きれぎれの風彩(ふうさい)

庭木や植物、自然やエコを中心に…関心のあること、気になったことを綴っています。

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イチョウ ~独特で不思議な樹

クリと同じようにイチョウも昔から知っている・・・ような気になっていましたが、身近にイチョウの樹があったことはなく、身近なのは食べる方の「ギンナン」だけです。
少し調べてみましたが、イチョウは独特で不思議な植物です。

イチョウ(公孫樹)は、イチョウ科イチョウ属で中国原産の落葉高木です。裸子植物の一種ですが、正確には針葉樹ではなく、広葉樹にも属さない。(このブログでは、針葉樹のカテゴリーに入れています。)
雌雄異株なので、雄株と雌株があり、実は雌株につきます。

・通常なら決してイチョウとは読めない「公孫樹」という漢字ですが、「公」は祖父の尊称で、祖父が種をまいても、実がなるのは「孫」の代になる「樹」ということのようです。

・イチョウは「生きている化石」です。中生代ジュラ紀の頃には既に世界中に分布していたといいます。化石では17属確認されていますが、現在では中国に残っている一種のみです。“よく似た木”がないわけですね。

・イチョウは、街路樹として一番多く植栽されています。特に、関東・近畿では地域内で一番です。東京都・神奈川県・大阪府の木になっています。街路樹のイチョウは、大半が実のならない雄株です。

狭い道路でもイチョウが植栽されているのを見かけますが、枝が落とされ電柱のような樹形になっていることがあります。でも、本来は枝を広く伸ばし三角形の樹形になります。(写真は森林公園です)
きれぎれの風採 「イチョウ」1-1

・某サイトの説明に、「枝には、長枝と短枝がある」とありました。何のことか分かりませんでしたが、別の説明に「葉は、短い枝に束になってつくことが多い」とあり、自分で撮った写真をみて何となく解りました。
きれぎれの風採 「イチョウ」1-2

・独特の扇形の葉は誰もがよく知っています。葉の先に切れ込みが入るものと、切れ込みがないもの(下の写真)があります。これは、雌雄の別(という通説)ではなく、若い樹(枝)の葉は切れ込みが入るものが多く、年数が経つと切れ込みはなくなるそうです。
きれぎれの風採 「イチョウ」1-3

葉脈は「平行脈」で二又分枝し、同じ長さで平面上に拡がります。(広葉樹のように)主脈と側脈の区別がはっきりしない点は、原始的な特徴なのだそうです。

・実は熟すると落下しますが、果肉は臭うので、この時期だけ嫌われます。
10月初旬にみたイチョウの実は、まだ熟しておらずプリンとした感じで、白いサクランボのようでした。木の上の方にはたくさんの実がついていました。
きれぎれの風採 「イチョウ」1-4

・幹の樹皮は、縦に裂けるタイプです。
きれぎれの風採 「イチョウ」1-5

・イチョウの花は、花弁を持たない不思議な花を咲かせるそうですが、見たことはありません。来年の春、機会があったら雄花と雌花を見たいと思います。
その前に、もう少ししたら黄葉になったイチョウを見ることにしましょう。

*最後までお読みいただき、ありがとうございます。『きれぎれの風採』では、庭木(植木)や樹木・草花などについて綴っております。どうぞ、またご訪問ください。
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