きれぎれの風彩(ふうさい)

庭木や植物、自然やエコを中心に…関心のあること、気になったことを綴っています。

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ヒガンバナの不思議②・③・④

(巾着田の群生地。林の先は高麗川です。)
きれぎれの風採 「ヒガンバナ」2-1

②名前・別名
ヒガンバナと曼珠沙華、2つの名前があり、皆がそれをあたりまえの様に使っています。「曼珠沙華(まんじゅしゃげ)」(山口百恵さんの歌は「まんじゅしゃか」)は、サンスクリット語で天界に咲く花という意味だそうです。
ヒガンバナで有名な日高市の巾着田では「曼珠沙華」を使用しています。

ところが、別名は他にもあるようです。お彼岸の頃に咲くので「死人花」「幽霊花」「地獄花」、アルカロイド(リコリン)という毒があるので「毒花」「痺れ花」などは、怪しい感じです。また、花の姿から「天蓋花」「狐の松明」「狐のかんざし」「剃刀花」、花と葉が同時に出ることはないから「葉見ず花見ず」なども。ある調査では1,000以上も名前があるそうです。何故こんなに…不思議です。

(花と花茎で、葉の無いヒガンバナ。)
きれぎれの風採 「ヒガンバナ」2-2

③生長サイクル
開花時期は花だけで葉はありません。(上の写真のとおりです。)
花が枯れた後、球根から葉が出てきます。冬は葉っぱで過ごします。
 (もちろん周りの草は、冬枯れているのに・・・。)
春は光合成で栄養を球根にため、初夏には葉を枯らして休眠に。
 (周りの草はスクスク伸びる頃なのに・・・。)
やがてお彼岸に近くなる頃、芽を出し急成長し独特の花を咲かせます。

このように、ヒガンバナは、普通の植物とは逆のサイクルで生長します。
何故、そうする必要があるのでしょうか…不思議なものです。
ちなみに、今年は1週間の前後で見比べました。本当に花の生長は早いです。

④増え方
不思議①で雄しべと雌しべにふれましたが、ヒガンバナは、発芽する種子ができません(確かに見たことがありません)。何故かというと「種なしぶどう」のように染色体の数が3倍体だからだそうです。(難しいことは省きましょう。要は受粉しても種にならないようです。)

では、どのように増えるのかというと、通常は、球根が分かれて繁殖します。
「知恵袋」で人手による増やし方が載っていました。これによると、「某地方の場合、ヒガンバナは数年に一回度4、5月の田植え前に掘り起こして、コモの上で10日位天日干し、株分けして入梅頃に植えつけます。」ということです。

「巾着田」では、数か所の倒木の上に彼岸花が咲いています。種が飛んできて・・・ではなく、誰かが球根を植えたのですね。
きれぎれの風採 「ヒガンバナ」2-3

ちなみに、田んぼの畦や畑の一角、河川の土手に植えられているのは、ヒガンバナの球根には特に毒が多いので、野ネズミやモグラなどが穴を開けるのを防ぐためだと言われています。
ヒガンバナって、本当に不思議な植物ですね。
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| 草本(草花・野草) | 09:37 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

訪問いただき

ありがとございます。
植物中心のブログで、なかなかユニークですね。
読んでいて楽しいイですよ。
私も、時々、訪問させていただきます。

| kawa | 2010/10/13 18:33 | URL | ≫ EDIT

こちらこそ

ありがとうございます。
これまで、ほとんど意識していなかった樹木や草花が、ちょっと注意深く見ると知らないことばかりで・・・でも、それが面白くて、今のところこんな感じになっています。
コメントありがとうございました。また伺います。

| 山ぼうし | 2010/10/14 00:30 | URL |















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