きれぎれの風彩(ふうさい)

庭木や植物、自然やエコを中心に…関心のあること、気になったことを綴っています。

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ママコノシリヌグイ ~可憐な花なのに・・・

前々回紹介した自然学習センターの『生きものマップ』には、「ママコノシリヌグイ」という植物の名がありましたが、知らない植物ですし小さい文字の手書きなので、違う文字にも読めて「何だろう」と・・・。マップに書かれていた辺りまで行き、検索して同定するのに時間がかかりました。それにしても・・・ 〈散歩日:7月7日〉

ママコノシリヌグイ(継子の尻拭い)は、タデ科イヌタデ属の一年草で、別名、トゲソバ(棘蕎麦)。日本全国、東アジアに分布します。気になる名前については後述します。

林縁などに成育し、他の草木などに寄りかかりながら蔓性の枝を伸ばし、長く伸びて垂れ下がることもあるそうです。長さ(丈)は1~2メートルになります。
可憐な花と茎などの棘(とげ)、それに茎を囲む托葉に特徴があります。

1.私が見た本種は、それほど大きくなく、ひっそりと咲いていました。
きれぎれの風彩 「ママコノシリヌグイ」1-1


2~3.葉は長い柄がつき互生し、整った三角形で基部が少しくぼみます(心形)
  長さ3~8センチほど。
4~6.小さく可憐な花の様子を撮りたかったのですが、とにかく小さい(数ミリ)し
  揺れるしで、私のカメラではボケボケです。
  花被は5深裂し、上部は赤く下部は白です。全体的には淡い紅紫色に見えます。
「2」「3」「4」「5」「6」
「ママコノシリヌグイ ~可憐な花なのに・・・」


7.茎や葉柄には下向きの鋭い棘が並んでいます。(葉の裏にも棘があるそうです。)
  試しにつかんでみたら・・・痛い!
きれぎれの風彩 「ママコノシリヌグイ」1-7


葉柄の基部に葉のようなものがあります。これは「托葉鞘(たくようしょう)」というものです。(初めて知りました。)
「托葉」は葉柄が茎についている部分にあり、タデ科の場合、鞘のようになって茎をつつむ形になるので「托葉鞘」といいます。イヌタデの場合、托葉鞘は筒形になりますが、ママコノシリヌグイの場合は、托葉鞘の上部が腎円形で葉状になります


さて、ママコノシリヌグイ(継子の尻拭い)の名前ですが、このトゲトゲの茎や葉で憎たらしい継子(ままこ)の尻を拭いてやる!というイジメの例えで付けられています。

なんとも可哀そうな命名です。下向きの棘も何かの役に立っていると思うのですが。
それに、命名した当時は、この名を命名しても不思議と感じないほど、継子いじめがひどかった・・・ということなのかと想像してしまいますね。

棘があって花がソバ(蕎麦)の花に似ていることからの別名「トゲソバ」に替えてあげたほうが良いと思いますが・・・。

これまで、オオイヌノフグリ(大犬陰嚢)や(ヤイトバナ(灸花)に変わったけど旧名で呼ばれる)ヘクソカズラ(屁糞葛)など可哀そうな名前がありましたが、ママコノシリヌグイも加えてMY「可哀そうな名前ベスト3」となりました。

たまたまですが、前々回の「カラスビシャク」~「ハンゲショウ」~「ママコノシリヌグイ」と変わった名前が続きました。


オマケ
我が家の2階ベランダに置いてあるブルーベリーの鉢に、「トキワハゼ」が(勝手に)咲いていました。じっくり見るのは初めてです。今までは出てきた草の芽は有無を言わさず抜いていましたので、怠けていてラッキー(?)でした。 〈7月20日〉

きれぎれの風彩 オマケ「トキワハゼ」01   きれぎれの風彩 オマケ「トキワハゼ」02

参考:以前「ムラサキサギゴケ」を取り上げた際に、違いを記しました。
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| 草本(草花・野草) | 18:56 | comments:8 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

可憐なお花。。。

山ぼうしさま^^こんにちは~♪

ママコノシリヌグイですね。
まだ見ぬ花ですが、可愛いお花です。
かたまって咲くのですね。。。
トゲがしっかりついているのですか?
ほんとうに痛そうです。。。痛いのですね~!!

↓ ハンゲショウの穂が垂れる姿が好きです。
白く粉がふいたような葉っぱがとっても涼し気ですね。
丁寧な解説ですので、勉強になります。。。
先ほどは、ありがとうございました~♪

| 紗真紗 | 2013/07/21 21:46 | URL |

名が可愛そう

おはようございます。

確かにそうですよね。そんな種って探せばまだ
有るのでしょう。ヘクソカズラは代表格ですね。
薬草として利用もされるのに、ドクダミっての
も有りますし。

植物の名はとにかく面白いです。

| 地理佐渡.. | 2013/07/22 07:13 | URL | ≫ EDIT

発想が

 先ほど他のサイトでも凄い名前の花を見ましたが、
こちらも凄いですね。
 この棘で継子の尻をという発想が恐ろしいですね。
花は可愛いんだから、もう少し何とかならないですかね。
おっしゃるとおり、他にもありますけどね。

| 西恋おじん | 2013/07/24 23:19 | URL | ≫ EDIT

紗真紗さん こんにちは

可愛いいんですよね花。
可愛いい花には棘がある!という言葉通りです。
棘のおかげで小動物から逃れているのかな?

ハンゲショウの葉の仕組みは不思議ですね。

| 山ぼうし | 2013/07/27 15:10 | URL |

地理佐渡さん.. こんにちは

特徴を捉えて名を付けるのでしょうけど、
「そこじゃないでしょ!」というのはありますね。
また、今では全く使わない言葉や
見ることの無いものに例えていたりすることも。
そう考えると植物の名は昔の言葉や環境のままですね。

| 山ぼうし | 2013/07/27 15:11 | URL |

西恋おじんさん こんにちは

まったく酷い&凄い名前です。
イジメ方も、もはや拷問ですよね。怖いです~。
名前なので簡単に変えるのはどうかと思いますが、
子供目線で考えたらどうかな~と思います。

| 山ぼうし | 2013/07/27 15:13 | URL |

二、三年前、近くの学校の裏通りの藪で、「わ〜い、見つけた!」と写真を撮りました。こんがらがっているので花の茎を直そうとしたら「あいたた!」
これはミゾソバでなくて、ママコノシリヌグイに間違いないな、と思った瞬間でした。

| ディック | 2013/08/03 23:22 | URL | ≫ EDIT

ディックさん こんばんは

茎を直す!?チャレンジャーですね~(笑)。
といっても、こればかりは痛い目に会わないと分かりませんね。
私もやっと仲間入りさせていただきました。

| 山ぼうし | 2013/08/04 00:20 | URL |















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