ウシハコベ ~大型ハコベ、花柱5本
翌週、園内の自然学習センターで「生き物マップ」を見るとハコベを見かけた辺りに「ウシハコベ」の記載がありました。ひょっとして・・・。〈散歩日:11月2日〉
ウシハコベ(牛繁縷)はナデシコ科ハコベ属の越年草(多年草とも)です。
ハコベ(コハコベ)よりも大きくなり、草丈は50~60センチになります。
1.再訪して改めて確認しました。茎は枝分かれし、節の部分は紫色を帯びます。花は上部の葉腋に花序をつけるか単生します

2~6.花弁はハコベ同様白く2つに深く裂けているため、5枚ですが10枚に見えます。卵球形の子房の上に5本の花柱があります(他のハコベの仲間は3本)。蕚片は5個で長さは花弁程度(ハコベは蕚片の方が大きい)。花柄や蕚には腺毛があります
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7.葉は対生し、長さは5~7センチになり、卵形~広卵形で先端が尖ります。上部では柄がなく茎を抱き、下部では葉柄があるようです

名前は、他のハコベの仲間に比べて全体的に大きいことから「ウシ(牛)」ハコベとなったそうです。大きい=牛というイメージがあった時代なのでしょう。
以前に取り上げたコハコベの画と比べてみると、一見似ていますが密生の具合や枝の様子・雰囲気などが違うようにみえます。
| 草本(草花・野草) | 23:51 | comments:10 | trackbacks:0 | TOP↑
大きいハコベ
ウシハコベはアップにすると可憐な花が咲いてますね。
見たことがないような気がします。
花弁が10枚に見事に分かれてますね。
牛が食べるハコベかと思ったら、大きいという意味なんですね。
今度気を付けて見てみます。
| 西恋おじん | 2014/11/15 11:06 | URL | ≫ EDIT