きれぎれの風彩(ふうさい)

庭木や植物、自然やエコを中心に…関心のあること、気になったことを綴っています。

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キンミズヒキ ~黄色の水引・ひっつき虫

道端に点在する黄色の花、立ち止まってよく見るとトゲトゲの果実もあります。この植物もヌスビトハギと同様(花の事は覚えていませんが)田舎での小さい頃に「ひっつき虫」として覚えています。〈散歩日:9月22日。北本自然観察公園〉

キンミズヒキ(金水引)は、バラ科キンミズヒキ属で北海道~九州に分布します。山野、林縁、道端などで普通に見られる多年草です。
覚えのあるひっつき虫の花が、このような花だったことに少し感動しました。

1.大きいものは草丈が1メートルを超えるそうですが、ここのは60センチほど。
  果実と花が同時に見られます。花だけだったらピンとこなかったでしょう。
きれぎれの風彩 「キンミズヒキ」1-1


花は夏から秋にかけて咲き、長く伸びた茎の先に細長い穂状の総状花序を出し、黄色い5弁花をつけます。葉は大小不揃いの小葉からなる奇数羽状複葉です。
果実にはトゲのような鋭くて内側に曲がった刺毛(しもう)が多数できます。


2~3.花の径は1センチ前後。円みのある花弁と花弁の間に見える萼は5枚。
  放射状に開く雄しべは12本前後で花によって異なるようです。
4~5.花が終わると萼片が閉じ、カギ状の刺毛が多数出てきて上向きます。
  果実は三角錐のような形になります。
6.別の株です。花と果実のツーショット。
「2」「3」「4」「5」「6」
「キンミズヒキ ~黄色の水引・ひっつき虫」


7.羽状複葉の小葉は楕円形で、縁には鈍い鋸歯があります。茎には毛がつきます。
  複葉の基部(茎に着くところ)には、先が裂して開くような托葉があります
きれぎれの風彩 「キンミズヒキ」1-7


羽状複葉の小葉は形が揃っているイメージがあるので、この小葉の中でもオマケのように付いている小さい小葉は、どうしたの?変異?病気?かと思いましたが、他のキンミズヒキでも一緒でした。

キンミズヒキには、全草(根、茎、葉、花をはじめ、その植物を構成する全ての部分)にタンニンを含んでいて、乾燥させたものを漢方では薬として用いるそうです。

ひっつき虫は、刺毛が動物や衣類等に附着して散布に役立ちます。動けない植物が子孫を残すための工夫の一つ・・・ということは分かりますが、どのような経緯でひっつき虫を生み出したのか?植物が自分で考えて、自らの形を変えていったとしたらスゴイです。永い進化の過程で今があるのでしょうけど、植物って不思議です。

ところで、キンミズヒキの名前は、ミズヒキを基にして花色が黄金色なことが由来になっています。
下の方に葉があり上に花序をつける全体的な感じは似ていないこともないのですが、花の姿は全く違いますし、そもそもキンミズヒキはバラ科、ミズヒキはタデ科で、全く別の種類です。
さらに、ミズヒキの白花タイプを「ギンミズヒキ」という事から考えると、ちょっと無理がある様な名前だと思います。
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| 草本(草花・野草) | 21:56 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

山ぼうしさま^^こんにちは~♪

黄色い筒のよう^^、ゴージャスですね~♪

どうしてもキンミズヒキには出逢いたいのですが、
まだなのです。。。
「3」シベが広がって、花火もようでもありますね。

ひっつき虫がちょこんとのっているのですね。
植物界のフシギを感じました。
先ほどは、ありがとうございました~♪

| 紗真紗 | 2013/10/17 12:09 | URL |

ひっつき虫

これ以外にもひっつき虫はたくさんあります。
これから冬にかけての里山歩きでは、
アメリカセンダングサの種が一番厄介です。
カギ状の先端が布に食い込むとなかかか取ることが
できません。
繁殖力が強く、韓国の山にも蔓延っていました。

| 山小屋 | 2013/10/17 17:24 | URL | ≫ EDIT

紗真紗さん こんばんは

他のサイトでもキンミズヒキの画を見ましたが、
これほど花筒のようになっているのは少ないかも知れません。
よけいに「水引」のイメージとは異なりますね。
シベは独特で別物のようです。

| 山ぼうし | 2013/10/17 23:43 | URL |

山小屋さん こんばんは

アメリカセンダングサ?名前では分かりませんので
検索して見てみました。
これもひっつき虫としては知っていますよ。
取れにくいし、皮膚に当たると痛かったように思います。

| 山ぼうし | 2013/10/17 23:44 | URL |

キンミズヒキを前回見たのは仙石原だったでしょうか。
自然豊かなところへ行かないと見られない。横浜の住宅地では無理なようです。
あれが、こんなひっつき虫となるのだとは、まったく知りませんでした。

| ディック | 2013/10/30 18:53 | URL | ≫ EDIT

ディックさん こんばんは

そういえば、コチラでも住宅地では見ませんね。
所謂雑草ではなく、野草ということなのですね~。
田舎にいた頃は(植物に興味もなく)、こういうものは
全部雑草だと思っていました。

| 山ぼうし | 2013/11/04 00:03 | URL |















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