タカサブロウ ~キク花と円盤状果実
タカサブロウ(高三郎)は、キク科タカサブロウ属の一年草で、本州以南に分布する在来種(史前帰化植物?)です。水田や湿地などに生えます。
調べてみると、新しい帰化植物のアメリカタカサブロウという類似種もあるようですが、実物を比較できないので違いがよく分かりません。そこで、電話で職員の方に確認したのですが同地では混生しているそうです・・・なので、アメリカタカサブロウかもしれません。在来種の方はモトタカサブロウとも呼びます。
1.蕾~花~若い果実~種子(痩果)まで見ることができました。最初に目に留まったのは円盤のような若い果実でした。大きさは1センチ強

2.頭花はキク科らしい舌状花と筒状花からなります
3.若い集合果は種だけになったヒマワリを小さくしたようなイメージです
4.種子(痩果)は黒褐色に熟し、断面はひし形です(これは外来種かも)
5~6.葉は細長く低い鋸歯があります。対生し柄はありません
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7.茎は赤紫色で、茎や葉など全体に伏毛がつきます(葉が基部で膨れて茎に付くのは在来種かも)

「誰?」と思わせる名前の由来は、高三郎という人がこの草の茎を使って文字を書いたという説や、古名のタタラビソウ(ただれを治す草の意)が転訛したものという説もあり、はっきりしないようです。
タカサブロウは中国や東・南アジアに、アメリカタカサブロウは南北のアメリカや欧州、豪州、アフリカ、アジアに分布し、2種で世界中に拡がっています。
今回は在来種なのか外来種の方かはっきりしませんが、初めての植物ですし、こだわらずに「タカサブロウ」として記載しておきます。
| 草本(草花・野草) | 21:14 | comments:8 | trackbacks:0 | TOP↑
タカサブロウ
小さな花ですね。
私はあまり気に留めてみたことがありません。
確かにキク科の特徴をしています。
今日から新しくブログを開設しました。
ブログ名は以前と同じですが、URLが違います。
これからもよろしくお願いいたします。
| 山小屋 | 2014/10/09 07:29 | URL | ≫ EDIT