ハナタデ ~花の疎らな花序
職員「タデ科は難しいんですよ」と図鑑を3冊ほど確認しながら消去法で絞っていき、結果『ハナタデ』に落ち着きました。〈散歩日:9月28日。北本自然観察公園〉
ハナタデ(花蓼)はタデ科イヌタデ属の一年草です。北海道~九州に分布し、山野のやや湿った林床や林縁に生育します。別名:ヤブタデ。
草丈は30~60センチになります。
細長い花穂(総状花序)は真っすぐで垂れ下がりません。径2~3ミリほどの淡紅色の小さな花をまばらにつけ、花被(花弁ではなく萼)は4~5深裂します。
1.可憐な花をつけていました。名前の由来は、花が梅の花のようだという説も
あるそうですが、枝に直に咲く様子は似ていなくもない(?)。

2.茎は分枝し、下部は這う~斜上、上部は直立します。
3.花のまばらさが分かります。(細い枝や小花が苦手なコンデジです。)
4.野の趣があります。(ボケていますがイメージということで。)
5~6.林床日影の群生です。こちらのハナタデは葉に黒っぽい斑入りです。
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葉は互生し、長さ3~9センチ。長卵形で先の方は細くなり尾状に尖ります。上の画のように、葉の中央部の主脈の左右に黒斑があるものが多いそうです。
7.葉の付け根には筒形の托葉鞘があり、上側の縁に長い毛をつけます。
画では分かりにくいのですが、葉の両面にはまばらに毛があります。

ハナタデは葉や花のつきかたに変異が多いそうです。なので、職員の方も慎重になるわけです。ありがとうございました。
ハナタデというキレイな名前を付けてもらっていますが、生えてる雰囲気は、別名のヤブタデのほうが相応しいかもしれません。
| 草本(草花・野草) | 22:11 | comments:8 | trackbacks:0 | TOP↑
ハナタデ
あまり目立たない花ですが、存在感があります。
タデの中でもきれいさでは負けていません。
花の時期としてはそろそろ終わりではないでしょうか?
今年は台風の当たり年のようです。
スッキリとした秋晴れが欲しいです。
| 山小屋 | 2013/10/22 07:04 | URL | ≫ EDIT