きれぎれの風彩(ふうさい)

庭木や植物、自然やエコを中心に…関心のあること、気になったことを綴っています。

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ワタ ~花と果実と綿と

城山公園にはそれほど広くはないのですが、花畑があり季節の花を見ることができます。そこに、ムクゲのような花をつけた株があり、白い綿毛の塊もついています・・・ワタでした。植物としてのワタを見るのは初めてです〈散歩日:9月27日〉

ワタ(綿)はアオイ科ワタ属の一年草です。草丈は1.5メートル前後。夏にアオイ科らしい(?)花をつけます。綿は種子の表面に密に生える長い綿毛です。

ワタを見ると、まだ咲いている花があり、綿になっているものもあります。蕾や果実の状態も初めてですので、何がどうなっているのか悩みながら見ていました。

1.ワタの全景です。草本とのことですが茎の色からも「ワタの木」という感じ
2.3枚の大きな蕚(?)の中に蕾があります
3.花は白色~淡黄色で一日花です。花の中心は赤黒っぽくなります
4.花がしぼむと淡紅色になります
5.花弁が落ちた後の状態だと思います。幼い果実でしょうか
「1」「2」「3」「4」「5」
「ワタ ~花と果実と綿と(1)」


6.卵形の果実は5センチほどの大きさになります
7.熟した果実が裂け始めています
8.開いた果実からはもりもりと綿がでます。「コットンボール」とも呼びます
9.綿が落ちた跡です。(種子は見忘れました・・・)
10.葉は互生し、掌状に3~5裂します。大きさは10センチ以上になります
「6」「7」「8」「9」「10」
「ワタ ~花と果実と綿と(2)」


一日花の植物は次々に花が咲きますので、結果、花の咲く前から果実後まで同時に見ることができます。・・・ということを実感しました。

綿は布地や布団綿の原料になります。日本に伝来したのは鎌倉・室町時代頃といわれていますが、栽培が普及したのは江戸時代になってからで、それからは急速に拡大し綿花産業は大きな産業となりました。
昭和の初期には綿布の輸出量が世界一となりましたが、その後は安価な輸入品により栽培は衰退、統計上の国内自給率は0%となっているようです。

昭和の初めごろまでは農家でも普通に栽培されていましたが、現在ではもっぱら生け花やアレンジの材料としてコットンボールをとるために細々と栽培されています。
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| 未分類 | 23:57 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

綿

こんばんは。

良いですねぇ。僕も実物を見る際には
いけばなの素材としてのことでした。
戦国期から安土桃山期ですかね。
日本でも種子が秘密裏に導入されて、
やっと栽培されるようになりました。
ただ、肥料をとにかく必要とするよう
で、江戸時代の金肥(きんぴ)産業を
牽引します。やがて蝦夷地でニシンが
代用になるのではと、高田屋嘉兵衛が
それを商うにいたる。

あっ、余計なことを書き綴ってしま
いました。



| 地理佐渡... | 2014/10/14 23:07 | URL | ≫ EDIT

こんにちは

綿は子供の頃から身近なものでしたが、植物観察を始めてから初めてこの果実を見た時は驚きでした。まさかこの状態で綿ができるとは思いも寄らなかったです。

| 多摩NTの住人 | 2014/10/15 08:04 | URL | ≫ EDIT

綿の花

アオイ科でピンクに変化して。
綿になる過程見せていただきトッテモよく解りました。
ふわふわの綿、タオル材料にもなるのでしょうか?

| ころん | 2014/10/15 14:35 | URL |

地理佐渡さん こんばんは

ワタというのは、それほど肥料を必要とするのですね。
しかも昔はニシンを使ったのですか~それは育ちそう(?)。
金肥(きんぴ)産業という言葉を知りませんでしたよ。高田さんも。

| 山ぼうし | 2014/10/15 23:14 | URL |

多摩さん こんばんは

ワタの枝先を実家で飾ってあることがあり、
驚くと共に、これが綿なんだ~と感心した覚えがあります。
教えられたわけではないのですが、綿と布団の綿はしっくりしました。

| 山ぼうし | 2014/10/15 23:15 | URL |

ころんさん こんばんは

スイフヨウのように花色が変わるのは“アリ”なんですね。
ふわふわの綿は、最初からふわふわでした~。

| 山ぼうし | 2014/10/15 23:15 | URL |















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