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きれぎれの風彩(ふうさい)

庭木や植物、自然やエコを中心に…関心のあること、気になったことを綴っています。

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ジエビネ ~今では希少な野生ラン

森林公園の野草コースにジエビネという名の植物がありました。濁点の多い名前で(これはさておき)、それほど目立たない花ですが、コース入口で紹介されていたと思います。何でだろうと思いながら見ていました。〈散歩日:4月29日 森林公園〉

ジエビネ(地海老根)=種としてのエビネ(海老根)は、ラン科エビネ属の常緑多年生の地生ランで、落葉樹林やスギ人工林の林下に生育します。名前は、地下に毎年できる球状の球根(偽球茎)が連なっている様子を海老の背に見立てたものです。
〔Webでの情報〕
・花期は4~5月頃。草丈は20~40センチ。花茎の上部に多数の花をつける
・花は横向きに平開する。外花被片(萼片)と内花被片の側花弁は暗褐色、内花被片の唇弁は3つに裂け、左右の裂片が広い。中央の裂片には縦に3本の隆起線がある
・葉は花茎を抱き、2~3枚で長さ15~25センチ。冬を越すと横伏する

1. ナチュラルな感じの花姿です。以前は、野生ランの中では最も普通に見られる種の一つだったのに、花の色に変異も出ることで人気があり、大量に盗掘されているそうで残念なことです。日本レッドデータでは準絶滅危惧(NT)です。
きれぎれの風彩 「ジエビネ」1-1


2-3. 同じ株です。ランの花は変な(?)構造だと思ってきましたが、キンランを取り上げた時に、下記のラン科の花の特徴を知り、理解できるようになりました
4-5. 別の株です。花は縦に長く疎らについています
「2」「3」「4」「5」
「ジエビネ ~今では希少な野生ラン」

【ラン科の花の特徴】
・左右相称で外花被片3枚と内花被片3枚による構成で、外花被片は背萼片1枚と側萼片2枚、内花被片は側花弁2枚と唇弁1枚
・唇弁の上に、雄しべと雌しべが合着した蕊柱(ずいちゅう)がある


森林公園では「ジエビネ」の名前で紹介していましたが、正式な和名は「エビネ」のようです。ただし、エビネは属名でもあり、そこに含まれる種の総称としても用いられます。そこで、種としてのエビネ(Calanthe discolor)を指す場合には、単にエビネとは言わず、「ジエビネ」という言葉を用いるのが一般的のようです。
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| 草本(草花・野草) | 21:42 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

写真を拝見すると、園芸種ではなくて、本来の、もともとのエビネですよね。
それを園芸種と分けてはっきりさせるための「地」=「ジ」ですかね。
植物園でわざわざ名札が付いているエビネはこれが植えられていますね。

エビネばかり一生懸命栽培されているグループみたいなのがあって、展示会を開いているのを見たことがあります。いろいろな色でにぎやかでした。

| ディック | 2018/05/15 22:16 | URL | ≫ EDIT

私は普通にエビネと思っていました。
おもしろいのはサルメンエビネでした。

| 山小屋 | 2018/05/16 05:55 | URL | ≫ EDIT

ディックさん こんばんは

エビネは人気があるのですね。わざわざ「地」を付けて呼ぶという拘りにもそれを感じます。ただ、表現する時に区別がし易いのは良いと思います。
これに比べると、同じように総称と種名が同じスミレは、注釈を付ける必要がありますね。

| 山ぼうし | 2018/05/17 23:37 | URL |

山小屋さん こんばんは

この場合は「エビネ」でも正解ですね。
サルメン=猿面でしょうか、面白そうですね。

| 山ぼうし | 2018/05/17 23:37 | URL |















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