きれぎれの風彩(ふうさい)

庭木や植物、自然やエコを中心に…関心のあること、気になったことを綴っています。

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オニドコロ ~淡緑色の花・若い果実

「この辺りは目をとめるものが何も無いな~」、北本自然観察公園の園路の中では、そんなふうに思っていた場所がいくつかあります。(あくまでも私の偏見です。)
その中の一場所でのこと、いつものように通り抜けようとしたのですが、何かは分からないツル植物があり、花と果実らしきものもついていて足を止めました。
調べてみたところ、これは「オニドコロ」だと思われます。〈散歩日:8月2日〉

オニドコロ(鬼野老)はヤマノイモ科ヤマノイモ属のツル性の多年草です。日本各地の山地ややぶ地に生育します。雌雄異株です。

1.林縁(園路の脇)に面を作るように葉が垂れ下がっていました
  (何にからみついているのかを確認していませんでした。何かの低木?)
きれぎれの風彩 「オニドコロ」1-1


楕円形を縦に2つに割ったものを3枚接着したような形のものが連なってぶら下がっていました。面白い形ですが、これはオニドコロの若い果実でした。

2~3.雌花序は下垂れします。雌花には花柄のように見える子房があります。
  果実の先にまだ花が残ります。果実は上向きにつきます(3はトリミング)
4.見ている時は雌雄異株と知りませんでしたので、漠然と花を見ていました
5~6.雄花序は(最初)直立しますが、徐々に重さで倒れてくるようです。
  淡緑色の6花披片の花を多数つけます。花径は4ミリほど
「2」「3」「4」「5」「6」
「オニドコロ ~淡緑色の花・若い果実」


7.葉は互生し、円心形で先が尖ります。大きさは幅・長さとも10センチほどに。
  色つやがよく、まだ虫食いや傷みがないのでキレイな葉に見えました
きれぎれの風彩 「オニドコロ」1-7


名前の由来には諸説あるようです。例えば、「野老(ところ)」はヒゲ根の多い根茎の様子を、腰が曲り髭を蓄えた老人にたとえて「野老」とし、海の「海老」と対比させたという説があります。(古くから長寿の祝いとして、正月に飾ったようです。)
「鬼」は「犬」と同じように、食用にならない・役に立たないことからのようです。

ヤマノイモ属には、他にも「ヒメドコロ」「カエデドコロ」「タチドコロ」など、名前に野老がつく種類があります。
同属の「ヤマノイモ(山の芋)」はムカゴがつき、山芋は食用になります。別名「ジネンジョ(自然薯)」。また、栽培種には「ナガイモ」もあります。

・・・ということを知り、まだ他の野老を見たことは無いのですが、食べられる種類・部分については、「あっ、そうなんだ」と思った次第です。
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| 草本(草花・野草) | 21:27 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

こんにちは

オニドコロは当地でもあちこちで蔓延っています。
秋に果実が弾けて、冬でもその殻が残っていることが多いですね。
ヤマノイモとよく似ていますね。

| 多摩NTの住人 | 2014/08/15 08:10 | URL | ≫ EDIT

オニドコロ

野山でよく見かけます。
今は雄花がよく目立ちます。

野老(ところ)は私が住んでいる所沢の語源になって
います。
その昔は野老(ところ)がたくさん生息していた沢が
多い土地だったようです。

| 山小屋 | 2014/08/15 17:29 | URL | ≫ EDIT

多摩さん こんばんは

いままで目にとまらなかったのですが、
こちらでも多いのかな~、気にしていたいと思います。
でも、花が無いと区別が・・・?

| 山ぼうし | 2014/08/18 22:44 | URL |

山小屋さん こんばんは

そ~なんですか。所沢の「所」は「野老」から!
量もそうかもしれませんが、土地の名前に使われるほど生活に密接した植物だったのでしょうね。

| 山ぼうし | 2014/08/18 22:44 | URL |

こちらでも見ます

こんばんは。

照会されている葉より花ですかね。
房状のものなどを見まして見たこ
とあるって感じています。
こちらでも山野に行きますと自然薯。
とれます。ただ、あまり立派なも
のには出会ったことないんですよね(笑)。


| 地理佐渡.. | 2014/08/19 18:47 | URL | ≫ EDIT

地理佐渡さん こんばんは

花も密集していると目につきますね。
私は(たまたまですが)果実に手前にあって・・・。
自然薯は見つけるのも、掘るのも大変そう~、
というイメージがあります。

| 山ぼうし | 2014/08/20 23:50 | URL |















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