きれぎれの風彩(ふうさい)

庭木や植物、自然やエコを中心に…関心のあること、気になったことを綴っています。

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タツナミソウ属 ~コバノタツナミの花

さいたま市「園芸植物園」には、山野に自生する植物が見ることのできる一画があります。私には雑木林に見えますが・・・。(前回のウグイスカグラもこの一画です。)
その歩道端にある薄紫の花が目にとまりました。〈散歩日:4月13日〉

見たことのない花ですし、形も変わっています。調べてみるとシソ科タツナミソウ属の植物と判りました。世界中に約200種、日本にも多くの種類があります。

日本産の多くの種が、筒状で先が膨らみ唇形(上唇はかぶと形、下唇は浅く3裂し平開)の花をつけます。また、花冠は基部からすぐに上に曲がり、先端を横にします。
そのような花が穂状に多数つき、全て同じ方向を向きます。その姿が波頭の文様を思わせることから、タツナミソウ(立浪草)の名が付いたそうです。

私が見たのは「コバノタツナミ」のようです。分類学的には「タツナミソウ」の変種とされ、タツナミソウに似ていますが、葉が小さく(1センチほど)、葉縁の鋸歯が4~6対(タツナミソウは7~14対?)である点などで区別されます。

1.手前が歩道、奥は背の高い草元。その間にコバノタツナミが広がっていました。
きれぎれの風彩 「コバノタツナミ」1-1

2.花と葉で春の陽をうけ温かそうです。鋸歯を数えてみると片側6つです。
3~5.唇形の花は、上唇は盛り上がって毛がつき、下唇は模様がつきます。
6.片側につく花序。花冠は日陰でみると透明感があります。(少しボケ)
「2」「3」「4」「5」「6」
「タツナミソウ属 ~コバノタツナミの花」

7.様々な背の低い草元(この時点では)に混じって咲いていました。
きれぎれの風彩 「コバノタツナミ」1-7


小さい花とはいえ花冠の長さは1.5センチ(?)ほどありますので、横から見るとかなりの存在感があります。(横から見るにはちょっと辛い姿勢を強いられますので、普通はないと思います。)

花色は紫が基本ですが、紫の濃いものから薄いもの、赤みのあるもの、濃淡がある桃色、白もあるそうです。
葉がビロード状で厚みがあることから、「ビロードタツナミ」とも呼ばれます。

適した土地については、「半日陰を好み、森林の草地や裸地に接する部分の林縁などに自生している。(タツナミソウは野原などで見られる)」という記述もありましたが、「日当たりがよく乾燥しがちな斜面などに生えます。」というものもありました。

コバノタツナミは数多いタツナミソウ属の中で、最もよく栽培されているそうです。普通に見られるのは本種が多いのかも知れません。
ただ、何しろ種類が多く似ているので、私が見た幾つかのWebサイトでは「タツナミソウ属の同定は容易そうで難しい」と記しています。


≪オマケ≫
「花と緑の振興センター」の墓地との境界近くで、茎が全部緑色のハコベがありました。ひょっとして「ミドリハコベ」かも!と思いましたがハッキリ分かりません。
きれぎれの風彩 「ミドリハコベ」

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COMMENT

タツナミソウ

山で咲いているのはこの色が多いです。
一般にはヤマタツナミと呼ぶこともあります。

白いタツナミソウも見かけますが、これは
園芸種のようです。

| 山小屋 | 2013/04/21 16:30 | URL | ≫ EDIT

>コバノタツナミは数多いタツナミソウ属の中で、最もよく栽培されている…
つまりは市街地で簡単に見つかるのはほとんどがコバノタツナミだと思います。
過去にぼくが見つけたタツナミソウの仲間はサイズが大きくて、コバノタツナミと混同するなんてあり得ない、と思いました。
ブルー〜紫色系統は早めに、白いコバノタツナミは一、二週間程度遅れて開花するようです。わが家では紫と白の両方をもらってきて栽培していますが、こぼれ種で結構簡単に増えていきます。

| ディック | 2013/04/21 19:52 | URL | ≫ EDIT

野の花も存在感ありますね。。。

山ぼうしさま^^こんばんは~♪

コバノタツナミですか。
タツナミソウとの区別、少し勉強しましたが、
ひとりでみましたら、多分分からないです。
難しいですね。(汗((+_+))))
でも、色が涼し気でいい雰囲気ですね。

ミドリハコベとまでは言いませんが、ハコベに逢いたいです。
先ほどは、ありがとございました~♪

| 紗真紗 | 2013/04/21 21:15 | URL |

コバノタツナミの花、・・・・・・。
美しいですね。
綺麗ですね。

素敵なショットと解説から、様子、雰囲気、伝わってきました。

見せていただき、siawase気分です。
眺めて、心癒されました。
ありがとうございました。

昨日も、とてもあたたかいコメント&応援ポチに、心より、恐縮、深謝、深謝です。

| siawasekun | 2013/04/22 03:05 | URL | ≫ EDIT

こちらでも..

おはようございます。

6月くらいですかねぇ。佐渡でも見られます。
山野だけかと思いましたら里でも見られると
ころがありました。佐渡ではデワタツナミソ
ウ(デワノタツナミソウ?)と呼ばれるかも
知れません。種類があるので僕もうかつなこ
とが言えず、頭を悩ませてくれる種です(笑)。

| 地理佐渡.. | 2013/04/22 05:49 | URL | ≫ EDIT

山小屋さん こんばんは

タツナミソウといえばこの色なのですね。
立浪・・・花が片寄るのが不思議です。
白や他の色も機会があれば見たいものです。

| 山ぼうし | 2013/04/22 23:55 | URL |

ディックさん こんばんは

まだタツナミソウを見ていないので分かりませんが、
実際にみると違うのでしょうね。
普通に見られるのがコバノタツナミ!
これだけは記憶しようと思います。

| 山ぼうし | 2013/04/22 23:56 | URL |

紗真紗さん こんばんは

特に筒状のところは変わった不思議な花色です~。
自然のなせる技なんですね~と思います。

ハコベ!?まだまだありますよ。きっと。

| 山ぼうし | 2013/04/22 23:57 | URL |

siawasekunさん こんばんは

そちらでも、また違ったタツナミソウの仲間が
見られるのではないですかね。
野鳥の黒い瞳は、人を寄せ付けない雰囲気を感じます。

| 山ぼうし | 2013/04/22 23:57 | URL |

地理佐渡さん.. こんばんは

佐渡ではデワノタツミソウが自生しているのですね。
調べてみました。少し違いますが、まぁ~そうはいっても
同じでいいんじゃない。と思っちゃいます(笑)。

| 山ぼうし | 2013/04/22 23:58 | URL |















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