きれぎれの風彩(ふうさい)

庭木や植物、自然やエコを中心に…関心のあること、気になったことを綴っています。

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ヒシ ~放射状に広がる浮葉

〈武蔵丘陵森林公園、水生植物の池にて。散歩日:9月12日〉

ヒシ(菱)はヒシ科ヒシ属で一年草の浮葉植物。湖沼やため池に生育します。水底で越冬した果実は、春に茎を伸ばし水面に葉を広げます。他の水草と違って水深1.5~2mであっても茎を伸ばせることから、水位変動が大きいところでは優占します。

〔Webで確認した特徴〕
・葉には水中葉と水上葉があり、水中葉は根状で対生または輪生する。水上葉は三角状(ひし形という記載も)で幅は3~8センチ。水面に放射状に広がる
葉柄の一部が膨らんで内部がスポンジ状の浮きとなっている
・花は小さく白色の4弁花。葉腋から水面に顔を出す
・花後は水中で果実を形成する。果実はやや扁平、三角形で両端に鋭いトゲがある
 長さは3~5センチ。若い果実はそのままでも、成熟した果実は茹でて食べられる

1.浮葉が密集していました。ヒシという存在を初めて知りました
きれぎれの風彩 「ヒシ」1-1


2.三角おむすびを立てて上から軽く押したような形の葉です。でもひし形の葉とする記載は多いです。中心から放射状に且つ重ならないように葉が拡がっています
きれぎれの風彩 「ヒシ」1-2


3.放射状の中心に花をつけます。葉柄の色は薄く、ホテイアオイの浮き袋は丸く膨らみますが、ヒシの浮き袋はちょっと膨らむ程度です
きれぎれの風彩 「ヒシ」1-3


4.花の径は1センチほど。蕚、雄しべも4個(外蕚片の2個が変形してトゲになるそうです)。花数はとても少なく感じました
きれぎれの風彩 「ヒシ」1-4


ヒシの名前の由来は、緊(ひし)の意味で、ヒシの実の鋭いトゲからついたといわれていますが、その葉が平らに広がる様子がヒシゲタ形だからともいわれています。

ヒシの仲間には、オニビシとヒメビシがあり、ヒシの果実に2本のトゲがあるのに対して4本のトゲがあります。忍者が使うマキビシにはこの4本トゲの果実が使われたそうです。実物を見てみたいものです。
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| 草本(草花・野草) | 22:25 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

ヒシ

初めて見ます。
水生植物強いですね・
食せる果実を見たいものです・

| ころん | 2015/09/29 17:06 | URL |

へぇ〜、水生植物の生態についての詳しい記事、読むといろいろと物識りになります。あまりまじめに勉強をしたことがなかったので、とても勉強になりました。マキビシのことも含めて…。へぇー、でした。

| ディック | 2015/09/29 20:43 | URL | ≫ EDIT

ころんさん こんばんは

もちろん、私もまだ食べたことはないですし、
この先食べる機会もないかもしれません。
ただ、人間の生活と密着していた植物のことすら知らないというのも寂しいな~と思いました。

| 山ぼうし | 2015/09/30 23:14 | URL |

ディックさん こんばんは

たまたま水草に目が留まって、あと何回か続きます・・・。
水草というのは馴染みないです。
でも、昔はあったんだな~と認識した次第です。

| 山ぼうし | 2015/09/30 23:15 | URL |















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