きれぎれの風彩(ふうさい)

庭木や植物、自然やエコを中心に…関心のあること、気になったことを綴っています。

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カヤ(カヤノキ) ~整列した葉の先は痛い!

カヤは、イチイ科カヤ属の常緑針葉樹で、樹高が20メートルほどになる高木です。
日本では、本州の関東(または福島~山形)以西に分布するようです。暖かい地域の樹なのですね。庭木にも用いられます。

花の丘農林公苑で2本並んだカヤを見つけました。プレートには「カヤノキ」と書いてありましたが、植物のカヤ(茅)と区別するためかもしれません。
きれぎれの風採 「カヤノキ」1-1

カヤは雌雄異株です。だからこそ2本植栽されているのでしょう。

カヤの葉は、イチイに似ています。長さ2~3センチの細長い葉が枝の両側に整列(2列互生)しています。
カヤの葉先は、尖っていて触れるとけっこう痛いです。(イチイの葉先は痛くありません。モミの葉先は2叉に分かれています。)
きれぎれの風採 「カヤノキ」1-2

整列している葉ですが、よく見ると互い違いに・・・というよりも、左右に分かれてはいても付け根では螺旋状になっているようです。不思議です。
葉の表は、深い緑色で光沢があります。裏側は淡い緑色です。

カヤの葉は樹全体のなかで密度が濃いように思います(モミなどは、もう少しスカスカしているイメージがあります)。
また、葉が付く枝の向きが先の方で広がっている、もしくは向きがバラバラ(?)のように見えました
きれぎれの風採 「カヤノキ」1-3

調べてみると「側枝は三叉状に伸びる」とあります。
そう思って写真を見て・・・納得しました。(勝手にフラッシュがたかれ、少し白っぽく見えます。)
きれぎれの風採 「カヤノキ」1-4

樹皮は、灰褐色で縦に浅く裂けています。所どころ薄く剥がれている部分もありますね。
きれぎれの風採 「カヤノキ」1-5

埼玉県立自然史博物館のサイトによると、材質は優れますが、豊富に無いので、針葉樹では最も高価で一般用材には余り用いられなかったそうです。
また、カヤは育ちが遅く材質が硬いから、風呂桶づくりに2年もかかり、その代り60年はもつのだそうです。碁盤にも使われています。
カヤの実は種子油となり、最高級の食用油だそうです。
カヤの樹も、人間の生活と密接に関わっていたのですね。
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