きれぎれの風彩(ふうさい)

庭木や植物、自然やエコを中心に…関心のあること、気になったことを綴っています。

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サワラ ~(と思います)白い気孔帯

前回、大規模マンションで紹介したシラカシの並木の建物側には、↓写真のような生垣がありました。
きれぎれの風採 「サワラ」1-1

ところが、これは垣根(敷地を限るために設ける囲いや仕切りを目的としたもの)ではありませんでした。
“一見生垣”の奥には、塀(壁?)がありました。

“一見生垣”があるので、壁との間に身体は入りません。そこで、カメラを持った腕を伸ばして撮ってみました。
きれぎれの風採 「サワラ」1-2

このように、壁と並行に樹が植栽されているのです。つまり、垣根の役割を負っているのではなく、壁をカバーする(見せない)のが目的なんですね。並木側を緑の空間にするために。

まだ植栽されて間もないので樹の隙間から壁が見えますが、来年にはほぼ緑で隠れるかもしれません。
このような費用のかけかたも、流石!大規模マンションですね。

さて(前置きが長くなりましたが)、猛暑のためか枯れた葉も目立つこの樹はいったい何なのでしょう?
きれぎれの風採 「サワラ」1-3

葉裏には、クッキリと白い気孔帯(気孔線)があります。
きれぎれの風採 「サワラ」1-4

ということは、ニオイヒバやクロベ(ネズコ)ではないわけです。気孔帯がY字のヒノキでもありませんし、アスナロとは形が違います。これらは間違いのないところだと思います。

似ているのはサワラです。ただ、インターネットで調べた範囲でのサワラの気孔帯は、「X字」「チョウチョウの形」だとし、そのような写真も載っていました。それらと上の写真では若干異なるのです…。

これ以外の品種のことは分かりませんし、ハッキリとしないのですが、消去法および園芸品種という線もありますので「サワラ」ということにしておきます。

サワラ(椹)は、ヒノキ科ヒノキ属の針葉樹で日本特産種です。岩手県から九州各地にかけての山地に自生し、樹高は通常30~40メートルになります。

湿気に強いため、昔から浴槽や風呂桶、手桶に使われていました。おひつ・すし桶にも使われ、お米をほどよい湿気に調整してくれます。

お寿司屋さんのガラスケースの中に、サワラ(やヒノキ)の葉が置かれているのは、鮮度を保つ働きがあるペシフェリン酸(ヒノキはテンペン類)と呼ばれる成分があるからだそうです。

また、「サワラニン」という成分を含んでおり、人間のストレスを解消し、リラックスさせる効果があると言われています。
身近にサワラやヒノキがある暮らし・・・憧れます。

(追記:今日10月2日、サワラを見る機会がありました。それと、ここで紹介したものとは異なるように思えます。でも、サワラでなければ何なのか分かりませんので、タイトルなどはそのままにしておきます。)
(追記:10月16日、名前プレートのついたサワラを見ました。葉裏が上の気孔帯とそっくりでした。ということでこれは“サワラ”でした。)
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