タマゴタケ ~卵のようなキノコ
それ以来、名前と見た目から忘れることはなく、今回もいくつか見ましたので、(初めて)取り上げて記録しておきたいと思います。〈散歩日:9月12日〉
タマゴタケ(卵茸)は、テングタケ科テングタケ属に分類されるキノコの一種で、広葉樹や針葉樹の林内に生えます。
見た目の色具合から有毒と誤解されがちですが、食用できるキノコです。しかし、本種とよく似ている有毒キノコもありますので注意が必要です。(初心者は採らない!)
同公園ではあちこちにタマゴタケを見ましたが、子供も歩く所はほとんど折れていました。悪戯したい気持ちも分かりますが残念です。3年前にも見た野草コースの林内は子供連れで通る場所ではないので、今回も傷つくことなく残っていました。

タマゴタケの見た目の特徴は、見たまんまです。傘は、最初の卵型から生長するにつれて、饅頭型になり、その後皿を伏せたような形(よく見るキノコの形)になります。色は赤から赤橙色~さらに黄色味を帯びてきます。

柄(茎にあたる部分。ツカともいう?)は、模様が入り、上部ではツバと呼ばれる腹巻き状のひだがつきます。
柄の根本部分には、名前の由来ともなったタマゴ型のツボがあります。ツボは、幼いキノコを包んで保護する外被膜が破れ、柄の下端に残った部分を指すそうです。
成熟して傘が開く前の卵型のタマゴタケは、皆さん可愛いと思われるのでしょう、カメラを向けている方をよく見ます。園路から少し離れた所で撮っている方がいましたので、私も後ろから見てみて驚きました。小さな個体から成熟した個体までが幾つもまとまっていました。大サービスです。

これだけあるのなら、できれば赤ちゃんタマゴ(殻から出てない状態)があればイイのにと思ったら・・・左手前にありました。(↓少しボケました。残念)

キノコという深い分野のことは難しいのですが、(今のところ)タマゴタケはそこにあるだけで癒されます。
| 樹木・草花アレコレ | 23:58 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑
わあ、ムーミンと妖精の世界ですね。
これはやはり、傘を開く前の卵形の姿を撮りたいと、誰でもそう思うでしょうね。
ツボって、タマゴの殻が割れて残ったみたいで、これまたおもしろい !
ところで、今晩は先日のベルニーニではなくて、ミケランジェロの彫刻の写真を出してます。こういうのを見たくてフィレンツェまで出かけた、という芸術作品です。
| ディック | 2015/09/25 20:49 | URL | ≫ EDIT