きれぎれの風彩(ふうさい)

庭木や植物、自然やエコを中心に…関心のあること、気になったことを綴っています。

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モミジとカエデ観察会 ~1.モミジとカエデの違い、葉の形

県の「花と緑の振興センター」で行われた、緑化講座「モミジとカエデ観察会」に参加しました(11月20日)。
講義と実物を見ながら、カエデ類の特徴や育て方のコツなどを説明していただきました。講師は、「小林槭樹(もみじ)園」の代表である小林氏です。

レジメ(4頁)もありますが、それ以外にも様々なお話を聞きましたので、忘れないうちに書き留めておきたいと思います。数回に分けて載せていく予定です。


モミジとカエデの違いと葉の形状の何故?

モミジ:元々、草木が秋に赤や黄色に変わる意味の動詞として「紅葉づ(もみづ)」という言葉があり、特に手形状に切れ込んだイロハモミジが好まれたので、切れ込みの深いものをモミジと呼びます。

カエデ:漢字では「蛙手(かえるで)」で、カエルの足のように水かきのある切れ込みの浅い葉のものをカエデと呼びます。

中には、切れ込みが深くもなく浅くもないものもあり、意見が分かれるものもあります。その時は、カエデと思えばカエデ、モミジと思えばモミジで良いと小林氏は言っていました。
このような区別は日本でのことで、分類上はモミジもカエデもカエデ科です。(モミジという科や属はありません。)

カエデ科の定義は、葉が対生で、多くは落葉、種子の形は同じです。
モミジバフウは、葉の形がカエデに似ていますが、葉は互生です。(フウの仲間はマンサク科です。)

雌雄同株のものと雌雄異株(雌雄別株)のものがありますが、雌雄異株のものはモミジには無く、カエデの種類にみられます。

小林槭樹園の「槭」は「楓」と同じで(かえで)と読み、昔中国から入ってきた漢字で、蛙手を指します。
(小林氏が、若い中国人の方に「槭」の字を見せたら読めなかったそうです。今は使われていないかもしれません。)
昔はカエデには「槭」、フウ類には「楓」を充てていたこともありますが、槭は常用漢字に含まれず、楓に替ったようです。


ところで、手形状に切れ込みのはいるモミジですが、何故そのような形状になっているのか?という話もありました。

モミジは山の上の方には自生せず、川の近くや沢沿いなど水の近くの斜面に自生するそうです。そのような場所は風が発生しやすい場所です。モミジは、下から(沢から)からふいてくる風が抜けやすい葉の形状になっているそうです。
(風を逃がし、葉に与えるダメージを少なくするのでしょう。)
また、水分を葉の先まで伝えやすいこともあるそうです。
きれぎれの風採 「モミジカエデ観察会」1

*追記:モミジが下から風が吹いてくる所に自生するのは、そういう所の方が種子が風で遠くに飛びやすいからなのかもしれませんね。
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