ハルジオン ~見応えのある群生(外来種)
見沼自然公園では数か所でハルジオンが群生していました。上から眺めると円盤のような白い花が緑をバックに浮いているようでした。〈散歩日:5月12日〉
ハルジオン(春紫苑・春女苑)は、キク科ムカシヨモギ属の植物で日本全国に分布します。でも、北アメリカ原産の帰化植物なのですね。
名前は「春に咲くシオン」という意味です(シオンは夏の終わりに咲く紫色の花)。
1.黄色(筒状花)の周りを白色(舌状花)が囲み、真上を向いて咲いています。

2~4.高さは50~80センチほど。けっこう大きくなるのですね。
足元には他の植物がたくさんありますが、この時期はハルジオンが主役。
5.ピンクが混じった花もありました。
6.ここの群生は広かったですね。(もう少し上から撮ればよかった。)
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ハルジオンの花は、頭頂部にたくさんついています。それなりに重さがあるはずなのによく倒れないものだと思いました。後で知りましたが、茎はウツギのように中空になっているので強度があるようです。
7.アオスジアゲハがヒラリヒラリ!これだけ花があれば迷うこともないですね。

ところで、散歩後にハルジオンのことを取り上げようと調べていたら、ヒメジョオンが似ていると知り「エッ!ひょっとしたら違うのかも?」と、中断していました。
知人から、前述した茎の構造が異なること教えてもらいました。
・茎の断面:ハルジオンは中が空洞(中空)、ヒメジョオンは白い髄が詰まっている。
茎が一番ハッキリ分かるようですが、今となっては・・・。そこで、他の違いを調べ撮影した画と見比べた時に、葉の付き方で判りました。(拡大機能のおかげです。)
・茎の葉の付き方:ハルジオンは基部が広がり茎を包むようにつくが、ヒメジョオンの茎葉の基部は細い。
ちなみに、他には以下の違いもあるようです。
・花の時期:ハルジオンが早く、終わりになる頃からヒメジョオン。
・花色:両方白色だが、ハルジオンではピンク色も混じる。
・蕾の向き:ハルジオンはうなだれる傾向が強いが、ヒメジョオンは上を向く。
大正時代の中頃に日本に渡来したハルジオンですが、今では日本の侵略的外来種ワースト100に選定されているようです。
散歩日から2週間後に訪れた時、一番広い群生地はキレイに刈られていました。公園なので雑草が伸び放題というわけにはいかないのでしょうが、これ以上群生を拡げないための対処方であるのかもしれませんね。
| 草本(草花・野草) | 23:31 | comments:16 | trackbacks:1 | TOP↑
おはようございます♪♪
ハルジオン、・・・・・・。
綺麗ですね。
美しいですね。
眺めて、心和みでした。
ありがとうございました。
いつもながら、コメント&応援ポチに、恐縮、恐縮、深謝です。
| siawasekun | 2012/06/06 04:41 | URL | ≫ EDIT