きれぎれの風彩(ふうさい)

庭木や植物、自然やエコを中心に…関心のあること、気になったことを綴っています。

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カナムグラ ~繁殖力の強いツル植物

この夏、北本自然観察公園の木道周辺から、その先の奥の方まで、掌状の葉をもつ植物が一面に広がっていました。他の植物を駆逐しそうな勢いです。そして秋になると、変わった花をつけていました。〈散歩日:夏~秋〉

カナムグラ(鉄葎)は、アサ科(クワ科)カラハナソウ属でツル性の一年草です。本州中部以北の山地や林縁、川端などに自生します。

和名「鉄葎」は強靭な蔓を鉄に例え、「葎(むぐら)」は広い範囲に生い茂る雑草の意味があるとのこと。非常に繁殖力が強く、ツルは強靭に絡み合います。

1.<8月10日> 立ち入りはできないので眺めるだけですが、密生していました。
2.<9月22日> 葉の間からニョキニョキ伸びているものがありました。
3~4.最初、蕾かと思ったのですが、これは雄花で淡緑色の花をつけます。
5.雄株は分枝し、大きな花序をつくっているものもありました。
「1」「2」「3」「4」「5」
「カナムグラ ~繁殖力の強いツル植物(1)」


6~9.<11月10日> 秋も深まり、勢いを無くしているように見えるカナムグラですが、何やら赤紫色のモノが垂れ下がっていました。別の植物?とも思いましたが、調べてみると、これは雌花でした。株の葉腋から花茎を伸ばし、先端に苞に包まれた穂状の花をつけます。カナムグラは雌雄異株でした。
「6」「7」「8」「9」「10」
「カナムグラ ~繁殖力の強いツル植物(2)」

10.カナグラムの名前はこちらの説明板で知ることができました。
~「キタテハ」というチョウの幼虫は、湿地にたくさん生えている「カナグムラ」というツル植物を食べて育ちます。チョウの動きを見ていると、カナグムラにとまって卵を産みつける様子が観察できます。~
とのことですが、今シーズンはキタテハを見ていません。時間帯によるのかもしれません。来年は見てみたいものです。

カナグラムの葉は5センチ~12センチ度の深く切れ込んだ掌状で対生し、鋸歯が多く表面はざらつきます。
茎から葉柄にかけて鋭いとげがあり、周りのモノにからみつきます。ワタラセツリフネソウを見ている時にカナグラムが邪魔でしたので、横に除けようとしてみたのですが、しっかり絡みついていてあきらめました。・・・強いです。
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| 草本(草花・野草) | 22:10 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

カナムグラはわが家の近辺でも見つかりますが、荒れ果てた空き家のフェンスとか、道路脇の荒れ地とか、本牧山頂公園の崖際とか、そんなところで見つかるので、そういう野草なんだろう、と思っていました。
実の写真も撮ったことがありますが、花は雄花だけ。キタテハが好むのですか。蝶にもやはり荒れ地が必要なんですね(笑)
好んで写真を撮る方はあまりいないのでは? 
山ぼうし さんの自然観察もかなり本格的になってきましたね。

| ディック | 2013/12/15 12:21 | URL | ≫ EDIT

ディックさん こんばんは

普通ならスルーしていると思うのですが、
こんなに群生しているのを見ると「何だろう?」と気になり、さらにキタテハの食草と知りましたので「どれどれ」となった次第です。
おかげで、これが繁殖するとどれだけ邪魔になるのか分かりました(笑)。

| 山ぼうし | 2013/12/15 22:55 | URL |

古い記事を読み直しさせていただいてます。
来年はキタテハを観察してみたいですね。
6〜9くらい茶色いものが目立つようになると、雌花というよりはもう実になっている、と言えるでしょう。

| ディック | 2016/10/30 20:42 | URL | ≫ EDIT

ディックさん こんばんは

いや~このような日記を読み直していただいて恐縮です。
私も先週カナムグラを見たのですが、果穂のようなイメージを持っていたので、実を確認しようとはまったく思いませんでした。

| 山ぼうし | 2016/10/31 23:38 | URL |















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