ヤブラン ~熟した黒紫色の種子
ヤブラン(藪蘭)は、ユリ科(スズラン亜科)ヤブラン属の常緑の多年草です。
ヤブランの基本情報や紫色の蕾と花、常緑の葉のことは以前の記事を参照。
今回は、ヤブランの熟した種子の様子を取り上げます。
いくつかのヤブランを見ていると、この時期は種子が少なくなっているように思います。既に小動物や野鳥たちに提供しているのでしょう。
1.その中でも、こちらは残っている種子の数が多い株でした。

2.曇天なので黒光りするような感じはありませんが、他にない色で目立ちます。

3~4.成熟した種子は直径6~7ミリほどです。


5.参考に9月1日の若い種子を載せておきます。小さな緑色の種子です。

植物が花を咲かせる時期で大多数を占めるのは春だと思います。そのような植物に比べると、初秋から花をつけ晩秋に果実・種子を成熟させる植物は競争が少なく、広く種子散布される確率が高いのかもしれません。
≪オマケ≫
カマキリの卵鞘(らんしょう)は時々見かけます。左の画はハラビロカマキリの卵鞘です。右は木の根元に偶然現れた“輪”です。


| 草本(草花・野草) | 23:58 | comments:12 | trackbacks:0 | TOP↑
ヤブラン
子供のころ、この実を竹鉄砲の弾として遊びました。
なかなかよく飛びました。
カマキリはその年の雪を予想して卵を産むといわれています。
今年はどのくらいの積雪があると予想したのでしょうか?
| 山小屋 | 2014/01/29 18:11 | URL | ≫ EDIT