさ)といい、一方向を向く
・総には、周囲に長さ5ミリ前後の小穂(しょうすい)が列になってつく
・小穂の見た目は、合わさるような2つの苞穎(ほうえい)の先が開き、中から細長い(のぎ)が飛び出る。
・苞穎の基部には白い毛(基毛)が多数つき(熟すと)傘のように開く

2. 総がしなやかに風になびいていました。
きれぎれの風彩 「ススキ」2-2

3. 小穂が飛ばされて無くなり、柄だけが残っているのも多いです。小穂をつける柄(枝)は小梗(しょうこう)といい、長いのと短いのが対になっています。
きれぎれの風彩 「ススキ」2-3

4. 小穂のアップ(トリミング)です。先の開いた苞穎から長い芒が出て、苞穎の付け根にある基毛が開いています。基毛は、熟すまで苞穎を軸に閉じた状態になっています
きれぎれの風彩 「ススキ」2-4

先に他の方のブログでススキの小穂を見て、「よく見るキク科植物の綿毛が飛ばされる前の状態は、上に冠毛があるし、傘がひっくり返った形状なのに、本種は下に基毛がつき、傘状になっている。」と改めて知ることになり、今回確認した次第です。

ちなみに、苞穎の中の解説は難しく、私なりの理解では・・・2つの小花(しょうか)があり、1つは退化し、1つは穎果(えいか)という果実になる。その小花の外側には護穎(ごえい)があり、穎果になる方の小花の護穎の先に芒がつき、伸びて苞穎の外に飛び出る・・・ようです。イネ科の花は馴染みのない単語ばかりです。

5. 刈られたススキの跡です。
きれぎれの風彩 「ススキ」2-5


6. こちらはオギで、群生しますが株立ちになりません。
きれぎれの風彩 「ススキ」2-6


「昭和枯れすすき」という歌がありましたけど、最後の平成枯れすすきでした。
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