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きれぎれの風彩(ふうさい)

庭木や植物、自然やエコを中心に…関心のあること、気になったことを綴っています。

2019年08月 | ARCHIVE-SELECT | 2019年10月

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ミズワラビ(ヒメミズワラビ) ~元気な胞子葉

北本自然観察公園の園路に「ミズワラビ」の説明板がありました。見ると、栄養葉が出ていました。それから約1ヶ月して再訪すると、胞子葉が育っていましたし、別の場所でも見ることができました。初見は3年前です。〈散歩日:8月25日、9月22日〉

ミズワラビ(水蕨)は、ホウライシダ科ミズワラビ属の一年草で、シダとしては珍しく水中~湿地に生育する水草・湿性植物です。除草剤の使用や圃場整備によって減少し、各地で絶滅危惧種に指定されています(埼玉県では準絶滅危惧種です)

過去、ミズワラビ属は1種とされていましたが、現在ではミズワラビヒメミズワラビに分けられるようです。ただ、私には違いが分かりませんし、公園でもミズワラビとしていますので、それに倣うことにしました。

草丈は環境により異なり、大きなものでは50センチほどになります。
葉には栄養葉(裸葉)と胞子葉(実葉)の2型があります。

8月25日:ヨシが刈られた一画に、ミズワラビの栄養葉が展開していました。ヨシがそのままなら存在は分かりませんし、陽も当たらず生育にも影響していたでしょう。
きれぎれの風彩 「ミズワラビ」2-01


「栄養葉」は、数回の羽状複葉で、葉全体が黄緑色で柔らかく、主軸は多肉質で一般的なシダの葉とは印象が異なります。水中ではさらに葉が薄くなります。

9月22日:同じ場所です。胞子葉が育ち立ち上がって伸びています。
きれぎれの風彩 「ミズワラビ」2-02

「胞子葉」は、栄養葉よりも長く伸び、羽状複葉ですが、小葉は深裂し、裂片は細長く厚みのある線形(細い棒状)になります。

同日、他の場所のミズワラビの様子です。
きれぎれの風彩 「ミズワラビ」2-03

胞子葉だけでなく立ち上がっている栄養葉もありました。茎は太いです。
きれぎれの風彩 「ミズワラビ」2-04

展開中の胞子葉の葉先は、小さく裂けて独特な形です。
きれぎれの風彩 「ミズワラビ」2-05


秋になると胞子葉の外縁は裏側に反転し、その内側に葉脈に沿って並列して胞子嚢をつけるそうです。(それは、もう少し先のこと)
この日の胞子葉は、まだまだ大きくなりそうな勢いを感じました。
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