きれぎれの風彩(ふうさい)

庭木や植物、自然やエコを中心に…関心のあること、気になったことを綴っています。

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

キリ ~果実と花芽/幼木の生長

元荒川緑地の隣(上流側)には岩槻文化公園があり、その川沿いの方でキリを見つけました。キリは小さい頃にそれとなく見ていた樹です。〈散歩日:11月1日〉

キリ(桐)は、ゴマノハグサ科(orノウゼンカズラ科)キリ属の落葉広葉樹で、日本では古くから栽培され野生化しています。材としては軽く湿気を通さず狂いが少ないことから、用途としては特に桐箪笥が有名(あと高級品を入れる箱や琴・琵琶などの楽器にも)。また、伝統的に神聖な木とされ、家紋や紋章の意匠に取り入れられています。

〔Webで確認した特徴〕
・成長はきわめて早い(特に若木)とされ、樹高は10メートルを超えます
葉は対生し、幅の広い卵形。大形で葉の長さは15~30センチになり、長い柄がつく。(若い樹では、葉は五角形で、長さ50センチ以上にもなる)
花は枝先に大きな円錐花序をだし、淡い紫色の花をたくさんつける。花冠は長さ5センチほどで、先端は5裂し、外面に毛がある。花期は5月~6月
・果実は3センチほどの卵型のさく果で、熟すと2つに裂けて翼のある種子を放出

1.枝が横にも張り出し、整った樹形に見えました
2.熟して裂けた果実がほとんどですが、未熟な果実も残っています。大きい葉あり
3~5.秋には既に翌年の花芽がつきます。長さ約1センチで短い毛(?)が密生しています。この時季、今年の果実と来年の花芽が混在します
「1」「2」「3」「4」「5」
「キリ ~果実と花芽」

名前は、切ればすぐに目を出して生長することから、「切る」の名詞形でキリになったとの説があります。(諸説あるようです)


≪キリの幼木≫
昨年、北本自然観察公園で倒木から芽吹いた様子を見ていました。キリとは思いましたが、近くに成木がなくそのままにしていました。(お蔵入りになるところでした)

6.2014/04/27 倒木からの芽吹きと変わった葉の様子が目にとまりました
7.2014/05/11 草のようにいきなり大きくなっていました
8~9.2014/06/15 キリの幼木の葉が大きいことを知りませんでしたので、この葉の大きさに驚くとともに、ひょっとしたら別の何か?とも疑いました
10.2014/08/02 短期間で、高さはかなり伸びました
「6」「7」「8」「9」「10」
「キリ ~幼木の生長」


桐屋さん(桐製品の製造・販売)のWebサイトに興味深い記述がありましたので転記します。
~キリが属するゴマノハグサ科は世界で180属3000種あるそうですが、高木となるのはキリ属だけで他のほとんどが草本。また、桐の木の中心部は必ず穴があいて空洞となっていますが、この空洞は苗木の段階からあり、それはあたかも草の茎そのもの。
桐を育ててみると桐は草の仲間だと実感します。1~2年目はするすると伸びて、まるで大きなヒマワリといった印象です。その後、年々木らしくなってきます。~

生長の早さは草本の遺伝子?があるのかもしれません(根拠はありません)。


≪郷愁≫
キリという樹には少し懐かしさを感じます。実家にいるころ、敷地内に1本だけキリがありました。昔のことですし、家の裏側(北側)なのでよけいに覚えが薄いのですが、2階建ての屋根を超える高さがあったと思います。
私が小学校の頃(?)、家を半分建て替えた際も伐られることなく、でも道路も家屋も近いので低い所に枝はなかったと思います。また、雪の上に果実や小枝が落ちている光景が頭に浮かびます。
その後、実家が近くに引越し更地にする時にはキリもなくなっていました。材として使ったのか?売れたのか?とっくに処分していたのか?既に実家から出ていた私には分かりません(ということを想い出しました)。今度、聞いてみようと思います.
スポンサーサイト

| 落葉高木 | 23:26 | comments:10 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

ゴマノハグサ科

おはようございます。

その分類に驚いています。
桐は木本類。こう思っているのですが、
分類上は草本類になるのでしょうか。
切ってみますと似た感じのものに
ウツギがあります。こちらはどうなん
だろうかなんて思っています。
まぁ、幹に空洞はないですけどそれら
しい印象があるものですから。


| 地理佐渡... | 2015/11/18 06:52 | URL | ≫ EDIT

桐の成長

過程を見せていただきました。
桐の花は紫でしたか?
きれいな花です。果実たのもしそうですね。

成長が早くある地方〈忘れましたが)では昔女のお子が生まれると桐を植える習慣があるとか・
お嫁に出す時桐たんすを作るためとか?
定かでわありませんが。
そんなお話を聞きました。〈笑い)
お写真綺麗です。

| ころん | 2015/11/18 20:10 | URL |

キリの木はかなり大きくなるので、よく目立ちます。
春はムラサキ色の花をたくさん咲かせます。
遠くからみるとフジの花とよく間違えます。
材は軽いので、タンスに使われています。
新潟では加茂の桐ダンスが有名です。
川が氾濫してタンスが流された時にも中の着物が濡れなかったという話もあります。

| 山小屋 | 2015/11/19 06:59 | URL | ≫ EDIT

こんにちは

キリの幼木の葉っぱはものすごく大きいですよね。以前、道端に生えているのを見て、何の樹だか全くわからなかったことがありました。あれだけ大きければ、光合成も活発にできて、成長が早いのに納得です。

| 多摩NTの住人 | 2015/11/19 08:10 | URL | ≫ EDIT

キリ(桐)は近くで見られるところがなくて、舞岡公園に行けばあるけれど、3、4カ月に1回くらいしか行かないので、花も実もいつも時季外れになってしまいます。
箪笥ではお馴染みなのに…。

ところで「ヨモギハシロケタマフシ」ではないか、というご指摘。確かに漢字を当てはめるならそちらのほうが納得がいきますね。これって「ヨモギハシロタケマフシ」で通している図鑑やサイトもあるし、結局よくわかりません。

| ディック | 2015/11/19 20:23 | URL | ≫ EDIT

地理佐渡さん こんばんは

私も驚きました。木本ですが材を扱う方は草本に近いもののように感じているのでしょうね。材の柔らかさも普通の木本と全く違いますし。

| 山ぼうし | 2015/11/21 00:55 | URL |

ころんさん こんばんは

いえいえ、そういう話は実際あったのではないかと思います。
婚礼箪笥が桐箪笥だったら素晴らしいですもんね。
(上はオリンパス、下はリコーなんです~)

| 山ぼうし | 2015/11/21 00:57 | URL |

山小屋さん こんばんは

キリの花も覚えていますが、全体的には華という感じではなかったと思います。
キリは水に浸かると膨張するので、隙間がなくなり水を通さなくなるようですね。

| 山ぼうし | 2015/11/21 00:57 | URL |

多摩NTさん こんばんは

幼木の幹や樹形の大きさに対して葉の大きさはスゴイですね。
皆が驚くのではないでしょうか。

| 山ぼうし | 2015/11/21 00:58 | URL |

ディックさん こんばんは

花木としては目立つようで目立たない存在でしょうか。でも、唯一無二ですね。

ヨモギの虫こぶは不思議ですね。何故2通りの名があるのでしょう。それに文字数多いです~。

| 山ぼうし | 2015/11/21 00:58 | URL |















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://ino1127.blog57.fc2.com/tb.php/733-2d4defe9

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT