シラヤマギク ~疎らな白い舌状花
シラヤマギク(白山菊)は、キク科シオン属の多年草で、北海道~九州に分布し山地や丘陵地の草地や明るい林床等に生育します。所謂「野菊」に総称される一種です。
1.草丈は1メートルを超えることもあるそうです。その割に茎は細いように見え、
ここでは茎の折れたのも見ました。↓は草丈60センチほどだったと思います。

茎の上部で花茎を分け、(整っていない)散房状の花序を形成します。
キク科の花らしく、舌状花と中心部の筒状花で頭花をつくります。
2.他のノギクの仲間に比べると、花弁に見える舌状花の数が少なく、最初に見た時
は花が落ちたのかと思いましたが、花弁が歯抜けのようになっているのが普通。
野趣というか粗野というか・・・店先には向かない花の印象です。

3.頭花の径は2センチほど。白い舌状花と黄色の筒状花です。
筒状花は、4裂(?)してクルッと巻いています。筒状花も少ない印象です。

4.葉には粗い鋸歯があり、茎の下部にある葉が一番大きく心形で先は尖ります。
上部に至るにつれて葉は小さくなります。
下部の葉は長さ20センチほどになり、私の掌よりも大きい。

下部の葉は葉柄も長く、柄には幅の狭い翼があります。上部でも同じだと思いますが、下部は大きいので顕著です。(分かりやすい画がないのが残念。)
シラヤマギクの名前は、花が白色で日本各地の山で普通に見られるキク、ということが由来です。昔から親しまれてきたのでしょう。
関東地方では、他にノコンギク、カントウヨメナ、ユウガギク、シロヨメナといった野菊が分布しているそうですが、いずれも注意して見たことがありません。これからの出会いに期待します。
(9月に見た植物のアップが遅れていまして、慌ててアップしています。)
| 草本(草花・野草) | 22:28 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑
スリムですが、白さがきわだちますね。
山ぼうしさま^^こんにちは~♪
シラヤマギク、山でという、ステキな名前です。。。
スリムな花びらですので、シベがインパクト大ですね。
静かな雰囲気で咲いているのですね。
やはり菊のお花は好きです~♪
先ほど、ライオンズ負けました。。。
いつも、ありがとうございます~(#^.^#)~♪
| 紗真紗 | 2013/10/14 16:25 | URL |