きれぎれの風彩(ふうさい)

庭木や植物、自然やエコを中心に…関心のあること、気になったことを綴っています。

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オヤブジラミ ~白い5弁花、ひっつき虫

北本自然観察公園の木道の途中、ひっつき虫のような果実をつけた草本の群生がありました。この時季にもう果実だらけに!といぶかしく思いましたが、よく見るとまだ花もついていました。これは?〈散歩日:5月23日〉

オヤブジラミ(雄藪虱)は、セリ科ヤブジラミ属の越年草で、日本全土の草地や道端に生えます。花期は4~5月という記載が多いので花は最後の方でした。

〔Webで確認した特徴〕
・草丈は30~70センチほど。茎は直立し、上部はよく分枝する
葉は3回3出羽状複葉になり、小葉は細かく裂ける
花は茎頂や分枝した先端に複散形花序をつけ、花柄は2~5本。花弁は白色で5枚
果実は長楕円形で長さ5ミリ前後、刺毛はやや長く、先端が鉤状に内側に曲がる

1.多数の株で分枝した枝が上部に拡がっていました(画では分かり難いです)
きれぎれの風彩 「オヤブジラミ」1-1


2.果実が葉よりもかなり上にあるせいか、一見した時には違和感がありました
3.果実だらけの中に、よく見ると花がついていました
4.花の径は3ミリほどと小さいです。子房(?)には既に白い毛がみっしりと
5.花が終わると柄も伸びるようです。刺が紅紫色を帯びる(熟すと黒色に)
6.離れた所にあった一株。小葉は細かく深く切れ込みが入ります
「2」「3」「4」「5」「6」
「オヤブジラミ ~白い5弁花、ひっつき虫」

同定しようと調べている時、オヤブジラミヤブジラミにいき着きました。両者とも大変似ていますが、ヤブジラミのほうが柄が短く花が隙間なくつき、花期が5~7月とオヤブジラミよりも遅いことから「オ」付きと思われます。

名前のシラミ(虱)は毛髪につく寄生虫のことで(現代では話題にものぼりません)果実がくっつく様子を、ヤブ(藪)は藪に多いということで、オ(雄)はヤブジラミに比べて果実が大きいことを例えたようです。

平安時代にはヤブジラミの名が使われていたそうですが、それにしても虱の名を充てなくてもよかったのではと思います。
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| 草本(草花・野草) | 23:59 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

こんにちは

これはあちこちで蔓延っていますね。先日、草むらを歩いた時に、たくさんくっついてきて往生しました。

| 多摩NTの住人 | 2015/06/16 08:49 | URL | ≫ EDIT

多摩NTさん こんばんは

この果実の付き方はひっつき虫として最強かもしれませんね。
過去にもどこかで見ているのでしょうが、小さな花にはまったく気づいてなかったです。名前も知ってちょっと可哀そう。

| 山ぼうし | 2015/06/19 20:24 | URL |















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