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きれぎれの風彩(ふうさい)

庭木や植物、自然やエコを中心に…関心のあること、気になったことを綴っています。

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ヒメコウゾ ~丸い雄花序と雌花序

北本自然観察公園の『生き物マップ』に「黒っぽい実のような雄花と、赤い花火のような雌花が見られます。これはヒメコウゾです」と記してあり、好奇心をそそられて探しました。何度か辺りを往復し見つけました。〈散歩日:4月19日・27日、5月11日〉

ヒメコウゾ(姫楮)はクワ科コウゾ属で雌雄同株の落葉低木です。本州~九州の低山地の林縁などに自生し、樹高は2~5メートル。
和紙の原料としても使われているコウゾ(楮)は本種とカジノキの雑種で、コウゾよりも小形なことからヒメコウゾの名前になったそうです。(名前は後先逆に?)

花は、新枝の上部に雌花序を数個、基部に雄花序を数個をつけます

雄花序は直径約1センチの球形で多数の雄花をつけ、長さ1センチ程の柄がつきます
1~4.咲く前の状態は何かの果実のようです。咲いても不思議な感じです
  雄花が先行して咲き、花粉が飛ぶ頃に合せて雌花が咲くようです <4/19,27>
5.蕾?の雄花と上部には雌花の赤ちゃんです <4/19>
「1」「2」「3」「4」「5」
「ヒメコウゾ ~丸い雄花序と雌花序(1)」


雌花序は直径5ミリ前後の球形、赤紫色の糸状の花柱を多数つけます。柄は短い。
6.糸状の花柱が放射状に拡がります。花火と例えるのも肯けます <4/19>
7~8.葉の下でたくさん咲いていました。印象的な花です <4/27>
9~10.2週間後、若干大きくなり、花柱は枯れ始めています <5/11>
「6」「7」「8」「9」「10」
「ヒメコウゾ ~丸い雄花序と雌花序(2)」


所謂“花らしくない”花なのは、風媒花なので目立つような花弁など不要のようです。花柱が拡がるのも花粉が付着しやすいのでしょう。

花後は、クワの実のような集合果になり、直径約1~1.5センチ、初夏に橙赤色に熟すとのことです。その頃に再訪し、果実と(今回ほとんど見ていない)葉を確認しようと思います。

ちなみに、和紙の原料にはコウゾの他、ミツマタやガンピがあります。以前ミツマタも原料と知り、「和紙の原料と生産状況」で取り上げました。
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