きれぎれの風彩(ふうさい)

庭木や植物、自然やエコを中心に…関心のあること、気になったことを綴っています。

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カタクリ ~咲き始めの群生地

~春の儚いもの~『スプリング・エフェメラル』
カタクリのように、春先に花をつけ、あとは地下で過ごす草花の総称です。

カタクリ(片栗)は、ユリ科カタクリ属に属する多年草です。
雪国では、雪解け直後に地上に顔を出し、花を咲かせるも、夏が来る前に葉や茎は枯れてしまいます。それ以降は地中の球根(鱗茎)のみとなってそのまま越冬します。

雪国育ちなので、カタクリの花は何年も見ていましたが、花の後どうなっていたのか全く知りませんでした。調べてみると、枯れるといっても枯れ葉になるのではなく、変色しながら溶けるようになくなっていくようです。

新潟県の六日町駅の周辺=上杉景勝・直江兼続が生まれ育った辺りに、カタクリの群生地があります。今回(5月4日)初めて訪れました。

雪融け間もないので、満開の花はありませんでしたが、葉のみ~蕾~咲き始めまで見ることができました。

1.蕾です。
2.開きかけの花の後ろ姿。
3.後ろにたたまれたような花姿です。雄しべは6本。
4.3よりもう少し生長した花です。白い雌しべが伸びています。
5.平開した花です。この後、満開になると花弁は大きなカーブを描いて開いた状態になります。(色も赤みが増すように感じます。)
「1.蕾です」「2.開きかけの花の後ろ姿」「3.後ろにたたまれたような花姿です」「4.少し生長した花です。白い雌しべが伸びています」「5.平開した花です」
「カタクリ~葉~蕾~平開」

坂戸山の麓から山頂に至る登山道脇に群生地があります。
麓と頂上付近の群落はすばらしいそうですが、頂上まで行く時間(片道80分)はとれませんし、麓は雪が残った状態でまだまだです。中間辺りの群生地です↓。

6.低木の林間に拡がる群落です。
7.と8.は草地の斜面に拡がる群落です。
9.麓の群落の一角です。葉のみの状態です。
10.下ばかり見ていましたが、振り返ると良い眺めでした。7と8もふくめ斜面はカタクリの群落がたくさんありますが・・・写真では分かりませんね。
「6.低木の林間に拡がる群落です」「7.草地の斜面に拡がる群落です」「8.草地の斜面に拡がる群落です」「9.麓の群落の一角です。葉のみの状態です」「10.振り返った眺めです」
「カタクリ~咲き始めの群生地」


調べてみると、花の後は果実ができ、熟すると果実が裂けて種子がこぼれます。
この種子にはアリの好むエライオソームという物質が付いており、アリが巣へ運んでもらうことによって分散し群落を形成するようです。(アリ散布植物)

生育に適した場所に運ばれた種子は翌年の春、発芽し細長い葉を出します。2年目からだんだん幅広い1枚葉に成長し、2枚葉になって開花するまでは8年もかかるそうです。
大変なのですね。大事にしたくなります。

カタクリの名前の由来はもちろん「片栗粉」です。その昔はカタクリの球根から得られるデンプンで作っていましたが、現在、市場に出回っている片栗粉のほとんどはジャガイモから精製したデンプンだそうです。

群生地に行く途中、場所と様子を確認するために『直江兼続公伝世館』の受付のオバちゃんに聞いてみました。「昨日は咲いてなかった、雪も残っていた」それでも「行ってみたら」と言うのです・・・。行ってみて本当に良かったです。
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| 草本(草花・野草) | 18:54 | comments:8 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

群生

これはまた見事な群生ですね。
開花まで8年かかるんですか、知りませんでした。
雪解けの頃の山にカタクリを見つけるとワクワクしたものでした。
野の花といえ、8年かけてこんにちはって…神秘的。

| 夏のそら | 2011/05/09 14:05 | URL | ≫ EDIT

圧巻ですね

カタクリの花っていうと、私なんか憧れ的なものがありま
すね。北側の斜面地に咲くのでしたっけ。
六日町のようにこれだけ咲いているのは見たことがありま
せん。見事ですねぇ。実際に見たらもっと素晴らしいので
しょうね。
開花するまでに8年もかかるなんて知りませんでした。
これからはそういう目で見ることにしましょう。

| 西恋おじん | 2011/05/10 08:31 | URL | ≫ EDIT

カタクリ

これだけ見事な群生のカタクリをみられて、立ち寄った甲斐がありましたね。

数年前に秩父に行って、はじめてカタクリを見ました。
それまでは、名前だけで、どんな花か知りませんでした。

| kawa | 2011/05/10 11:32 | URL | ≫ EDIT

カタクリ

夏のそらさん、こんばんは。
豪雪地では、春は“待ってましたー!”で、
花のことがどうこうではなく、雪融けの後から
咲いてくる花には春を感じました。
その中でもカタクリは、花弁がシュッとして
“こういうの嫌いじゃないんだな~”と実感したのは数年前です。
コメントありがとうございました。

| 山ぼうし | 2011/05/10 22:46 | URL |

群生地

西恋おじんさん、こんばんは。
カタクリは、陽が当たるとか気温がある程度上がらないと
花を咲かせないそうですね。
私も(それほど実家から遠くないのに)
このような群生地は、初めて見ました。
それなりに適した環境が必要なのかな!?と思いました。
コメントありがとうございました。

| 山ぼうし | 2011/05/10 22:49 | URL |

行動

甲斐がありました~。
私が時おり拝見させてもらっている先輩方のブログを見て
アグレッシブだな~と感嘆しておりますが、
やはり、機会があるとき行動するって大事なことですね~。
スプリング・エフェメラル「カタクリ」をヨロシクです。
コメントありがとうございました。

| 山ぼうし | 2011/05/10 22:51 | URL |

カタクリ

見事な群落です。
葉の状態の頃バックは雪のようですが、
やはり雪解けのころに葉を出すのですね。
四国ではカタクリを見る、こと自体珍しいのです。
8年目のお花に感動ですね、

| ころん | 2011/05/11 13:25 | URL |

>カタクリ

ころんさん、こんばんは。
春になり、雪が融けるのを待っているようです。
なので、雪がなければもっと早くにたくさん顔を出すのでは?
と思っていたのは間違いですね。
カタクリが珍しい地域もあるわけですね。
でも、乱獲や盗掘、土地開発などで減少していることもあるそうです。
大事にして、毎年感動を与えてほしいですね。
コメントありがとうございます。

| 山ぼうし | 2011/05/12 00:13 | URL |















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