きれぎれの風彩(ふうさい)

庭木や植物、自然やエコを中心に…関心のあること、気になったことを綴っています。

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オオオナモミ ~オナモミよりもトゲ大

さいたま市の元荒川緑地という所に行ってきました(その時の事は別ブログでも)。
川沿いを歩いていると、何かの植物が一面に群生していました。これは(先月、初めてメナモミを見て取り上げる時に、オナモミという存在を知りましたが、その)オナモミのようです。こんな所で出合えるとは思いませんでした。〈散歩日:11月1日〉

と現地では思っていたのですが、調べてみるとオナモミは環境省カテゴリでは絶滅危惧Ⅱ類(VU)で、都道府県別にみると近畿地方ではほぼ絶滅、関東では東京が絶滅、神奈川・群馬・栃木が絶滅危惧Ⅰ類、埼玉では絶滅危惧Ⅱ類となっています。

また、オナモミは稲栽培に伴う史前帰化植物とのことですが、近似種に「オオオナモミ」という種があり、1929年に日本で確認されてから全国各地に拡がっているそうです。
両者はとても似ていて、比較している説明をみても分かり難いのですが、果実の大きさに対する棘(トゲ)の長さがオナモミよりもオオオナモミの方が長いようです。
そこで、本種はオオオナモミとして取り上げることにします。

オオオナモミ(大葈耳、大雄菜揉み)はキク科オナモミ属の一年草で、全国各地に移入分布しており要注意外来生物に指定されています。オナモミの変異に含める場合もあります。同属には他にも外来種でイガオナモミやトゲオナモミがあります。

〔Webで確認した特徴〕
・草丈は1メートルを超え、湖岸や放棄畑など富栄養な場所に生育し、群生する
葉は長い柄を持った五角形。葉の主脈は基部から3本に分かれる
 柄や茎は紫を帯び、全体的にざらざらしている
・花は秋に咲くが目立たない(説明表現は様々あるが、未見なので判断できず割愛)
果実に多数の棘(とげ)があり、動物の毛や人の衣服に付着する(ひっつき虫)

1.元荒川の整備された護岸の上一面にオオオナモミが群生していました。増水した時に他から果実が運ばれたのか、緑地にあった果実が水で流されたのか???
何故か撮影場所の背中側(下流側=南側)には、同様の光景が見られませんでした
きれぎれの風彩 「オオオナモミ」1-1


2~4.まだ株は小さいのに果実がついており、全て一様な生長にみえます。機会となったら、草丈は小さくともまずは花を咲かせて実を付けて、という戦略でしょうか
5~6.果実は長さ2センチ前後。先端には2本の鋭い嘴があり、棘は全面に生え先が鉤状に曲がる。この棘が動物等にひっつき散布されるということですが、川沿いの群生を実際にみると、水の影響は大きいと思ってしまいます
「2」「3」「4」「5」「6」
「オオオナモミ ~オナモミよりもトゲ大」


7.川から少し入った所でも、地盤が低いせいかオオオナモミがありました。水がたまっていたのかもしれません。(古そうな舟です)
きれぎれの風彩 「オオオナモミ」1-7


果実は褐色に熟します。今回調べながらその果実の画をいろいろ拝見しましたが、その褐色の果実の集まりは見たことがあります。
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| 草本(草花・野草) | 23:06 | comments:10 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

こんにちは

これが全部オオオナモミですか。すごいですね。子供の頃は、セーターに付けたりして遊んだ記憶があり、身近な植物だったと思います。今は、なかなか見られなくなりましたが、あるところにはあるんですね。

| 多摩NTの住人 | 2015/11/10 08:10 | URL | ≫ EDIT

1枚目の写真は、これはわざわざオオオナモミを栽培しているのではないか、と見えますね。
まさかねぇ。
オオオナモミも絶滅危惧種になっているのでしょうか。

| ディック | 2015/11/10 21:45 | URL | ≫ EDIT

ひっつき虫の代表格です。
でも最近はアメリカセンダングサにお株を奪われているようです。

| 山小屋 | 2015/11/12 12:50 | URL | ≫ EDIT

オオオナモミも、初めて知りました。
見たことあるのかもしれませんが、植物の名前は少ししか知りませんので。
絶滅しそうなのですか。
外来種が増えて、日本古来の植物が減っているのですね。

| ringo | 2015/11/15 09:54 | URL | ≫ EDIT

多摩NTさん こんにちは

丈は低いのですが、とにかく多数生えていました。
ここだけに何故大発生しているのか理由は分かりませんが、
ある所にはあるというのが本種の特徴のようですね。

| 山ぼうし | 2015/11/15 12:30 | URL |

ディックさん こんにちは

栽培はイイですね(笑)。確かにそんなふうに見えますね。
でも、どうせなら食べられるものを・・・。
外来種のオオオナモミは、拡大傾向ですが偏った発生をしているようですよ。

| 山ぼうし | 2015/11/15 12:30 | URL |

山小屋さん こんにちは

アメリカセンダングサ?名前で分からなかったので調べてみると、このひっつき虫は知っています。深くささりますね。ジーパンでもザクっとささります。しかも、取りにくい。

| 山ぼうし | 2015/11/15 12:31 | URL |

ringoさん こんにちは

古来の植物は減り続けていますよね。
たぶん少しずつ長い時間をかけて変わるのであれば、植物でも対応できるようになると思いますが、人による環境変化は植物にとって急激なのでしょう。私にとっても急かな~。

| 山ぼうし | 2015/11/15 12:31 | URL |

オナモミすら見たことがない、と書きましたが、昨日あるところでしゃがみ込んでアザミなど撮っていて、歩き始めたらカメラのストラップに何か絡まっている。
オナモミの実でした。それから少し戻って捜してみても見つからない。
なかなかうまくはいかないものです。

| ディック | 2015/11/17 23:31 | URL | ≫ EDIT

ディックさん こんにちは

知らぬ間にオナモミの実が!
それこそ、ひっつき虫の面目躍如ですね~。
冬になって残っていれば見つけやすいかな~と思っています。

| 山ぼうし | 2015/11/20 12:41 | URL |















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