きれぎれの風彩(ふうさい)

庭木や植物、自然やエコを中心に…関心のあること、気になったことを綴っています。

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ミツマタ ~三つ又の先に蕾、紙幣の原料

ミツマタは、中国中南部原産のジンチョウゲ科ミツマタ属の落葉低木。
ミツマタという和名の由来は、枝が3つ又に分かれるという特徴によります。三枝、三又とも書きます。

これまでは、(それほど樹木に興味を持っていなかったせいか、)ミツマタについては、名前を聞いたことがある程度でしたので、見かけたときも、「これは何だろう?」と思いました。

落葉時ということもありますが、細い割にはしっかりした枝ぶりで、しかもクネクネで、さらには(小さい)アシナガバチの巣を思わせるようなモノがたくさん付いているのです。
きれぎれの風採 「ミツマタ-蕾01」

近づいてよくみると蕾なのですね。産毛の房が密集しています。
きれぎれの風採 「ミツマタ-蕾02」

春になると、この一つ一つの房が花になるわけですね。形状も蕾も・・・ちょっと不思議です。春の楽しみが、また一つ増えました。


ところで、ミツマタを調べている際に、(冬で蕾なのに)何故か、ミツマタのニュースをいくつか見かけました。それによると、
1月21日、山陽新聞:美作市でミツマタの加工作業が始まった。
1月24日、読売新聞:津山市でミツマタを洗う「川ざらし」が行われた。

等々…そうなんです。ミツマタは和紙の原料になるのですね。古くから日本に導入され、江戸時代から製紙に使われるようになったといわれています。各地で栽培されていますが、岡山県の県北はミツマタの大産地の1つで、先ほどの美作市も津山市も岡山県です。山の斜面などを利用して栽培されているそうです。

さらに、ミツマタは、和紙といっても紙幣の原料になっています。ですから、先ほどの岡山県のミツマタは、独立行政法人国立印刷局岡山出張所に局納されるのです。「局納」という単語もあまり耳にしませんよね。

ミツマタというのは、不思議で感心な植物ですね。

*最後までお読みいただき、ありがとうございます。『きれぎれの風採』では、庭木(植木)や草花、自然やエコを中心に綴っております。どうぞ、またお立ち寄りください。
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