きれぎれの風彩(ふうさい)

庭木や植物、自然やエコを中心に…関心のあること、気になったことを綴っています。

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ウキヤガラ ~水辺の大型植物

「北本自然観察公園」には高尾の池や広い湿地などがあり、ヨシが伸びてきていました。しかしそれ以外にも(例えば池にある八つ橋の西側には)別の植物が大きく繁っていました。見たことはあるのですが、これは? 〈散歩日:5月26日〉

帰ってから調べてみたのですが・・・カヤツリグサの仲間ではないかというところまでで同定できません。結局、公園に電話したところ「ウキヤガラ」と分かりました。

ウキヤガラ(浮き矢幹)は、カヤツリグサ科ホタルイ属の植物で多年草です。水辺に生息する抽水性の植物で、湿原や浅い水のある場所に群落を作ります。

水中の底質に太くて長い匍匐茎(ほふくけい)を延ばし、ところどころから花茎を垂直に立てます。花茎は高さ70~150センチにもなります。

1.八つ橋の上から手が届くほど大きく育っていました。
  茎の先端の花序・小穂がいやでも目立ちます。
きれぎれの風彩 「ウキヤガラ」1-1


花茎の先端からは葉状の苞が2~4枚つき、その中心から散形の花序を形成します。
長さ5~7センチほどの枝を数本伸ばし、各枝に1~5個の小穂をつけます。
小穂は長楕円形で1~2センチ。色はクリーム色から焦げ茶と濃くなるようです。

2~3.小さいボンボン(小穂)がたくさんついています。けっこう硬いです。
4~6.細い茎ですが長く真っすぐに立っています。不思議です。
  苞葉は先端から傘を開くように伸び、花序よりも長いのでこれも目立ちます。
「2」「3」「4」「5」「6」
「ウキヤガラ ~水辺の大型植物」


7.群生しているところです。花序が見事に並びます。今後はヨシがさらに高さを
  増すでしょうから、今だけの光景かもしれません。
きれぎれの風彩 「ウキヤガラ」1-7


茎の横断面は鋭3稜形(三角)です。丈夫な構造のようです。
花茎の下の方から細長い葉が出るそうですが、確認不足でよく分かりません。(写真でも分かりません?ヨシの葉も混じっていますし・・・。)

カヤツリグサ科はイネ科と共に、風媒による受粉を行う方向へ二次的に進化したもので、花弁は退化し、いくつもの花が包につつまれて1つの花のような形に進化したもの(小穂)を付けます。

カヤツリグサは世界に70属3700種もあり、ホタルイ属にしても日本で30種ほどが知られているそうです。といっても私はほぼ知りません。
また、カヤツリグサ科は単子葉植物で、構造などが今の私には難しいです。
今は、眺めてその大きさと多さに驚くばかりです。


オマケ
広い公園内の別の場所では、歩道から離れたところにまた別の植物が群落を作っていました。ウキヤガラとは違う穂ですし、ヨシはまだ開花の時期ではありません。
これは、クサヨシ(草葦。イネ科クサヨシ属の多年草)でした。(↓ズーム使用)
きれぎれの風彩 「クサヨシ」


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| 草本(草花・野草) | 23:17 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

カヤツリグサ科の植物はたくさんありますね。
これか繁殖力も強いようです。

| 山小屋 | 2013/06/18 11:42 | URL | ≫ EDIT

今度さがしてみます。。。

山ぼうしさま^^こんばんは~♪

今日は、馴染みのないものばかりでして、
難しいので、見て見ないふりをしていました。(笑(*^_^*))

ウキヤガラというのですね。
穂のボンボンが特徴的ですので、今度、探してみます。

クサヨシですか。。これは家畜が食する?のでしょうか。
きょうも、珍しいものをありがとうございました。

| 紗真紗 | 2013/06/18 21:32 | URL |

山小屋さん こんばんは

カヤツリグサ科というのを知ったのが昨年のカンスゲからで、
まだまだカヤツリ初心者です。たくさんありますね。
この種は皆丈夫そうです。

| 山ぼうし | 2013/06/23 18:44 | URL |

紗真紗さん こんばんは

いや~さすがにこれだけ群生していると
「何だろうな~」と思っちゃいましたね。
数株くらいならスルーしていたと思います。
クサヨシの利用は特にないようです。ウドの大木かな。

| 山ぼうし | 2013/06/23 18:49 | URL |















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