きれぎれの風彩(ふうさい)

庭木や植物、自然やエコを中心に…関心のあること、気になったことを綴っています。

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イヌタデ ~花穂の小花は紅色の萼

よく見かける雑草という認識でさほど気にすることもなかったのですが、「見沼自然公園」に行った時に水量が増した小川で見かけ、水辺で見るのは珍しいと思いましたし、見ていると赤い粒々は花?蕾?この植物は何?と気になりました。
帰って調べてみると「イヌタデ」でした。〈散歩日:10月20日・27日、11月10日〉

イヌタデ(犬蓼)は、タデ科イヌタデ属の一年草で、日本全国の道端や原野・耕作放棄地などに生育します。
いつも咲いている?と思うように、花期は6~11月頃と長いです。
枝先に小さな紅色の花(2ミリ程)を集め長さ2~4センチの花穂をつくります。
花弁のように見えるものは萼(花弁はない)で、萼が紅色なので蕾の時も花が終わった状態でも紅色に見えるようです。果実も茶色にならず、おかげでいつも赤っぽい。

1.10月20日、水辺のイヌタデです。秋ですが“春の小川”の感じがしました。
2~3.陽があたり、水分も栄養もあるのでしょう、スクスク生長しています。
4.開花しているのは淡い紅色です。良く見ると花穂に濃淡がありキレイですね。
5.水かさが増しているので、花穂と水面が近いです。でも、イイ光景でした。
「1」「2」「3」「4」「5」
「イヌタデ ~花穂の小花は紅色の萼(1)」

イヌタデの茎の基部は地を這い、多く枝分かれするので集団ができやすいようです。
茎の先が立ち草丈は20~50センチになります。茎は通常赤みを帯びます

6~7.10月27日、市内H公園隣地の空地です。他の雑草に負けじと育っています。
8~10.11月10日、見沼自然公園の林の中です。水辺のものよりも、花穂が小さく、
  草丈も低かったです。集団の面積はそれほどないのですが、小さい分、群生!?
「6」「7」「8」「9」「10」
「イヌタデ ~花穂の小花は紅色の萼(2)」

葉は間隔を空けて互生し、葉の付け根から茎の角度が若干変わるので、節(ふし)のようにも見えます。披針形の葉の長さは大小様々、大きい物で6~7センチほどです。

3週間程前に取り上げたヒメツルソバもタデ科イヌタデ属でした。イヌタデ属は花弁がなく萼が花披片として4~5裂する特徴があるようです

“タデ”というと「蓼食う虫も好き好き」ということわざがありますが、ここでいうタデは香辛料として使われる「ヤナギタデ」で、本物のタデという意味から「ホンタデ」とも呼ばれます。イヌタデは同じタデなのに本物ではない「非なるもの」の「非(イナ)」から「イヌ」に転訛してつけられたようです。
たぶんイヌタデの方が花穂がキレイなので、ヤナギタデ推進派からやっかみ半分で名前をつけられたのでしょう(個人的推測です)。

ところで、イヌタデは「アカマンマ」とも呼ぶようです。Yahoo!きっず図鑑に「アカマンマの名で親しまれている。その名のとおり、子どもたちはこの果実を赤飯に見立てておままごとをする。」と進行形で記されていました。そういう呼称があるにせよ、今の子供達はおままごとに使わないだろうな~と思うのですがどうなんでしょう。


オマケ
見沼自然公園の中央にある池の様子です(10月20日)。いつも右の方から一周しています。代用水は写真の左側奥の方に流れています。
きれぎれの風彩 「見沼自然公園」


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| 草本(草花・野草) | 23:23 | comments:10 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

いずれの写真を拝見してもすごい群生状態のようですね。
近くの根岸森林公園では草刈りが始まって、すっかり刈られてしまいました。まあ、もはやピークも過ぎていましたけれど。
確かに、花も実も赤いので、どの段階にあるのかよく確かめないとわからない植物ですね。

| ディック | 2012/11/21 18:54 | URL | ≫ EDIT

いいねぇ~

| 山口孝志穂 | 2012/11/22 03:39 | URL | ≫ EDIT

イヌタデ

暖かいのか、冬でもよく見かけます。
「雑草という花はない」・・・
私もいつもそのように思って花をみています。
今の子供たちは「ままごと」も知らないようです。
私は植物を使った遊びを孫娘に教えています。
「オオバコの草相撲」など喜んでやっています。

| 山小屋 | 2012/11/22 18:37 | URL | ≫ EDIT

ディックさん こんばんは

やはり群生している方が見つけやすいというか・・・ですね。
ただ、こういう小さいものは撮りにくいですね~。足疲れます。
公園での草刈りは仕方ないんですよね。また新しい植物が芽生えます。
イヌタデも不思議な植物でした。

| 山ぼうし | 2012/11/22 23:55 | URL |

山口さん こんばんは

コメントありがとうございます。

| 山ぼうし | 2012/11/22 23:57 | URL |

山小屋さん こんばんは

私はもともと植物に興味・関心が無かったので、
特に花のことは分からないですね。
ただ、田舎育ちなので雑草と呼ばれる植物の方が
身近に感じます。オオバコもよく遊びました。

| 山ぼうし | 2012/11/22 23:57 | URL |

イナタデ→イヌタデ

おはようございます。

名の由来がまた面白いですね。
こちら佐渡でも見かけます。
これらの花が消える頃、佐渡も
里を雪が覆うものと思います。
今の内ですね。赤まんまのイヌ
タデ。なるほどなぁ..、まま
ごとで。

| 地理佐渡.. | 2012/11/23 07:41 | URL | ≫ EDIT

名も。。。

山ぼうしさま^^こんにちは~♪

小さな穂が、ゆらゆらいつも目にしますが、
これほどまでにはっきり見たことがなかったです。
もう、ひとつのアートの世界ですね。。
しかも、水辺でというところがいいですね~!!

訛って、そういうことに^^、
このお花を見るたびに、このことわざを思い浮かべます。。。
最後のお写真の^^、なんとも言えない雰囲気です。
さすがです、ありがとうございました~♪

| 紗真紗 | 2012/11/23 14:58 | URL |

地理佐渡さん.. こんばんは

似ている種よりも役に立たない、劣るものに「イヌ」をつけるという俗説もあるようですが、それは違うと書いてました。
>これらの花が消える頃 雪になる。
雪国生まれとしては、何とも沁みます。

| 山ぼうし | 2012/11/23 18:46 | URL |

紗真紗さん こんばんは

嬉しいですね~水辺のイヌタデ!イイですよね。
最後のは一番背の低い群生でしたが、数は多かったです。

ホンタデに比べて、このような名前をつけられるのは、
少し可哀そうな感じがしますね。

| 山ぼうし | 2012/11/23 18:47 | URL |















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