カラスビシャク ~受粉後とムカゴ
(復習すると)カラスビシャク(烏柄杓)は、サトイモ科ハンゲ属の多年草で、地下茎から長い柄を持つ葉と花茎が立ちあがります。葉の先端に3枚の小葉がつき、花茎の先端には仏炎苞をつけます。
苞の中ほどまでは雌花群を形成し、その上は雄花群が花軸に密生します。
1.7月21日、前回カラスビシャクを見た木道沿いに行くと・・・
他の植物が生長しており、アレッ、どこに!?

よく見ると幾つかのカラスビシャクを確認できました。
2.大きさはともかくインパクトのある姿形です。この後の生長した姿を探すと・・・。
3~5.ありました!この状態は(調べたところによると)受粉すると、ふくらんだ
子房が仏炎苞を押し広げるように顔を出します。花序はみな倒れぎみです。
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6~7.次に葉柄の中ほどにできるというムカゴを探しました。
繁っている植物をかき分けて・・・ありました!(当たり前なのでしょうが。)
8~9.前回調べていたときに、ムカゴは小葉の基部にもできるという情報もあり
ましたが、それも確認することができました。
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種子だけでなくムカゴでも増えるというカラスビシャク。その後の成長(熟すところ?)も引き続き見ようと思っていましたので、3週間後となる本日(8月10日)、北本に行った際、同所に三たび行ってみました。すると・・・。
10.何と言うことでしょう。植物が繁りすぎたせいか、木道に沿って幅50センチほど
の部分が刈られていました。

刈られた跡には、若いカラスビシャクが出ていました・・・。
| 草本(草花・野草) | 23:59 | comments:8 | trackbacks:0 | TOP↑
お早うございます。
>何と言うことでしょう。植物が繁りすぎたせいか、木道に沿って幅50センチほど
の部分が刈られていました。<
時々そう言う事あります。
毎年楽しみにして見に行ってた場所に行って見たら、
綺麗に刈り取られていた。
持ち主にしてみたらただの雑草なのでしょうが、
残念な思いして帰ること好くあります。
カラスビシャク 富士で観たテンナンショウに似たような植物ですね。
家の近くでは、見た事ないような気がします。
| 風子 | 2013/08/12 06:59 | URL | ≫ EDIT