きれぎれの風彩(ふうさい)

庭木や植物、自然やエコを中心に…関心のあること、気になったことを綴っています。

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ウラシマソウ ~鳥足状複葉と仏炎苞

数年前から他の方のブログなどで拝見し、一度は見たいと思っていました。今年はタイミング良く北本自然観察公園で見ることができました。〈散歩日:4月25日〉

ウラシマソウ(浦島草)は、サトイモ科テンナンショウ属の宿根性の多年草です。
一見して特徴の多い本種について調べてみると、

・地下にはサトイモに似た大きな球根があり、春になると芽を伸ばす
茎に見えるのは葉柄で、草丈40~50センチほど
・葉は根出し十数枚の小葉からなる鳥足状の複葉
・葉柄の基部から花茎をだし、黒褐色の仏炎苞を開く
・仏炎苞の中に肉穂花序をつけるが、生長により雄性から雌性に性転換する
 小型の個体や実生の若い個体は雄花をつけ、大型の個体では雌花をつける

1.ここでは幾つかのウラシマソウが生えていました。花は3個見えました
きれぎれの風彩 「ウラシマソウ」1-1


2~3.一つの葉と一つの花は対のようです。基部は一緒に覆われています
4~5.特徴のある仏炎苞の様子です。浦島太郎の釣り糸(名前の由来になっている)に見立てられる付属体は、伸ばすと草丈くらいはありそうです
6.別の場所で見つけた幼い本種。周りには他になく、実生によるものと思われます
「2」「3」「4」「5」「6」
「ウラシマソウ ~鳥足状複葉と仏炎苞」


同じように仏炎苞に付属体のつくカラスビシャクは2年前に同園で見ました。その時に付属体はムチのようだと思いましたが、本種も釣り糸というよりムチのよう・・・。

仏炎苞は、肉穂花序(にくすいかじょ)を包む苞で、仏像の背にある光背に形や雰囲気が似ていることから名付けられたようです。
本種を含むテンナンショウの仲間やカラスビシャク、ミズバショウ、ザゼンソウ、コンニャクなどたくさんあり、まだ見ていないものも多いです。
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| 草本(草花・野草) | 18:20 | comments:8 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

自分で見つけた数が少ないうちは、花の形をおもしろがっていただけでした。
今年はかみさんが苗を買ってきたので、しげしげと観察しましたが、「生長により雄性から雌性に性転換する」…そんな植物とは知りませんでした。
今年はムサシアブミなんていうのにも出会いましたし、少しずつ知識が増えております。

| ディック | 2015/05/05 22:01 | URL | ≫ EDIT

こんにちは

テンナンショウの仲間は面白い形が多いですね。藪でこの花に突然出会うとギョッとしそうです。

| 多摩NTの住人 | 2015/05/06 13:49 | URL | ≫ EDIT

ウラシマソウ・・・
釣糸を垂らした浦島太郎だそうです。
何が釣れるのでしょうか?

| 山小屋 | 2015/05/06 16:16 | URL | ≫ EDIT

ウラシマソウ

こんにちは。
面白い花ですね。
こちらでも、毎年同じ場所で観察されています。
根を掘り返したことはありませんが、機会があればぜひ根の部分をみたいですね。
似たような、マムシグサも多数見られます。
あっ!でも、今年はマムシグサは撮ってなかったです。

| アルママ | 2015/05/06 16:56 | URL |

ディックさん こんばんは

苗を・・・こういうのを自宅で楽しむなんて、思ってもいませんでした。
ムサシアブミもテンナンショウ属でしょうか、私は初めてのウラシマソウでまだまだ初心者です。

| 山ぼうし | 2015/05/06 20:01 | URL |

多摩NTさん こんばんは

テンナンショウの仲間というのはけっこう見かけるものでしょうかね。
どこに行けば見られるかな~。

| 山ぼうし | 2015/05/06 20:01 | URL |

山小屋さん こんばんは

釣り糸ということなのですが、私にはやはりムチに見えます~。
まぁ、その昔は日本でムチは一般的でなかったでしょうからね。

| 山ぼうし | 2015/05/06 20:02 | URL |

アルママさん こんばんは

球根や地下茎に特徴があっても、なかなか見られる機会はないですね。
マムシグサが多数見られるのですか~イイですね~。

| 山ぼうし | 2015/05/06 20:02 | URL |















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