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きれぎれの風彩(ふうさい)

庭木や植物、自然やエコを中心に…関心のあること、気になったことを綴っています。

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トウゲシバ ~常緑シダ植物・胞子嚢

埼玉県北本市の「北本自然観察公園」へ約1か月ぶりの散歩に行ってきたときのことです。南側林縁の園路を歩いていると、初めて見る「トウゲシバ」と記された案内板がありました。〈散歩日:12月6日〉

案内板には、トウゲシバの名前と「薄暗く湿った林内に生育する、常緑のシダ植物です。葉の付け根に小さな黄色い胞子のうを付けます」と書かれています。
初めて聞く名前でもあり、どれどれと奥の林内を見まわしましたが見つかりません。落胆してうつむいたところ、足元の近くにありました。

トウゲシバ(峠芝?)は、ヒカゲノカズラ植物門ヒカゲノカズラ科に属するシダ植物で、常緑の多年草。日本各地に分布し、山地のやや湿った場所に日陰に生育するそうです。
・茎は根元でやや斜めになり直立する。株立ち。草丈は7~20センチ
・葉は倒披針形~長楕円状披針形で、鋸歯あり。茎の回りに螺旋状につく
・胞子のうは、胞子葉の葉腋の上側につき、黄色に熟して横に裂けて胞子を出す

園路の脇、クヌギなどの落ち葉の間から、トウゲシバが伸びていました。
きれぎれの風彩 「トウゲシバ」1-1


この株は草丈10センチを超えたくらい。5本の株立ちです。葉は茎の回りにピンピン出ているような感じです。葉の長さは、長いもので1センチ強か。
きれぎれの風彩 「トウゲシバ」1-2


葉腋に淡い黄色の「胞子のう」があります。茎上部で厚みのある短い葉に見えるのは「無性芽」で、これが落ちて新たに増えることができるそうです。
きれぎれの風彩 「トウゲシバ」1-3


横に裂けて開いている胞子のうがありました。
きれぎれの風彩 「トウゲシバ」1-4


ヒカゲノカズラ植物門という単語は初めてです。調べてみると、特徴はその葉が小葉からなること。葉は細くて単純な形をしており、葉脈が主脈だけしかないことだそうです。ヒカゲノカズラ科は大きなコケを思わせるイメージです。

日本農業新聞のWeb情報によると、「トウゲシバにはアルカロイドが含まれていて、そのうちフペルジンAが加齢に伴う記憶・認識力の低下やアルツハイマー型認知症を改善する可能性があると期待されています」とのこと。期待通りになってほしいものです。
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| 草本(草花・野草) | 15:53 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

こんにちは

これは見たことがありませんでした。是非実際に見てみたいと思います。

| 多摩NTの住人 | 2020/12/19 18:06 | URL | ≫ EDIT

こんばんは。
「トウゲシバにはアルカロイドが含まれていて、そのうちフペルジンAが加齢に伴う記憶・認識力の低下やアルツハイマー型認知症を改善する可能性があると期待されています」とのこと。
トウゲシバが飲みやすいサプリメントととして、販売されると買いたいです。
ヒカゲノカズラ植物門ですか。植物の世界も奥が深いですね。

| ringo | 2020/12/19 23:32 | URL |

多摩NTさん こんばんは

そうなんですか。シダにもいろいろありますね。
機会がありましたら、是非とりあげてほしいです。

| 山ぼうし | 2020/12/21 23:15 | URL |

ringoさん こんばんは

私は初めて知りましたが、そのような効果があるのであれば早く商品化してほしいですね。植物はスゴイですね。

| 山ぼうし | 2020/12/21 23:15 | URL |















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