きれぎれの風彩(ふうさい)

庭木や植物、自然やエコを中心に…関心のあること、気になったことを綴っています。

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モミジとカエデ観察会 ~3.紅葉(黄葉)するのは?(仕組み)

寒暖の差がある方が紅葉がきれいになる・・・と言われることもありますが、それよりも、15℃~7℃の気温で2週間~3週間位かけると良いそうです。5℃以下になると霜が降り凍傷になってしまいます。

モミジの葉が緑色から黄色になり紅色になる・・・と言われることもありますが、それはないそうです。品種によって緑色から黄色、緑色から紅色、稀に緑色から橙色になるそうです。

モミジでチョコ色になっている葉がありますが、緑と紅の中間辺りの色で、次第に紅色になります。緑色から急に紅色になるわけではありません。

葉が紅葉する仕組みは?
寒くなってくると、葉柄の付け根の所にコルク層(離層)ができるそうです。すると、葉で光合成をして栄養分を枝から幹に送っていた流れはストップされ、葉に糖分が溜まっていき、紅い色素のアントシアンが作られていきます。
その一方、(葉が緑色なのは、葉緑素クロロフィルの色素によりますが、)葉緑素を作るための養分が葉にいかなくなり、葉緑素は徐々に分解されていきます。
そして、徐々に緑色の色素がなくなり、紅い色素が取って代わるわけです。

葉が黄葉するのは?
葉には元々黄色の色素を持つカロチノイドが含まれていますが、緑の色素の方が強いので緑色になります。これが通常の状態です。
コルク層ができても紅い色素を作らない種類の樹があります。これらの樹は、葉緑素が徐々に分解されると、元々持ち合わせている黄色の色素が目立ちようになり黄葉になるわけです。

橙色や少し赤みのある紅葉になる葉は、黄色から赤くなっているように見えるのかもしれませんが、完全な紅色にはなりません。

ちなみに、春~夏の頃は葉が緑なので、秋に何色になるのか分かりませんが、葉のついている枝が紅いものは紅葉し、枝が緑色のものは黄葉するそうです。
また、カエデ類特有の羽(翼)のある種も、紅葉するものは羽の色が紅く、黄葉するものは緑色なのだそうです。橙色に黄葉するものはうっすらと紅が混じるそうです(素人に分かるのかどうか?)

混じりけのない紅色(紅葉)。
きれぎれの風採 「モミジとカエデ観察会」3-1

緑から黄葉へ。
きれぎれの風採 「モミジとカエデ観察会」3-2

小林槭樹園には、ここで創られた紅色と黄色が混じる品種がありました。
きれぎれの風採 「モミジとカエデ観察会」3-3

紅葉がキレイになるのは、日当たりの良い所よりも、半日陰の方が良くなるそうです。日当たりが良いところは葉焼してしまうとのこと。小林槭樹園では、この夏水やりが大変だったそうです。

鉢植えの場合は、春と秋は日当たりと適度な風通しが良く、夏は半日陰(午前中の日当たり。西日はさけて)が良いとのことです。
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| 落葉高木 | 23:50 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

こんばんは。

もみじとかえで、観察会何度も読み返しました(笑い)
頭に入っては抜けてしまいますが・
お勉強になりました。
大もみじもありがとうございます。
植物講座ですね・・
これからもよろしくお願いいたします。

| ころん | 2010/11/28 19:49 | URL |

観察会

コロンさん、こんばんは。
観察会日記=植物講座(笑)も今日の分で最後です。
カエデ植物って、本当に面白いというか楽しめる植物ですよね。
改めて、そのことを認識した年になりました。
ただ、我が家のイロハモミジの鉢植えをどのように剪定したらよいのか?今年中の課題です。

| 山ぼうし | 2010/11/28 23:05 | URL |















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