きれぎれの風彩(ふうさい)

庭木や植物、自然やエコを中心に…関心のあること、気になったことを綴っています。

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ヒメガマ(ガマ)~上下に雌花穂と雄花穂

市内のM公園でガマを間近に見ました(7月9日のことです)。
ガマは特徴のある花穂の形でそれと判りますが、花穂の上にもう一段あるのです。オヤッ?これは何だろうと思いました。
きれぎれの風彩 「ヒメガマ」-1

調べてみると、ガマには雌花の穂と雄花の穂があり、それが1本の花茎の上下に付いている!下段は雌花穂、上段が雄花穂なのだそうです。まったく知りませんでした。

上の方の雄花穂が細いのは、雄花が飛散した後だからなのでしょう。
雌花穂は、この後成熟し秋になると綿状になって風に乗って飛散していきます。
きれぎれの風彩 「ヒメガマ」-2

雄花穂の下の方から、枯れた葉のようなものが垂下っていますが、これは葉ではなく雄花と一緒に伸びていた「苞」です。雌花の下の方にも苞があったのですがすぐに落ちてしまうのだそうです。
きれぎれの風彩 「ヒメガマ」-3

また、ガマ(蒲)は、ガマ科ガマ属の多年草ですが、ガマ属には3種類あることも分かりました。「ガマ」「ヒメガマ」「コガマ」です。

それぞれの違いは次のような点です。
葉の違い:ヒメガマとコガマは、ガマに比べると横幅が半分ほどと細く1センチ位。
花穂の違い①:コガマは、花穂の長さが短い。
花穂の違い②:ヒメガマは、雌花穂と雄花穂が離れていて間に花径が見える。
きれぎれの風彩 「ヒメガマ」-4

ということは…私がガマと思って見ていたのは、実は「ヒメガマ」でした!

ちなみに、古事記での「因幡の白兎」では、「ガマの穂綿」で傷を治したとありますが、雄花穂の花粉蒲黄(ほおう)をつけて傷が癒えたもので、これは、雄花穂と雌花穂が分かれているヒメガマによるもの・・・だそうです。

(下は、2年前の同時期に「大宮花の丘農林公苑」で、ガマだと思って眺めていた「ヒメガマ」の群落です。)
きれぎれの風彩 「ヒメガマ」-5


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| 草本(草花・野草) | 19:17 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

がまの穂

「因幡の白兎」
そのような歌もありましたっけ?
いいものご紹介ありがとうございます。
三種類あること・
ヒメガマよくできていますね。
神の贈り物のような気がします。

「因幡の白兎」物語とと合わせますと。
ありがとうございました。

| ころん | 2011/07/24 16:13 | URL |

ころんさん こんばんは

歌は大黒様?神話に取り上げられるって考えるとスゴイことですよね。
ガマの造りには驚きですね。ガマに限らず、え~そうなの?と思う事は多いです。
今回様々なガマの画像を見ましたが、ヒメガマがカッコイイと思いました。

長旅でお疲れかと思います。
こちらの方までコメントありがとうございました。

| 山ぼうし | 2011/07/24 23:37 | URL |

ガマの話、おもしろいです♪
ガマといえば因幡の白ウサギ、傷に穂だけれど
実は花粉が傷をいやしたということで良いでしょうか?
そうだったのかー知りませんでしたよ。
バンコクでも見たことあるんですよ。
でも車の移動中で、自分では行けない所なので確かめられない。

| 夏のそら | 2011/07/27 11:58 | URL | ≫ EDIT

夏のそらさん こんばんは

いや~文学(?)は不得手なんです。
でも、そのような話のようです。
神話(?)に取り上げられるってスゴイ!?ですよね。
バンコクにも、あるんですね。
“自分では行けない所”って、相当(?)な場所なんでしょうね!

| 山ぼうし | 2011/07/27 22:41 | URL |















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