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きれぎれの風彩(ふうさい)

庭木や植物、自然やエコを中心に…関心のあること、気になったことを綴っています。

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シラカシ ~冬芽が春を待つ、武蔵野の庭木

シラカシは、ブナ科コナラ属の常緑高木。その中でカシという一群がありまして、シラカシはその一種のようです。
今更ながら、知らないことに驚かされます。一般にはブナもコナラも落葉樹という認識はありますよね。それなのに、カシは常緑なのですね。同じ仲間なのに、コナラと同じようにドングリもつけるのに、落葉と常緑があるのは、とても不思議です。
きれぎれの風彩 「シラカシ」1-1

この木は樹高がおよそ8メートル、直径は胸高で20センチくらいです。
白い樫ということですが、樹皮はどちらかと黒い方?
きれぎれの風採 「シラカシ」1-11

案内プレートにありました。中身(材)が白いそうです。
きれぎれの風採 「シラカシ」1-12


カシ類は南から北に向かって、アカガシ、イチイガシ、アラカシなどの分布が見られ、一番北(関東北部辺り)がシラカシになります。シラカシは日本のカシ類で最も耐寒性の強いカシです。

分布では特に関東地方の*照葉樹林帯に多いそうです。関東ではカシといえばシラカシと、ポピュラーな常緑広葉樹です。
*照葉樹林帯とは、構成樹種に葉の表面の照りが強い樹木が多いことが名前の由来なのだそうです。確かにシラカシの葉は、コナラに比べると縁がスッキリし、テカッて丈夫そうな感じです。
きれぎれの風彩 「シラカシ」1-3

枝の先に幾つかの冬芽が、葉のつけ根にも1つの冬芽がついています。今は、休眠・越冬の時期ですが、春になると伸びて葉や花になる芽です。
きれぎれの風彩 「シラカシ」1-4

寒さを防ぐため鱗片(りんぺん)でおおわれています。
(※追加写真:再度撮りました。風が強くて・・・。)
きれぎれの風採 「シラカシ」1-5

昔の武蔵野の屋敷林は、主にケヤキとシラカシから構成されていたそうです。枝葉が密生し、強い刈り込みにも耐え、萌芽力が強いので、農家の周囲に植えられ、防風、防塵、防火、目隠しの役割を果たしてきました。

現在でも、公園樹や庭木、街路樹の緑化としてよく利用されています。
シラカシは放っておくと(自然の中では)大きく育ちます(樹高10~20メートル)。しかし、植える間隔を狭くすると、根が抑制され大きくなりにくくなります。そこで、生垣や防風林として仕立てられることも多いのだそうです。


*最後までお読みいただき、ありがとうございます。『きれぎれの風採』では、庭木(植木)や草花、自然やエコを中心に綴っております。どうぞ、またお立ち寄りください。
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